認知症でも安心して暮らせる地域づくりを訴えながら日本列島を縦断する駅伝「RUN伴(とも)」の魚沼エリアのリレーが、十日町市などで開かれた=写真=。認知症の当事者や福祉関係者ら208人が、ゴールの十日町市本町2の「分じろう」を目指し力走した。
RUN伴は2011年にスタート。県内では15年から実施しており、今回は県内を5エリアに分けて開催した。
5エリアの最後となる24日に実施された魚沼エリアでは、南魚沼市と津南町をスタートするコースと、十日町市内を巡る2コースの計4コースでゴールを目指した。
南魚沼市六日町の県南魚沼地域振興局から西泉田の総合支援学校までの約800メートルは、同校の児童・生徒らが担当。駆け付けた保護者も交えた約20人が、学校名が書かれたのぼり旗を手に走った。中学部1年の長尾幸さん(13)は「みんなと走れて楽しかった。全然疲れなかった」と笑顔だった。
4コース全てのゴールとなった「分じろう」では関係者らが待ち構える中、ランナーが到着。ゴールテープを切ると歓声が上がり喜びを分かち合った。
新潟実行委員会の魚沼エリア代表、高橋愛さん(43)は「みんなのサポートがあれば、認知症や高齢者、障害者もイベントを楽しめるということを知ってほしい」と話した。
新潟日報 2017/10/03
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