2022年01月13日
19.「三国志 Secret of Three Kingdoms」
このドラマはその名、「Secret」の通り「秘密」なのです
「三国志」はとても人気のある題材なので、小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画などたくさんの作品があり、わたしも一通りは読んだり、観たりしましたが
この作品は「この視点はなかった!!」とかなり驚かされました
その名の通り「秘密」なので内容は言えませんが、
かなり大胆な角度からのドラマなので、1話目からぐいぐい引き込まれる感じでした
だいたい他のドラマは最初の3話〜5話くらいは「我慢」して内容に慣れていかなければなりませんが
「三国志」というベースがあった事と、
1話目から「なにかあるぞ」という期待感を持たせるドラマだったので
全54話ですが、あっという間に観終わりました
タイトル通り、時代は「三国志」の時代、約1,800年前
「三国志」を語るには「曹操」という人物を外す事はできませんが、
「三国志」の時代は、曹操が孫権の武将である周瑜によって208年「赤壁の戦い」で敗れ、
中国統一を果たせなかった・・・
しかし、その曹操の息子、
曹丕(文帝)が建国した「魏」
劉備の「蜀」
孫権の「呉」この3国がせめぎあった時代
ですが、このドラマはまだ曹操が敗られる前、
漢帝国の最後の皇帝である「献帝」を操り、中国統一を目指した時代のお話なので、
舞台は「魏」だけなので、「三国志と言えばー」の劉備も孫権も出てきません
劉備も孫権も出てこない「三国志」は初めてです
そして曹操も現役バリバリ、息子の曹丕はまだひよっこのような時代のドラマです
曹操の傀儡のような、存在感の薄い「 献帝・劉協」を演じるのは、マー・ティエンユー
最初の頃の弱々しさが「存在感の薄さ」にピッタリです
そしてこの秘密の計画を進める「強い女性」2人
献帝の妻(皇后)、伏寿(ふくじゅ)と献帝の兄嫁(兄の劉弁は死亡)唐瑛
伏寿役はレジーナ・ワン
唐瑛役はドン・ジエ
「秘密」はこの3人で決行しますが、途中から「献帝」の「幼馴染」という設定の「司馬懿」役のエルビス・ハンが「秘密」に加わります
でも「秘密」は必ずどこかでボロが出ます
4人は必死に「秘密」を守ろうとしますが、怪しむ人たちも多々出てきます
それでも「秘密」は守り抜かなければなりません
「秘密」って自分で抱えるのは勝手だけど巻き込まれた方は厄介ですよね・・・
この皇后と前皇后、2人の女性が考えた「秘密」は綿密な計画によって実行されていきます
そして男性2人は「仕方なく」巻き込まれてしまいます
いいドラマに欠かせないのは「伏線」
前半で伏線を張っていって、中盤から後半にかけて上手に回収する、のがいいドラマの条件だと思います
このドラマはまさに満点!!
そして最後の着地点もバッドエンドではなかったので、おススメドラマの1つに入れています
「全54話」と聞くと長く感じられるかもしれませんが、
起承転結がしっかりしたドラマで、きっちり完結しているので大丈夫です
歴史的事実の「柱」は失わず、その中で多くの脚色があり、
献帝と司馬懿のブロマンス・数組の恋愛要素も盛り込まれています
「秘密」を訝しがる人たちが、献帝・劉協の堂々とした態度、
あの曹操の前でも怯まない態度を称賛し、
民を思う平和的な想いに心打たれ、
段々と「訝しがる」よりも、逆に「そうあってほしい」と願う気持ちの変化も見どころです
それと同時に皇后・伏寿が
だんだんと「劉協」を認め、信じ、頼り、それが「愛」に変わっていく様子も繊細に表現されています
献帝・劉協--- マー・ティエンユー/馬 天宇/1986年7月12日/180cm
皇后・伏寿--- レジーナ・ワン/万茜/1982年5月14日
前皇后・唐瑛--- ドン・ジエ/董潔/1980年4月19日
司馬懿--- エルビス・ハン/韓東君/1992年7月21日/182cm
曹操---ツェー・クワンホウ
曹丕---タン・ジェンツー/檀健次/1990年10月5日/174cm/MIC男団
曹節---ワン・ユーウェン/王玉雯/1997年5月28日
荀ケ---ジーン・オウ
郭嘉---サニー・ワン
「三国志」は小説も漫画も読んだし、映画(レッドクリフ)でも観てたので、
内容の分かってるドラマなら今更観る必要はないか、と後回しにしてたのですが、
