2019年09月10日
日本だけなの? ハーゲンダッツのアイスクリームが高価な3つの理由?
日本だけなの?
ハーゲンダッツのアイスクリームが高価な3つの理由
高級アイスクリームのイメージが強いハーゲンダッツ
ハーゲンダッツの母国アメリカではお手頃な価格で売られている
なぜ日本では高価なのか?
高価な理由は3つ
1、ハーゲンダッツは1961年にニューヨークで生まれたアイスクリームブランド
日本に上陸の1984年当時の日本では、アイスクリームは子供のための食べ物といったイメージが強かった
大人向けのご褒美スイーツといった高級路線に設定し、あえて価格を高くすることで、大人の購買層を獲得した
アイスクリームを子どもっぽい食べ物から大人も楽しめる食べ物というイメージに塗り替えた
2、ハーゲンダッツのアイスクリームは、材料にこだわることでコストがかかっている
日本では、食品衛生法の「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」および「食品、添加物等の規格基準」により
アイスと総称で呼んでいる食品の種類が定められている
◎種類別 アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 うち乳脂肪分8.0%以上)
◎種類別 アイスミルク(乳固形分10.0%以上 うち乳脂肪分3.0%以上)
※牛乳と同程度の乳成分を含む。植物油脂使用の可能性もあり。
◎種類別 ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
※植物油脂使用の可能性もあり。
◎種類別 氷菓(乳固形分はほとんどなく、果汁等から作られたアイスキャンディーやかき氷)
ハーゲンダッツのバニラは、乳脂肪分が15.0%、アイスクリームに分類される
ハーゲンダッツのアイスクリームは空気の含有量を極力低く抑えることで、コクのあるクリーミーな味わいを実現
空気が少ない分、材料を多く使っていることに
ハーゲンダッツのバニラの原材料は、クリーム、脱脂濃縮乳、砂糖、卵、バニラ香料のみ
北海道根釧地区の牛乳
日本では希少なマダガスカル産のレッドバニラビーンズを使用
添加物を使わず、卵黄の中のレシチンに乳化作用
脱脂濃縮乳の中のたんぱく質に安定作用を担わせている
3、ハーゲンダッツがコストをかけているのは?
アイスクリーム材料だけでなく、品質管理も同様
ハーゲンダッツは無添加のため、温度変化に弱く、
アイスクリームは温度が上がると、内部の氷の結晶が大きくなる
安定剤や乳化剤を使用すれば、それを防ぎやすいが、なめらかさを失ってしまう
材料中の成分にその役割を求めても限度があり、ハーゲンダッツのアイスクリームは、工場出荷から店頭に到着するまで、店頭においても温度管理の失敗が致命傷になり、温度管理、品質管理にコストをかけている
(ハーゲンダッツは、店頭で他のアイス類とは隔離された別コーナーに配置)
原料選び、品質管理においては独自のこだわりに、他とは一線を画している
ストロベリー味を作る際、最適なストロベリー探しに3年、開発に3年、合計6年かけたわけです
高価な理由を知ると、購入後の自宅までの温度管理もぬかりなくと思ってしまいます
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