必ずお読みください!
元日
↑マンネンタケの群生。食えないが縁起物としてはかなり素晴らしいきのこ。
7日
↑新年最初のヒラタケ。昨年出始めの遅さがずれ込んで、この時期にもまだとれる。うれしい。
↓白こぶエリアだがこれはノーマルひらたけだった。
11日
↑セリが早くも出ていた。今年の冬は、寒暖差が極めて大きく、暖かい日の影響かと思われる。
↓小一時間でけっこうな量とれた。卵とじ風吸い物とおひたしで食った。セリうめーなやっぱり。
12日
↑あれーあと2枚写真撮ったんだけどな、でもまあこれが一番良型だった。来週あたりまだとれそうな幼菌数株あり。
今年冬はハコベのサラダに挑戦してみようかと思う。
2020年01月12日
2019年12月31日
きのこ&年末ごあいさつ(競馬含む)
必ずお読みください!
12月5日 入口すぐ崖下・去年までなかったとこ
8日 樹氷モドキ
15日 たぶん滝の道罠上の木
21日 滝の道白コブひらたけ×2本
27日 畑池の手前左手すぐんとこ これはでかい 来年も出ろ
28日 滝の道罠上の木 今年のラスト収穫
台風の影響もあってか、今年は出始めが遅かった分、12月に入ってもぼちぼちヒラタケを収穫することができた。ありがたいことである。台風をはじめとする気候変動が、収穫時期がズレこむ原因の1つであることは間違いないだろう。
しかしそれ以上に懸念されるのが、いわゆる「ブナ枯れ、ナラ枯れ」である。というのも、すでに枯れているブナ科からヒラタケなりナラタケなりが発生するなら、きのこハンターとしてはこの上なくうれしいのだが、今年は昨年まで我が家の台所事情を救ったヒラタケ20kg分くらいを提供してくれていたホダ木が全滅状態だったのだ。
であるにもかかわらず、確かに減量ではあったものの、昨年とくらべて20kgもの誤差は生じていないと思われる収穫状況が意味するのは、新たなホダ木が相当数発見されたから、という理由にたどりつくから。私が気まぐれにフラっと入る山で発見した新ホダ木限定でこれだけなのだから、山全体、地域全体でいえばまさに氷山の一角ということになるだろう。
遠因には台風や気候変動などの気象状況が挙げられるとは思うが、ブナ枯れ、ナラ枯れはまだそのメカニズムが明確になっているわけではないので、なんとなく不吉な兆候であるように思われる。と言いつつも、新たなホダ木にたわわのヒラタケを見つけることができると、正直めちゃくちゃうれしかったりもするし、事実、新ホダがなければ我が家は今年の冬を超えられず、野垂れ死にしていたに違いない。そう考えるとなんとも皮肉な発見&収穫であった気もする。
ということで、今年1年たいへんお世話になった。まあ読者なんていなくても覚書として人知れずブログを更新していたとは思うが、読者がいると思うから、ともすれば鈍りそうな筆を懸命に動かすことができているのだと思う。そういう意味で、たいへんありがたい気持ちである。
競馬のほうも、正直今年は二度と思い出したくないくらいの絶不調で、金額的にも、エクセルが壊れるほどのマイナスである。今年はちょっと仕事が忙しすぎたため、まともに予想する時間も削られたりしていたし、まあそういう年はいつもこんな感じだから、この結果も想定内っちゃぁ想定内ではあるかな。
だいたい世の中、へこむところもあれば出っ張るところもあって、上手にならせば他人とそんなに大きな差が生じるものでもないだろうと、そのあたりは適当にタカをくくるつもりである。
ただし問題は、「来年がほんとうに(仕事的に)勝負の年」というくらい多忙になりそうだということ。もちろんそれはそれでありがたいことなんだけどね。
つーことで、今年もなんとか無事に年を超えられそうである。井岡クンも防衛に成功したことだし、寝不足の中、山や地べたの神々への礼も済ませているので、私の今年のブログは、このあたりでおひらきにしたいと思う。
金杯でまたお目にかかりましょう。
それではごきげんよろしゅう。
12月5日 入口すぐ崖下・去年までなかったとこ
8日 樹氷モドキ
15日 たぶん滝の道罠上の木
21日 滝の道白コブひらたけ×2本
27日 畑池の手前左手すぐんとこ これはでかい 来年も出ろ
28日 滝の道罠上の木 今年のラスト収穫
台風の影響もあってか、今年は出始めが遅かった分、12月に入ってもぼちぼちヒラタケを収穫することができた。ありがたいことである。台風をはじめとする気候変動が、収穫時期がズレこむ原因の1つであることは間違いないだろう。
しかしそれ以上に懸念されるのが、いわゆる「ブナ枯れ、ナラ枯れ」である。というのも、すでに枯れているブナ科からヒラタケなりナラタケなりが発生するなら、きのこハンターとしてはこの上なくうれしいのだが、今年は昨年まで我が家の台所事情を救ったヒラタケ20kg分くらいを提供してくれていたホダ木が全滅状態だったのだ。
であるにもかかわらず、確かに減量ではあったものの、昨年とくらべて20kgもの誤差は生じていないと思われる収穫状況が意味するのは、新たなホダ木が相当数発見されたから、という理由にたどりつくから。私が気まぐれにフラっと入る山で発見した新ホダ木限定でこれだけなのだから、山全体、地域全体でいえばまさに氷山の一角ということになるだろう。
