トラックの運転席にあたる部分(キャビン)は車種や種類によって様々な形があります
それぞれのキャビンには使用用途が異なり特徴があるので 業務内容に応じて使用するタイプを選択
する必要があります
短距離や長距離運行などの場合は 業務に向いているタイプや 向かないタイプがあるので
それぞれ目的にあったタイプのキャビンを使うと効率よく業務が行えます
また運転席はトラックを運転する場所だけではなく 休憩 リラックスするための場所で
キャビンによってトラックの居心地は左右されるので トラックを選ぶ際は重視したいポイントの一つです
特に長距離運行の場合は運転席の中で仮眠や休息を取る事もあるのでキャビンの種類によって
運行スタイルに向き 不向きな物が存在します (-_-)zzz
長距離運行では 運行中 食事や休憩 仮眠など長い時間をトラックのキャビン(運転席)で過ごす
ので トラックのキャビンは快適に過ごす為の工夫がされています その工夫の一つが 仮眠を取る為の
ベッドスペースです(-_-)zzz
長距離運行において 仮眠や休憩は安全運転をする為にとても重要です
今回は トラックの運転席にあたるキャブ(キャビン)の種類と違いを紹介したいと思います !(^^)!
そもそもキャビン とは??
キャビンは キャブともいわれていて 運転席や助手席 操縦設備にあたる部分を呼んでいます
一般的にトラックはキャビンと荷台(荷室)で構成されており キャビンの居住性は運転手
が快適な運転をする為に非常に重要な部分です
トラックの種類やメーカーによって キャビンの特徴が異なるので それぞれのメーカーごとの
特徴をチェックしたうえで業務にあったタイプを選ぶようにしましょう
キャビン(キャブ)の種類
そのキャブによって形や広さ 設備などが変わってきます
最も一般的なものが標準キャブですが 主に次の5種類があります
フルキャブ
ショートキャブ
ハイキャブ(ハイルーフキャブ)
ワイドキャブ
ダブルキャブ
フルキャブ
キャビン内部は運転席と助手席の後ろにベッド(寝るスペース)が確保されているタイプになります
トラックを横から見た時にキャビンの側面がベットスペースの分 通常より長いのが特徴です
中型トラックや大型トラックで採用される事が多く 主に 中・長距離の 運送業務などで活躍しています
メリット
ドライバーが安全に運転できるよう 睡眠で疲れをとるスペースがある
しっかりと身体をやすませる事ができるので運転手のストレスを軽減できる
キャビン後部に設置されたベットルームの大きさは標準的な男性が足を延ばしても十分
寝られるサイズになっています
大型トラックの幅2メーとり以上あるので普通車では味わえない居住空間になっていて
寝る以外にもくつろげるスペースなので簡単な調理をする人や(トラック飯) 運動(筋トレ)
などをする 人もいます
デメリット
キャビンが長い分 荷物を積むスペースが少なくなってしまうのでその分荷物を積めなくなる
また全長が長く キャビンの重量が増加するため 同じモデルのショートキャブにくらべて
最大積載量が少なくなります
ショートキャブ
フルキャブのようにベットスペースは無く トラック側面から見ると フルキャブより運転席
が短くなっています
標準キャブとも呼ばれるショートキャブは 5つのキャブの中で最も居住空間が小さいタイプです
運転席と助手席の背後に壁があるため 就寝用スペースはありません
小型トラックから大型トラックまで様々な車両で採用されており 主に 宅配の集配業務や
引っ越し 運送業務などで活躍しています
メリット
ベッドスペースが無いので その分荷物を積むスペースを多く確保できるのが 特徴です
同じ車種ならフルキャブより積載量が多く 荷物をたくさん積む事ができます
フルキャブのトラックで設定して用意された荷物だと 荷台が長い分 余裕をもって荷物を積み込む
事ができます
荷室の大きさギリギリまで荷物を積む場合だと 養生や固縛がしにくくなる上 ちょっとした隙間のスペース
