2022年01月03日
首都圏 R02-031
医薬品の有効成分の吸収等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 眼の粘膜に適用する点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。
b 坐剤の有効成分は、直腸内壁の粘膜から吸収され、容易に循環血液中に入り、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
c 錠剤、カプセル剤等の固形剤は、消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならず、小腸で有効成分が溶出するものが大部分である。
d 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 直腸内壁粘膜から吸収された場合、すぐに循環血液中に入るため初めに肝臓での代謝を受けない。
c 誤 小腸ではなく、胃で有効成分が溶出するものが大部分である。
d 正
a 眼の粘膜に適用する点眼薬の有効成分は、鼻涙管を通って鼻粘膜から吸収されることがあるため、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。
b 坐剤の有効成分は、直腸内壁の粘膜から吸収され、容易に循環血液中に入り、初めに肝臓で代謝を受けてから全身に分布する。
c 錠剤、カプセル剤等の固形剤は、消化管内で崩壊して、有効成分が溶け出さなければならず、小腸で有効成分が溶出するものが大部分である。
d 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合は、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
〜解答・解説〜
a 正
b 誤 直腸内壁粘膜から吸収された場合、すぐに循環血液中に入るため初めに肝臓での代謝を受けない。
c 誤 小腸ではなく、胃で有効成分が溶出するものが大部分である。
d 正
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