まさかこんなに好きなドラマの1つになるとは思いませんでした
そして最初は弱々しい献帝役のマー・ティエンユーがどんどん自信をつけていき、
立派な「皇帝」になるのが楽しみでした
最後はマー・ティエンユーロスになる程、彼のファンになりました
女性陣も美人さんが多く、
特に皇后役のレジーナ・ワンは本当は「秘密」が怖いのに、それを悟られないよういつも自分を律し、
威厳ある姿を「演じている」のが見てて痛々しく、
もっと誰か(献帝)に頼ればいいのに、
なんで1人で(実際「秘密」は3人、後に4人で抱えるものでしたが)抱え込むの?と、(わたしならゼッタイ無理!!)と心配になりました
しかし、逆境に於いても凛とした姿はとても美しかったです
配役では前皇后の唐瑛の師弟として「将夜」で隆慶王子を演じたクリス・スン、
その後に観た「霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜」のヒロイン、錦ベキのお父さん役がこのドラマで荀ケを演じたジーン・オウじゃないかな?と・・・こんな感じで「繋がり」を辿るのも楽しみの1つです
主役だけでなく、脇を固める個々の人物の個性も豊かでした
父親が偉大過ぎる為に心に闇を持つ曹操の息子の曹丕の葛藤
献帝に片想いする曹操の娘・曹節のせつなさ
知謀に長けてるのにわざと自堕落に生きる郭嘉、
それぞれの「心」も感じ取れる奥の深いドラマでした
伏線の張り方、回収、緻密に練られ実行されていく「計画」も最高でした
ファンタジー要素のない、本格的な歴史ドラマで見応え十分でした
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三国志
「三国志」はとても人気のある題材なので、小説・漫画・ゲーム・ドラマ・映画などたくさんの作品があり、わたしも一通りは読んだり、観たりしましたが
この作品は「この視点はなかった!!」とかなり驚かされました
その名の通り「秘密」なので内容は言えませんが、
かなり大胆な角度からのドラマなので、1話目からぐいぐい引き込まれる感じでした
だいたい他のドラマは最初の3話〜5話くらいは「我慢」して内容に慣れていかなければなりませんが
「三国志」というベースがあった事と、
1話目から「なにかあるぞ」という期待感を持たせるドラマだったので
全54話ですが、あっという間に観終わりました
時代は
タイトル通り、時代は「三国志」の時代、約1,800年前
「三国志」を語るには「曹操」という人物を外す事はできませんが、
「三国志」の時代は、曹操が孫権の武将である周瑜によって208年「赤壁の戦い」で敗れ、
中国統一を果たせなかった・・・
しかし、その曹操の息子、
曹丕(文帝)が建国した「魏」
劉備の「蜀」
孫権の「呉」この3国がせめぎあった時代
ですが、このドラマはまだ曹操が敗られる前、
漢帝国の最後の皇帝である「献帝」を操り、中国統一を目指した時代のお話なので、
舞台は「魏」だけなので、「三国志と言えばー」の劉備も孫権も出てきません
劉備も孫権も出てこない「三国志」は初めてです
そして曹操も現役バリバリ、息子の曹丕はまだひよっこのような時代のドラマです
女性2人の計画に巻き込まれる主人公
曹操の傀儡のような、存在感の薄い「 献帝・劉協」を演じるのは、マー・ティエンユー
最初の頃の弱々しさが「存在感の薄さ」にピッタリです
そしてこの秘密の計画を進める「強い女性」2人
献帝の妻(皇后)、伏寿(ふくじゅ)と献帝の兄嫁(兄の劉弁は死亡)唐瑛
伏寿役はレジーナ・ワン
唐瑛役はドン・ジエ
「秘密」はこの3人で決行しますが、途中から「献帝」の「幼馴染」という設定の「司馬懿」役のエルビス・ハンが「秘密」に加わります
でも「秘密」は必ずどこかでボロが出ます
4人は必死に「秘密」を守ろうとしますが、怪しむ人たちも多々出てきます
それでも「秘密」は守り抜かなければなりません
「秘密」って自分で抱えるのは勝手だけど巻き込まれた方は厄介ですよね・・・
この皇后と前皇后、2人の女性が考えた「秘密」は綿密な計画によって実行されていきます
そして男性2人は「仕方なく」巻き込まれてしまいます
綿密な伏線
いいドラマに欠かせないのは「伏線」
前半で伏線を張っていって、中盤から後半にかけて上手に回収する、のがいいドラマの条件だと思います
このドラマはまさに満点!!
