いまやどこの運送会社でも使われている物で必ずといっていいほど トラックにデジタコ
は装備されています
デジタコはトラックを使用して荷物を運ぶ運送業では必要品で 業務中 運転などの作業内容を記録
する事が法律で定められているので 記録計がないと仕事をする事ができません
トラックに装備されている デジタコとは どんな物なのか どうして必要なのか など・・・
今回は デジタコの役割や使用方法などについて説明したいと思います !(^^)!
目次
デジタコとは
どうして記録計が必要?
デジタコの使い方
アナタコとは?
デジタコの装備は法律で義務化されている
デジタコのメリット デメリット
まとめ
デジタコとは
デジタコとは デジタルタコグラフの事で 運転時の 走行時間 走行距離などの情報をメモリー
カード等に記録するデジタル式の運行記録計の事です
記録する大まかな項目は3つです
デジタコで記録される基本的な項目は 速度 時間 距離 です
最低限この項目は デジタコで記録する事が義務づけられています
その他には乗務員の記録として 法律でさだめられているのは 運転者の名前 トラックのナン
バーや トラックを識別できる 表示 運行開始 運行終了場所 運転した 日時
主な通過地点(作業場所・休憩場所など) 運転した 距離
運転を交代した場合は その地点と日時 休憩や仮眠をした場合はその地点と日時
これらの項目は 運行日報でも可能です しかし デジタコでは このような項目も記録
できる機能を持った物が多くあるので デジタコで 一括管理して記録している会社もあります
どうして 記録計が必要?
適切な運行管理をする為です 例えば ('ω')ノ・・・・
制限速度をオーバーして危険な運転をしていないか 適切な走行時間 走行距離で休憩を
しているか など 会社を離れて業務をしているのでいつ どこで 何をしているのかを
把握する事ができます
無理な運行計画や 時間に余裕がない運行スケジュールだった場合は データを基に 改善をする
ことで適正な運行に繋げ 運転手の安全や体調管理の為に 役立てる事ができます
近年ではトラックによる交通事故が問題になっていて 特に大型 中型車両の中距離 長距離運行の
事故が目立ちます
一昔まえでは 労務時間を無視した運送会社が 多くあって 事故を多発させていました
時間に余裕がない運行スケジュールだったり 過度な残業や 休日出勤など 法律を
無視した 運行業務を行っていました (>_<)
デジタコの使い方
デジタコの操作は機械本体に専用のメモリーカードを差し込み ボタンを押すだけの簡単な
操作で使えます
トラックの運転手が 状況に応じたボタンを押すだけで 現在どんな状態なのかを 記録する
事ができます
例えば 積み込み作業をする時は 積み込みのボタンを押し 休憩の時には 休憩の
ボタンを押といった感じで 使用します
その時の状況にあった操作をする事で 運転手が何処で 何をしたのかなど 一日の業務や行動を
記録して 把握できます
運転手が 現在の状況に応じて ボタンを押すだけの簡単な操作なので 業務への負担や支障もなく
スムーズに運行業務を行う事ができます
(たまにボタンを 押す事を忘れる事もありますが・・・)
いそがしいと ついついデジタコのボタンを押し忘れる時があります (。´・ω・)?
アナタコとは?
アナタコとはアナログタコグラフの事で運転記録系の事です
デジタコとの違いは記録方法で デジタコではSDカードなどにデジタルで記録を保存しますが
アナタコでは 円形のチャート紙 を使って記録します
つまり デジタルで記録するのか アナログで記録するのかという違いです
チャート紙は一回転で24時間になるように作られていてチャート紙には走行速度に応じて上下
に動く針が取り付けられています
針が記録紙に線を引く事で 何時にどの位にスピードで走っていたかを記録出来る様になっています
このように アナタコでは アナログの技術を使用しているので 記録出来る情報がかぎられて
います
またチャート紙に線で記録されるため 専門の知識がない人が見ても理解できないので チャート紙を
読み込む知識が必要です
その為 現在はより多くの情報を分かり易く記録できるデジタコが主流になっています
デジタコの装備は法律で義務化されている
タコグラフは貨物自動車運送事業法によって 車両への装備が義務化されています
装備義務の対象となる車両は 車両総重量7トン以上または最大積載量 4t以上のトラックです
その他にも バス タクシーなども対象です
そもそも貨物自動車運送事業法で 乗務員の運行記録を1年間保管しないとならない と さだめ
られているのでタコグラフの義務化がなくても 日々の運行を管理し保管しないといけません
運行記録計は 運転に対する安全意識向上の目的もあります
もちろん運転手だけでなく 管理する側(管理者)の意識も重要です
デジタコ義務化の背景には 過去に発生したトラックの重大事故が関係しています
悲惨な事故を少しでも減らす為に 安全に運行を管理できる様に具体的に定められて
いるのです
法律で義務化すれば いやがおうでも トラックにデジタコを装備する事になるので
デジタコを使用した運行管理をする様になります
デジタコで運行を管理する事で 適正な運行時間 走行距離 ・・・などが把握できたり
管理されている 見られているという意識が働くので 運転手の業務に対する意識が向上して
安全運転に繋げる事ができます
このように安全の為に デジタコの装備が義務化されています
デジタコのメリット デメリット
メリット
デジタコの一番のメリットは 特別な技術は必要なく 誰が見ても理解できるデータを使用
して記録出来る事です
アナタコの様に運行を記録したチャート紙を読み解く 必要はなく 一目でわかるデータである
所がデジタコの特徴です
その他には 細かなデータが残せる所です
速度 時間 距離などを リアルタイムで記録できる他 GPSによる位置情報や 急加速
急減速なども記録できる物があるので 一日の運行の動きを細かく把握できます
逆に運転手にとっては 細かく運行内容を見られるので 嫌がる人もいます (◎_◎;)
デメリット
デジタコのデメリットはやはり導入コストが高い事です
1台20万円〜30万円する機種が多く トラックの保有台数が多いとそれだけ導入費用が
多く掛かってしまいます
その他 運転手への拘束が強くなる傾向があります
多くの情報を記録して業務改善に貢献するデジタコですが 運転側からみるとその時の状況が
データとして細かく残るので 常に監視されているようなプレッシャーを感じてしまいます
(いつ どこで 何を していたのかが わかります)
まとめ
デジタコは事故のない運送業の業務改善の為に 重要な役割をもっています
運転手からすると少々 うっとしいかもしれませんが データとして残る事で安全や業務効率への
意識がたかまり適正な運行に繋げる事ができます
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