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2019年01月21日

最も難しい「Really」。話を盛り上げたいのに使えない!

こんにちは、Kazuです。

語学学校に通って初めのころ。
先生たちが日本人は「R」の音が苦手だとしきりに話していました。

初めのころ、大学受験までしっかり勉強したつもりで、うぬぼれていた自分は何言ってんだよくらいに思っていました。
「hair」 へぇぁ〜 とか
「hear」 ひぃぁ〜 とか

とか「R」の発音が「舌を巻いて出す音」だなんてみなさんも知ってますよね!


確かに私たち日本人はちゃんと「R」の発音が出来るんです。文末に「R」が来た時には。



ところがどっこい。文の頭や中間に「R」がある単語を発音する時には、前の音と後ろの音に引っ張られてしまって、いつの間にか「丸めようと思っている舌が丸まっていない」現象が起きます。

そもそも日本人のら行は全て「L」の音で出てくるんです。
音が出るときに一瞬必ず前歯の裏側に舌が触れると「L」になります。

本当に「R」でらりるれろを言おうとすると、(表記に限界はありますが) 舌を丸めて「ぅぁ、ぅぃ、ぅ、ぅぇ、ぅぉ」のような音。絶対に、前歯の裏側に舌が触れてはいけません。戻りそうになる舌を必死におさえるんです。

この「R」分かっていていも難しい。こんなに舌を動かす音もまた、日本語にはありません。
本当かよと思うかもしれませんが、日本人の舌の筋力が足りないことが原因だと思います。

「R」を文頭や文中で見たとき、どんな時でも「L」とは違う音だと認識して、音にするトレーニングを繰り返すしかありません。


だって、話しを盛り上げる相槌に「Really???」って言いたいじゃないですか。

外国の方には、日本人のこの言葉は「Lially」と聞こえています。
まぁそれでも雰囲気で察してくれているのでしょう。

そうすると、雰囲気だけで察してもらえない単語も出てきます。
「Rarely」(めったに〜ない)
って言えますか?
Really(本当に?)の方ともまたごっちゃになって、全然伝わないことが多い言葉でもあります。


余談ですが、ブラジル出身の語学学校の知り合いの女の子に
「Clazy」ちゃんという子がいました。
その子はいつも悲しそうに「いつも日本人は私のことをCrazyと呼ぶのよ」と言うのです。

どうしてそんな紛らわしい名前を付けたんだ!と言いたくもなりますね。


正直、私たち日本人は「L」と「R」が話分けることができないばかりか、聞き分けることも至難の業です。
ただし、ほかの国の方は、「L」と「R」で決定的に違う「空気のこもる音」を聞き分けているようです。

私自身、「R」が正しく外国人の友達に聞き取ってもらえるようになり、話し分けができるようになっても、「聞き分け」はできていないように思います。いつも「R」か「L」かは文脈判断です。


それでも話分けのコツは「舌の位置」の意識だけで可能になります。
自信を持って「Clazy」ちゃんと呼んであげないと、かわいそうですからね!



もう1つ余談ですが、私はこの練習のためにアイフォンを英語設定にして、Siriに向かって「Really」と何回も話しかけるトレーニングをしました。

Siriは有能です。ちゃんと「Lilly」とか、「Really」とか正しい音が出てるかどうか、判別してくれます
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