2019年10月20日
株やFXよりもリスクが高い銀行預金! その理由とは?
株やFXよりもリスクが高い銀行預金!その理由とは?
銀行預金といえば、
低リスクな運用先 で、絶対損をしないから安心だと思う!
その理由が、銀行にお金を預けていれば、元本割れすることなく利息が受け取れる
普通預金や定期預金は保護の対象となり、万が一金融機関がつぶれたとしても1,000万円までの預金と利息は保証される
考え方を日本円の価値へ身を向けると、答えは変わってきます
銀行預金はノーリスクで運用できると思っていますが、将来的な日本円の価値ということは、考慮されていません
現在の日本では、この将来的な円の価値を換算すると、銀行預金はリスクの高い運用先となるのです
日本円の将来価値の計算方法
通貨の将来価値を出すには物価上昇率を使います。
2018年の物価上昇率は1.0%で、2017年に比べて、1.0%分だけ商品やサービスの値段が高くなったということです
言い方をかえれば、2017年より1.0%分だけ日本円の価値が下がった(円安)ことになります
2017年には100円で買えた商品が、2018年になると101円出さないと買えないので、日本円をそのまま保有していると単純に1.0%分を損していることになります
銀行にお金を預けると、元金には利息が付いてきますが、基本的な金利としては、
普通預金は0.01%
定期預金だと0.1%
現在の日本は
大規模な金融緩和を行い、できるだけ金利を低く抑え、物価を高くするような政策をとっていて、銀行預金の金利よりも、物価上昇率のほうが高くなっています
銀行に預けるほど損をするしくみとは?
100万円を定期預金に預けると、金利は0.1%なので、1年間で得られる利息は1,000円
この1年間の物価上昇率が1%だとすれば、昨年まで100万円の価値だった商品は今年は101万円
この一年で、1万円だけ日本円の価値が下がったことになりますが、銀行預金で得た利息は1,000円です
金利の低い銀行預金に預けても、その利息を上回る勢いで物価が上昇していき、預金すればするほど損をしている事になります
お金を増やすには物価上昇率よりも高い利益率が必要
資金を運用する際は、単なる金利や利益率だけではなく、物価の変動も考慮に入れて見ることが重要
近年の日本では、およそ0.5〜1.0%の間で物価が上昇しています
少なくとも1.0%以上の利益率を見込める投資先でなくては、最終的に損をしていることになります
株やFXの場合
元本割れのリスクはあるが、
低リスクの運用方法でも1.0%以上の利益率を出すことは可能
普通預金や定期預金は自分の力だけで利益率を改善することはできません
損をしないために正しい運用先を見定める
1970年代の高度成長期には、日本の普通預金の金利が3.0%を超え
銀行が非常に魅力的な運用先の一つでした
現在は空前の低金利時代で、銀行にお金を預けているだけでは資金を増やすことは難しいです
リスクを取りたくないし、お金は増やしたい方でも、今後は多少のリスクを覚悟してでも、正しい運用先を見定めていく必要があります
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