とりやんさん

EP2

EP1では問題という言葉を禁止し代わりに仕事という言葉を使うようにした。
その結果は誰も落ち込むということがなくなった。
しかし、従業員は何かしらの課題を抱えて社長室に入ってくる。

「社長！仕事が来ました！」
「どういう仕事かな？」
「お客様からクレームが入りました」
「どんなクレームかな？」
「商品の不具合だそうです」
「そうか、じゃあ、商品改善しなくてはな！」
「では商品の改善に努めます」

これもクレームの処理と商品改善。
会社ではこれらを改善するとこは当たり前なのだ。
そして会社ではこのような取り組みは当たり前なので誰も落ち込むことはない。
さらに自分たちの気持ちをコントロールできるようになったのだ。
そしてこの会社は成功を収めることとなった。
ここで考えてほしいことは私たちのごく自然な状態は弱いものでもマイナスなものでもない。むしろプラスのものなのだ。
そして成功というもの自体が私たちの本来の姿以外何物でもないのではないか。
私はそう感じる。