2020年10月20日
店内は客が少ないのに! 25年連続増収! 西松屋がコロナ禍でも絶好調の理由 ?
店内は客が少ないのに!
25年連続増収!
西松屋がコロナ禍でも絶好調の理由 ?
コロナ禍でも業績好調の西松屋チェーン
店内は客が少ないのに?
なぜ成長を続けられるの?
同社の非常識経営?
コロナ禍でアパレル業界が不振に陥り、店舗を持つ小売業が苦戦中
一方、業績を拡大させている企業
それが西松屋チェーンです
西松屋はしかも、縮小が続く子ども服の販売を商売の軸にしているのです
「アパレル」
「子ども服」
「小売業」
といえば、一般的には三重苦の商売です
2021年2月期には単独税引き後利益が前期比5倍になりそう!
いつもガラガラ
人のいる気配がないにもかかわらず
店舗数はすでに1000超え
さらに出店増加中です
西松屋だけがなぜ伸びるの?
一般的な常識を打破する西松屋の経営手法で、コロナ禍でも伸びる小売・サービス業界の成長因子とは?
コロナ禍では「アパレル」「子供服」「小売業」は三重苦のはず
なのに、なぜ好調なの?
西松屋は不況に強い企業!
西松屋は21年度の数値予測を上方修正
売上高予想が前期比9%増の1560億円
経常利益は同3.7倍の88億円
単独税引き後利益は同5.2倍の56億円
6月に発表した業績予想をさらに上回るという予測です
緊急事態宣言の影響もあり、
一時は40店舗程度を休業し、
業績を落とした月もありました
しかし、客数、客単価共に伸ばし、全店売上高は今期の累計でも113.6%と2桁の伸びとなっています
実は
9年前の11年ごろにも
16期連続増収企業として注目されています(東日本大震災があった年で日本全国が不況に陥りました)
同社は世の中が景気後退局面に入り、デフレ傾向が強まると非常に強さを発揮する、まさにリセッションブランドなのです
毎日の子育てが楽しくなるような、豊かなくらしを実現したい
そのためにお客さまに満足していただける品質の商品をどこよりも低価格で、最も便利に提供していきたいと常に考えている
同社が徹底的に
店舗にかかるムダを省き
ロスをなくし
余分な経費を削って、その分をより魅力的な商品開発につなげていきたいと考えている
同社がターゲットとしている
子育て世帯にとって一番の課題は何かを突き詰めた結果、子育て世帯の可処分所得が下がり続けていることに行き着いたのでは?
ですから同社は
399円の半袖Tシャツ
1万円以下のベビーカー開発といった、いわゆるキュッキューのオリジナル商品をメーカーと共同で開発
一定以上の粗利を確保し
低価格を実現させる商品開発に力を入れている
POSで売れ筋を徹底管理する新商品管理システム
取引先と作ってきた物流システム
そして他社を圧倒するこの商品開発力が同社を躍進させてきたのです
西松屋の商品開発にかける努力はすさまじいものがあります
西松屋の開発担当者は
品質に関して疑問を抱いたり
原価低減に向けて取り組む余地があると考えたりすると
海外の生産工場にまで一緒に出向き、その生産ラインを徹底的に研究
ムダを省く提案をし、西松屋の取る粗利を確保しつつ、最終的には業界最安値の商品価格を設定してしまっているのです
結果的に
2000年には29.1%だった粗利率
20年度には34.8%にまで高める事になったのです
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