山の音楽家

つい先日まで残暑が厳しくて、一体何時になったら涼しくなるのか‥と思っていましたら、ここ数日で急激に季節は秋に向かいつつありますね。

こちら長野では朝晩は寒いくらいです。

さて、先日のオケの夏のコンサートが終了して、二週連続でオケの練習が休みになります（しかも連休続き）。




オケは自分の楽しみでやっているとは言うものの、毎週日曜日が練習で潰れてしまうというのは、かなりシンドイです。

オケの練習が終わると、「明日から、また忙しい一週間が始まるのか‥」と毎回憂鬱になってしまいます。

社会人アマチュアバンドをやっている人なら、誰でもそのように思う事でしょう。

しかしながら、これが無くなったら、随分とつまらない人生になってしまいます。


私のトランペット人生は、すでに５０年以上になりますが、今だに上手くならずに、色々と悩んでいる日々です。

とりあえず、毎日楽器を吹くようにはしていますが、忙しさを理由に３０分ほど基礎練習をやるのがせいぜいです。

練習する度に、今だに「いまの吹き方（奏法）は間違っているのではないか？」と、毎回思います。

こんな年齢になっても、色々と吹き方を変えたりして安定した演奏ができるように試行錯誤していますが、結局最終的に行き着くところは‥「自分には才能が無い」という事。

練習出来ないのも、仕事が忙しいという事を言い訳にしています。

そんな自分が情けない‥

年数ばかりが無駄に過ぎていって、結局、惰性でラッパを吹き続けている自分がそこに居ます。


時間管理をマスターして、ゆとりのある生活を送る方法


しかし、止められないんですよね。

やはり音楽というのは、心を癒してくれるし‥こんな年齢になっても、ワクワクすることがあるし‥

それだったら、聴くだけに徹すればいいじゃ無いか！！

それも違うんですよね。

音楽というのは、聴くだけだと受け身の楽しみ方しか出来ませんが、楽器を演奏した瞬間から、音楽そのものに参加できるので、楽しみ方が倍増するのです。

それは、楽器を演奏したことがある人にしか分からない楽しみです。

楽器が上手く演奏できる人、人に感動を与えるような演奏が出来る人を、とても羨ましく思います。

そんな人たちを見て「才能があるから‥」と、それだけで自分と比較して、自分は駄目なんだと思うこと自体が
とてもナンセンスなことですよね。

そこには、信じられないような過酷な練習と努力が伴っています。

自分は一体どれだけ努力や練習をしているのか！！

そう考えると、何も文句は言えません。


時間管理をマスターして、ゆとりのある生活を送る方法


最近は上手くならない理由として、６５歳という年齢のせいにしてしまうことがあります。

これもまたナンセンス！！


大野俊三というJazzトランペット奏者がいます。


彼は音楽とは全く無縁の家庭環境に育ちながらも、

Jazzトランペット奏者として渡米して成功を納めて居ますが、

それまでに茨の道を何度も歩んでいます。



彼はすでに７０歳を超えています。

しかも、今尚、古い音楽スタイルに拘らずに、常に新しい音楽スタイルを探っています。

交通事故、癌との戦い・・

日本人にも、こんなに素晴らしいJazzトランペット奏者が居るのです。

今、私が最も尊敬し、目標にしている演奏家です。


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