2018年02月12日
素晴らしい曲
私の所属している
上田アンサンブルオーケストラの5月に行われる
定期演奏会の曲の練習が
本格的に始まりました。
メインはベートーベンの交響曲第五番ですが、
この曲が決まった時に、
正直なところ「ちょっとやりたくないな・・・」
と、内心思いました。
ベートーベンの5番と言えば
「ジャジャジャジャ〜ン」
あまりに有名すぎて、
演奏するのが恥ずかしい・・・
しかも、
普段からほとんど聴いていない・・・
しかし、演奏するにあたって、
細かい部分まで把握しなければならないので、
最近では、通勤の車の中でよく聴いています。
そして、改めて、
この曲って「素晴らしい曲だな」と思いました。
ベートーベンと言えば「運命」と言われるほど、
クラシックに興味のない人でも
この曲は知っていますよね。
でも、それは冒頭の部分だけで、
最終楽章までみっちり聴いたことがある人
は意外に少ないでしょう。
かくゆう私もそうでした。
実際に聴きこんでみると、
どの楽章もすべてが良く出来ていて、
これだけ有名になるのは
「ジャジャジャジャ〜ン」
が印象的というだけではないです。
本当に素晴らしい旋律が各所に出てくるし、
聴いていてワクワクします。
ベートーベンの交響曲といえば、
トランペットパートは吹き延ばしばかりだし,
あまり活躍するという印象が無かったのですが、
この曲はトランペットが大活躍します。
もちろん、吹き延ばしも多いし、
楽譜自体は単純ですが、
一つ一つの音がどれも重要で
無駄な音が一切無い(当たり前ですが・・・)。
2楽章の冒頭の
ビオラパートの旋律の美しいこと・・・
そして、クラリネット・ファゴットの旋律のあと、
トランペットとホルンが旋律を
受け継いで歌い上げる部分。
ヴァイオリンとヴィオラの三連符と絡み合って
とても気持ちがいいです
(もちろん上手く演奏できればですが)。
そして、ヴィオラとチェロパートの
細かく動く旋律の上でクラリネットが吹き延ばす
対旋律。これがまた素晴らしい。
ほんと、ただ音を吹き延ばして半音で上がる
というだけの旋律なのに、何て心地いいんだろう。
この旋律はあとでフルートにも出てきます。
3楽章の終わりからジワジワと終楽章に向かって、
いっきに終楽章の冒頭にくる部分は、
本当によく出来ています。
終楽章は、トランペットが大活躍ですが、
バテまくります。
一度曲が終りそうな感じになるのですが、
なかなか終らない・・・
最後にテンポが倍になって、
いっきに終曲に向かう。
マジで凄い曲です。
超有名になるのが分かります。
ベートーベンの交響曲すべてが、
素晴らしいですね。
もう一度、
全曲を聴きなおしてみようと思います。
やはり、聴くだけでなくて、
実際にオーケストラに参加して演奏してみると
より深く音楽に接することが出来ます。
ずっと、音楽を続けていて
本当に良かったと思います。
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