そして最後の着地点もバッドエンドではなかったので、おススメドラマの1つに入れています
「全54話」と聞くと長く感じられるかもしれませんが、
起承転結がしっかりしたドラマで、きっちり完結しているので大丈夫です
歴史的事実の「柱」は失わず、その中で多くの脚色があり、
献帝と司馬懿のブロマンス・数組の恋愛要素も盛り込まれています
「秘密」を訝しがる人たちが、献帝・劉協の堂々とした態度、
あの曹操の前でも怯まない態度を称賛し、
民を思う平和的な想いに心打たれ、
段々と「訝しがる」よりも、逆に「そうあってほしい」と願う気持ちの変化も見どころです
それと同時に皇后・伏寿が
だんだんと「劉協」を認め、信じ、頼り、それが「愛」に変わっていく様子も繊細に表現されています
主な登場人物
献帝・劉協--- マー・ティエンユー/馬 天宇/1986年7月12日/180cm
皇后・伏寿--- レジーナ・ワン/万茜/1982年5月14日
前皇后・唐瑛--- ドン・ジエ/董潔/1980年4月19日
司馬懿--- エルビス・ハン/韓東君/1992年7月21日/182cm
曹操---ツェー・クワンホウ
曹丕---タン・ジェンツー/檀健次/1990年10月5日/174cm/MIC男団
曹節---ワン・ユーウェン/王玉雯/1997年5月28日
荀ケ---ジーン・オウ
郭嘉---サニー・ワン
感想
「三国志」は小説も漫画も読んだし、映画(レッドクリフ)でも観てたので、
内容の分かってるドラマなら今更観る必要はないか、と後回しにしてたのですが、
まさかこんなに好きなドラマの1つになるとは思いませんでした
そして最初は弱々しい献帝役のマー・ティエンユーがどんどん自信をつけていき、
立派な「皇帝」になるのが楽しみでした
最後はマー・ティエンユーロスになる程、彼のファンになりました
女性陣も美人さんが多く、
特に皇后役のレジーナ・ワンは本当は「秘密」が怖いのに、それを悟られないよういつも自分を律し、
威厳ある姿を「演じている」のが見てて痛々しく、
もっと誰か(献帝)に頼ればいいのに、
なんで1人で(実際「秘密」は3人、後に4人で抱えるものでしたが)抱え込むの?と、(わたしならゼッタイ無理!!)と心配になりました
しかし、逆境に於いても凛とした姿はとても美しかったです
配役では前皇后の唐瑛の師弟として「将夜」で隆慶王子を演じたクリス・スン、
その後に観た「霜花の姫〜香蜜が咲かせし愛〜」のヒロイン、錦ベキのお父さん役がこのドラマで荀ケを演じたジーン・オウじゃないかな?と・・・こんな感じで「繋がり」を辿るのも楽しみの1つです
主役だけでなく、脇を固める個々の人物の個性も豊かでした
父親が偉大過ぎる為に心に闇を持つ曹操の息子の曹丕の葛藤
献帝に片想いする曹操の娘・曹節のせつなさ
知謀に長けてるのにわざと自堕落に生きる郭嘉、
それぞれの「心」も感じ取れる奥の深いドラマでした
伏線の張り方、回収、緻密に練られ実行されていく「計画」も最高でした
ファンタジー要素のない、本格的な歴史ドラマで見応え十分でした
視聴方法
アマゾンprimeビデオ/U-NEXT/TSUTAYA TV/GEO DVDレンタル
(Huluは元々「華流時代劇ドラマ」が少ないので未検索、Netflixは会員以外検索不可)
わたしはprimeビデオで観ました
☆動画配信系サービスの中では月500円のプライムビデオがお安くておススメですー☆
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