2015年04月12日
Dixie Chicks
カントリーソング。
日本でのその言葉の響きは、田舎、農家、畑、牧草、土埃......。
そんなイメージがあるのではないでしょうか?
John Denver が Country Roads Take Me Home〜♪と歌っている姿が一番頭の中に浮かんできたりして。
アメリカでカントリーといえばスポーツでいうところのアメリカンフットボールといった位置づけでしょうか。
日本ではメジャースポーツが野球、相撲、サッカーといったところですが、アメフトとなればなかな馴染み無くかわからないといった所です。
そのカントリーの世界の中に強く光輝く存在として思えてしまうグループが(個人的にです笑)
Dixie Chicksです。
Natalie Maines(Vocals, guitar, bass)
Emily Robison( banjo, dobro, guitar, bass, mandolin, accordion, and sitar)
Martie Maguire(Violin, viola, acoustic guitar, double bass, mandolin, backing vocals)
この多才な3人からなるカントリーグループです。ちなみのエミリーとマーティーは実の姉妹。でナタリーは義理の妹なのだそう。
もともとエミリーとマーティー姉妹から始まったグループで当初Voはナタリーではありません。
2代目のVoとして選ばれたのがナタリーでした。昔聞いたインタビューで、加入のいきさつをナタリーが答えていたのですが「街で一番大きな声の女の子だったから。」といっていました。
確かに声が大きいです。大きいというか声量があるといった方が正しいのでしょうね。とにかく歌上手いです。
そして二人姉妹の何でも弾きこなす多才には驚きです。
Travelin' Soldierはブルースロビンソンというシンガーソングライターが発表した曲ですが今はDixie Chicksの代表曲の一つにもなっています。歌詞の内容は戦地へ赴く18歳の少年と偶然知り合った女の子の話しで、戦場から女の子へ手紙がきて.....といった内容。
「Never more to be alone when the letter said
A soldier's coming home
あなたはもう 独りじゃない
無事に帰って来ると手紙に書いてね」
「And I close my eyes and see your pretty smile
目をつむると きみのかわいい笑顔が浮かんでくるんだ
Don't worry but I won't be able to write for awhile
しばらく手紙を出せなくなるけど 心配しないで」
「Never more to be alone when the letter said
A soldier's coming home
私はもう 孤独じゃない
手紙が 彼はきっと帰って来ると語っているから」
「For a list of local Vietnam dead
ベトナムで戦死された、地元出身の方々のお名前を読み上げます
Crying all alone under the stands
Was a piccolo player in the marching band
会場内で泣いているのは
楽隊のピッコロ奏者だけだった
And one name read but nobody really cared
そして、ある名前が読み上げられた時
誰もまったく気にかけてはいなかった
But a pretty little girl with a bow in her hair
リボンで髪を束ねた 1人のかわいい女の子を除いては」
といった内容。
Dixie Chicksはイラク戦争を始めた当時のアメリカ大統領であったブッシュを批判しました。「私はテキサス州出身者として、ああいう大統領を出したことを恥じている」
この発言から彼女たちの苦難の道が始まります。ナタリーの家には銃弾まで打ち込まれたそうです。
ラジオ局の出演も無くなり、曲も流れることがなくなりました。CDも集められてブルドーザーで破壊されるパフォーマンスを見せ付けられたり......。カントリーの世界では「禁句」だったのです。同様に批判を繰り返すアーティストは他にもいました。その代表となるPearl Jamなんてどうどうと批判してましたし。でも彼女たちの世界ではいけないことだったのです。
それから数年後.....。戦争も一応終結し、国際世論ではブッシュ大統領へのイラク攻撃について懐疑の目が向けられるようになったころ、Dixie Chicksはその全てのアンサーソングとなる曲を発表します。
Not Ready To Make Nice
「I'm not ready to make nice
I'm not ready to back down
I'm still mad as hell and
I don't have time to go round and round and round
It's too late to make it right
I probably wouldn't if I could
'Cause I’m mad as hell
Can't bring myself to do what it is you think I should
What it is you think I should
いい子になんてぜったいできない
引き下がるのだってムリ
死ぬほどアタマに来てるし 引きまわされてるヒマもない あっちやこっちに
正そうとしても手遅れ
できたとしてもしないけど
だって死ぬほどムカついてる やらせようったって 言うことなんか聞いてやらない
思いどおりにはならないから」
この曲が発表されて初めて聴いたときには思わずガッツポーズでしたね。笑
どんな逆境でも信念を貫き、まわりを見方につけていく力。
今後も輝き続けるグループにちがいありません。
でも本当の彼女たちの魅力は、そんなところではないのですが。
まったりと午後の田舎の風に吹かれながら、珈琲でも飲むのにぴったりの音楽なのです。
是非!聴いてみてください。笑
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日本でのその言葉の響きは、田舎、農家、畑、牧草、土埃......。
そんなイメージがあるのではないでしょうか?
