2022年01月03日
首都圏 R02-032
医薬品の代謝、排泄及び体内での働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 肝機能が低下した人では、医薬品を代謝する能力が低いため、一般的には正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなり、効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
b 医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。
c 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、 一定以上の濃度で分布する必要がある。
d 多くの医薬品の有効成分は血液中で血漿タンパク質と複合体を形成しており、血漿タンパク質との結合は、緩やかかつ不可逆的である。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 肝臓・腎臓以外に、肺から呼気中への排出経路がある。
c 正
d 誤 血漿タンパク質との結合は、「速やか」かつ「可逆的」である。
a 肝機能が低下した人では、医薬品を代謝する能力が低いため、一般的には正常な人に比べて全身循環に到達する有効成分の量がより多くなり、効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
b 医薬品の有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、体外へ排出されるが、肺から呼気中へ排出されることはない。
c 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、 一定以上の濃度で分布する必要がある。
d 多くの医薬品の有効成分は血液中で血漿タンパク質と複合体を形成しており、血漿タンパク質との結合は、緩やかかつ不可逆的である。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 肝臓・腎臓以外に、肺から呼気中への排出経路がある。
c 正
d 誤 血漿タンパク質との結合は、「速やか」かつ「可逆的」である。
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