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posted by fanblog

2017年07月03日

全体が動くよ


クラシックのオケの場合、

トランペットが活躍するのは、

バロック時代かロマン派以降〜近現代の音楽になってしまいます。


トランペットという楽器がある程度自由に

音階を演奏できるようになったのは、

1815年頃にヴァルブ装置が発明されてからであり、

本格的にメロディー楽器として使われるようになったのは

19世紀末からです。


とくに社会人アマチュアオーケストラの場合は、

そんなに高度な曲はできませんから(とくにうちのオケの場合は)、

古典派〜初期ロマン派の曲が多いので、

演奏するのに休みのほうが多くて出番は極めて少ないです。


オケの練習の時は、

どうしても弦楽器や木管楽器主体の練習になってしまって

トランペット担当は休みの小節を

ひたすら数える・・数える・・(´・ω・`)


やっと出番が来たと思ったら、

その箇所で止まって、また弦楽器の演奏箇所から・・


そして、再び、休みの小節をひたすら数える・・

数える・・(´・ω・`)なんてことが多いです。


弦楽器や木管楽器なんかと譜面を見比べると、

これって同じ曲なの?ってくらい簡単そうに見えます。


でも、やっと出番になって失敗すると、

かなり目立ちます(当たり前ですが^^;)。


何時だっか、大分前の演奏会でしたが、シュトラウス二世の

「雷鳴と稲妻」を演奏したときのことですが…

本番、ボーっとしていて(あってはいけないことですが)

曲の最後のほうでリピートを飛ばしてしまって、

いきなりコーダにいってしまったことがありました。


私自身間違えたことに気づいていなかった・・


演奏会が終わってから、ファゴットの人に

「やってくれましたね」と言われましたが、

まだ自分では気が付かなかったです。

指揮者に言われて初めて気が付きました。


指揮者には「曲の進行を無視して、

いきなりコーダにいっちゃうんだから・・

皆、それについていくしかない・・

全くもって指揮者より偉いよ」なんて皮肉を言われました。


一応コンミス(うちのオケは女性です)に誤りにいったところ、

「あれ?どこか間違えました?」と言われました。


と言うことは、コンミスもトランペットに引っ張られて、

間違えに気づかずにコーダにいってしまったということです。


これってやっぱり…「指揮者より偉いじゃん!(^^)!」。


そうなんですよ。


トランペットの音一つで、オケ全体が動いてしまう。


オケのトランペットは、

出番こそ少ないですがとっても重要な楽器なんです。


でも、出番まで・・


休みの小節をひたすら数える・・数える・・(´・ω・`)




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Morifuku

中学時代、友人にそそのかされて入部した吹奏楽部。 もともと、吹奏楽なんてものには興味がなかった。 入部したものの、楽器の種類すら分からない。 とりあえずトランペットという楽器は知っていたので、やってみた。 これが私の音楽人生の第一歩。 今では、68歳になる老年ラッパ吹き。 トランペットは人生のパートナー。

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