John Denver が Country Roads Take Me Home〜♪と歌っている姿が一番頭の中に浮かんできたりして。
アメリカでカントリーといえばスポーツでいうところのアメリカンフットボールといった位置づけでしょうか。
日本ではメジャースポーツが野球、相撲、サッカーといったところですが、アメフトとなればなかな馴染み無くかわからないといった所です。
そのカントリーの世界の中に強く光輝く存在として思えてしまうグループが(個人的にです笑)
Dixie Chicksです。
Natalie Maines(Vocals, guitar, bass)
Emily Robison( banjo, dobro, guitar, bass, mandolin, accordion, and sitar)
Martie Maguire(Violin, viola, acoustic guitar, double bass, mandolin, backing vocals)
この多才な3人からなるカントリーグループです。ちなみのエミリーとマーティーは実の姉妹。でナタリーは義理の妹なのだそう。
もともとエミリーとマーティー姉妹から始まったグループで当初Voはナタリーではありません。
2代目のVoとして選ばれたのがナタリーでした。昔聞いたインタビューで、加入のいきさつをナタリーが答えていたのですが「街で一番大きな声の女の子だったから。」といっていました。
確かに声が大きいです。大きいというか声量があるといった方が正しいのでしょうね。とにかく歌上手いです。
そして二人姉妹の何でも弾きこなす多才には驚きです。
Travelin' Soldierはブルースロビンソンというシンガーソングライターが発表した曲ですが今はDixie Chicksの代表曲の一つにもなっています。歌詞の内容は戦地へ赴く18歳の少年と偶然知り合った女の子の話しで、戦場から女の子へ手紙がきて.....といった内容。
「Never more to be alone when the letter said
A soldier's coming home
あなたはもう 独りじゃない
無事に帰って来ると手紙に書いてね」
「And I close my eyes and see your pretty smile
目をつむると きみのかわいい笑顔が浮かんでくるんだ
Don't worry but I won't be able to write for awhile
しばらく手紙を出せなくなるけど 心配しないで」
「Never more to be alone when the letter said
A soldier's coming home
私はもう 孤独じゃない
手紙が 彼はきっと帰って来ると語っているから」
「For a list of local Vietnam dead
ベトナムで戦死された、地元出身の方々のお名前を読み上げます
Crying all alone under the stands
Was a piccolo player in the marching band
会場内で泣いているのは
楽隊のピッコロ奏者だけだった
And one name read but nobody really cared
そして、ある名前が読み上げられた時
誰もまったく気にかけてはいなかった
But a pretty little girl with a bow in her hair
リボンで髪を束ねた 1人のかわいい女の子を除いては」
といった内容。
Dixie Chicksはイラク戦争を始めた当時のアメリカ大統領であったブッシュを批判しました。「私はテキサス州出身者として、ああいう大統領を出したことを恥じている」
この発言から彼女たちの苦難の道が始まります。ナタリーの家には銃弾まで打ち込まれたそうです。
ラジオ局の出演も無くなり、曲も流れることがなくなりました。CDも集められてブルドーザーで破壊されるパフォーマンスを見せ付けられたり......。カントリーの世界では「禁句」だったのです。同様に批判を繰り返すアーティストは他にもいました。その代表となるPearl Jamなんてどうどうと批判してましたし。でも彼女たちの世界ではいけないことだったのです。
それから数年後.....。戦争も一応終結し、国際世論ではブッシュ大統領へのイラク攻撃について懐疑の目が向けられるようになったころ、Dixie Chicksはその全てのアンサーソングとなる曲を発表します。
Not Ready To Make Nice
「I'm not ready to make nice
I'm not ready to back down
I'm still mad as hell and
I don't have time to go round and round and round
It's too late to make it right
I probably wouldn't if I could
'Cause I’m mad as hell
Can't bring myself to do what it is you think I should
What it is you think I should
いい子になんてぜったいできない
引き下がるのだってムリ
死ぬほどアタマに来てるし 引きまわされてるヒマもない あっちやこっちに
正そうとしても手遅れ
できたとしてもしないけど
だって死ぬほどムカついてる やらせようったって 言うことなんか聞いてやらない
思いどおりにはならないから」
この曲が発表されて初めて聴いたときには思わずガッツポーズでしたね。笑
どんな逆境でも信念を貫き、まわりを見方につけていく力。
今後も輝き続けるグループにちがいありません。
でも本当の彼女たちの魅力は、そんなところではないのですが。
まったりと午後の田舎の風に吹かれながら、珈琲でも飲むのにぴったりの音楽なのです。
是非!聴いてみてください。笑
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