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tetsujin
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2013年04月24日
アメリカンフットボール鹿島について




先日、アメリカンフットボール実業団チームの鹿島の廃部が決定したニュースが流れた。
とても残念だ。この廃部の原因には複数の原因があると考える。

①150年も続く実業団チームを潰すほど、企業の状態が思わしくないこと。

②実業団スポーツを理解できない反対勢力が存在すること。

③企業が実業団チームを持つ価値を感じなくなったこと。

④実業団選手自体がその企業に対しての貢献を感じさせることができなかったこと。

⑤沢山の人間がいたにも関わらず、それに関してクリアする頭脳がなかったこと。

もっとあるかもしれないが、こんな感じだと思う。
実は私も実業団での廃部を経験している。

鹿島までなると実業団チームを引退しても企業に残る選手は多いかもしれないが、大半の選手が辞めたり、普通の社員と同じ仕事の量しかこなせない状況なのではないかと思う。つまりぶら下がり社員になる事が多い。これはヒドイ発言かもしれないがそれ以上に企業は投資をしているだけにだ。

また、本当に実業団チームが貢献できていたかどうかだ。最低でも鹿島のCSRの先頭を引っ張っていた存在だったかだ。全国で注目を浴び、テレビに出る事だけで天狗になっていなかったかどうかだ。アメフトの場合はアメリカに行かない限りプロはない。野球で言う、実業団やクラブチームよりもチャンスがないと言ってもいいだろう。

野球の場合はプロの道がある分、プロに行く選手はある程度は生意気だったりすることもある。ただ、プロに行けない選手は同じく、その後の人生や野球人生の判断は自分自身ではなく、企業にある。それを理解していない選手、監督、コーチ、部長があまりにも多すぎるのも現実だ。

企業はボランティア。選手は天狗。となると行き着く道は廃部のみだ。これは鹿島に限った事ではない。このままでは日本中の実業団スポーツは無くなってしまう。不況だから実業団チームを作るというような形が出来ない限り、スポーツの衰退は進んでいくだろう。何とかできないものか。


Posted by tetsujin at 14:18 | この記事のURL
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