ができたりすると荷物が全部のらないなんて 事もあるので 安心です
デメリット
運転席に寝台がないので ゆっくり身体を休める事ができない
運転席のみのシンプルな作りのため 長距離運転時にゆっくり休める環境がない
ハイルーフキャブ
ショートキャブ(2F寝台付き)
ハイルーフキャブはハイキャブとも呼ばれ ショートキャブよりも天井が高いつくりになっています
車内で立ち上げる事も可能で ハイルーフキャブのおおくは 上部に就寝用スペースが設置されていて
5種類のキャブの中で最も居住スペースが大きいタイプです
主に大型トラックで採用されており 長距離の運送業などで活躍しています
メリット
高い居住性があるので 運転手が快適に過ごせます
広い就寝スペースを設置している為 長距離運転に向いています
新型のハイルーフのトラックには寝台スペースに断熱材が施されていて 外気温の影響をうけにくく
なっています
デメリット
ほかのキャブに比べて価格が高価な作りになっています
(2F就寝スペース)
雨が降ると音がうるさい
断熱材がすくない(新型を除く)ので夏場など日光が当たると暑くて眠れない(昼間など 特に)
エアコンなどの空調設備が整っていない または空調設備はあるが 効果が低い
ワイドキャブ
ショートキャブにくらべて幅が広くなっているワイドキャブ
キャビンの幅にあわせて荷台や荷室の幅も広くなっています
小型トラックから大型トラックまで様々な車両で採用されていて 主に 中距離長距離の引っ越し
業務や運送業務などで活躍しています
メリット
荷室や荷台の幅を最大限に活用して 荷物を多く積めます
キャビンの幅が広いためゆとりのある居室空間になっています
中距離以上の運転に向いています
デメリット
小回りが利かないため 市街地の業務にはあまり向いていません
ショートキャブにくらべて価格が高価です
ダブルキャブ
通常のキャビンは運転手が乗るスペースを横一列にして2〜3人がのれますがダブルキャブは
後部座席を装備しているため5人ほど乗車が可能です
ドアも4ドアあり ボリューム感のある見た目も特徴的です
主に小型トラックに採用されており 作業員の輸送や多くの作業員が必要な建設現場
などで活躍しています
メリット
荷物と ともに多くの乗務員を運べます
キャビンが大型のため ゆとりある居室空間になっています
デメリット
キャビンが大型化した為ショートキャブとくらべて荷台や荷室が短く 最大積載量
も少なくなります
★トラックの中で安眠するポイント
遮光カーテンを装備する
純正で装備されているカーテンの場合 光を遮る事が余り出来ないものが多いのでオプションで
遮光カーテンなどを取り付けると外の光をある程度は遮ってくれます(とくに昼間仮眠をする時に
効果的です)
またある程度は外の音も遮ってくれるので 安眠する事ができます
布団等の寝具を持ち込む
自宅で睡眠する時と同じ環境にする事で体をゆっくり休める事ができます
(寝袋でも可 出来れば布団がお勧め)
寝袋の利用は低コストで仮眠にも便利
トラックにマットレスや布団を持ちもむとかさばるだけでなく車内環境によっては
ダニなどが発生する原因にもなるので 寝袋を使ったほうが良い場合もあります
(寝袋は洗濯できるのが良い所です)
こまめに自宅へ持ち帰って布団など寝具の手入れや清掃ができない場合は寝袋が良いと いえるでしょう
まとめ
運転手にとってキャビンは運転するだけでなく ホット一息つけるプライベートな空間です
居心地が悪いと 肉体的負担が増し 仕事の疲れを取る事ができません
運行業務に応じたキャビンのタイプを選ぶのが業務をこなす上でのポイントになります
それそれ特徴やメリット・デメリットが異なる為 用途におうじた種類の物を使用して
安全な運行が出来るよう心がけましょう!(^^)!
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