遠因には台風や気候変動などの気象状況が挙げられるとは思うが、ブナ枯れ、ナラ枯れはまだそのメカニズムが明確になっているわけではないので、なんとなく不吉な兆候であるように思われる。と言いつつも、新たなホダ木にたわわのヒラタケを見つけることができると、正直めちゃくちゃうれしかったりもするし、事実、新ホダがなければ我が家は今年の冬を超えられず、野垂れ死にしていたに違いない。そう考えるとなんとも皮肉な発見&収穫であった気もする。
ということで、今年1年たいへんお世話になった。まあ読者なんていなくても覚書として人知れずブログを更新していたとは思うが、読者がいると思うから、ともすれば鈍りそうな筆を懸命に動かすことができているのだと思う。そういう意味で、たいへんありがたい気持ちである。
競馬のほうも、正直今年は二度と思い出したくないくらいの絶不調で、金額的にも、エクセルが壊れるほどのマイナスである。今年はちょっと仕事が忙しすぎたため、まともに予想する時間も削られたりしていたし、まあそういう年はいつもこんな感じだから、この結果も想定内っちゃぁ想定内ではあるかな。
だいたい世の中、へこむところもあれば出っ張るところもあって、上手にならせば他人とそんなに大きな差が生じるものでもないだろうと、そのあたりは適当にタカをくくるつもりである。
ただし問題は、「来年がほんとうに(仕事的に)勝負の年」というくらい多忙になりそうだということ。もちろんそれはそれでありがたいことなんだけどね。
つーことで、今年もなんとか無事に年を超えられそうである。井岡クンも防衛に成功したことだし、寝不足の中、山や地べたの神々への礼も済ませているので、私の今年のブログは、このあたりでおひらきにしたいと思う。
金杯でまたお目にかかりましょう。
それではごきげんよろしゅう。
2019年12月01日
ヒラタケしかねえ
必ずお読みください!
11月27日
ちょっとかわったきのこを見つけた。
遠目から一見する限りでは、ムキタケ?と思った。あるいはナメコ?とも。ここ、崖をよじ登る感じのかなり危険な斜面だったのだが、迷いに迷ってよじ登ってみた。なぜ迷ったのかというと、ムキタケにしては密度が濃すぎるし、ナメコにしては逆に「疎」に過ぎる気がしたから。要は、どうせ食えねえ何かなんだろうなーと思ったからだ。
文字通りほうほうの体でようやくたどりついて確認すると、こんなきのこだった・・・
このあたりでヒラタケがよく採れるということについては、読者もすでにご存じのところかと思う。ヒラタケは非常に美味なきのこだが、しかし中には「食えねえヒラタケ」もある。実はこの黄色っぽいヒラタケこそ、「食えねえヒラタケ」張本人である。
これね、「キヒラタケ(黄色いヒラタケ)」と呼ばれる。毒はないとされるが、非常に硬質なきのこで、いわゆる食不適のきのこ。スケートの紀平さんとはかなりの高確率で無関係であろう。見た目も似てない。
滑落したら死ぬかもしれんような崖だったので慎重に降りなければと思ったが、崖ってやつは、のぼりはよいよい帰りは怖いの典型で、うーん、これは遠いけどこのままよじ上って上の林道にエスケープすべきか?と考えた。
考えながら、ルートを探しつつ頭上を眺めると、例のコイツが目に入った。採るよね、やっぱり・・・
この時点で心は決まった。食えるきのこを収穫しつつ、さらによじ登って林道にエスケープするという作戦を決行した。
↑ふくろいっぱいのアラゲキクラゲ。新鮮なんだかどうなんだか知らんけど、これの炒め物にしたらめちゃくちゃ歯切れが良くて、アラゲキクラゲってこんなにうまかったっけ?と思うくらいだった。
29日
山の木々は色づいてきている。例年よりちょっとばかり早い紅葉かな。
例によって、うすらぼんやりしたきたねえ色合いの紅葉である。
31日
写真の見た目は悪いがかなり立派なヒラタケだった。かなり冷え込んできているので、このあとは大きな株を望むことはできないかなー。とすると、今年はやっぱり不作。ここまでギリで30sに届いたかどうかというところ。多少足りてないかもしれない。
てことで、今週はヒラタケ以外何も採れなかった。
シモフリシメジでねえかなぁ・・・
11月27日
ちょっとかわったきのこを見つけた。
遠目から一見する限りでは、ムキタケ?と思った。あるいはナメコ?とも。ここ、崖をよじ登る感じのかなり危険な斜面だったのだが、迷いに迷ってよじ登ってみた。なぜ迷ったのかというと、ムキタケにしては密度が濃すぎるし、ナメコにしては逆に「疎」に過ぎる気がしたから。要は、どうせ食えねえ何かなんだろうなーと思ったからだ。
文字通りほうほうの体でようやくたどりついて確認すると、こんなきのこだった・・・
このあたりでヒラタケがよく採れるということについては、読者もすでにご存じのところかと思う。ヒラタケは非常に美味なきのこだが、しかし中には「食えねえヒラタケ」もある。実はこの黄色っぽいヒラタケこそ、「食えねえヒラタケ」張本人である。
これね、「キヒラタケ(黄色いヒラタケ)」と呼ばれる。毒はないとされるが、非常に硬質なきのこで、いわゆる食不適のきのこ。スケートの紀平さんとはかなりの高確率で無関係であろう。見た目も似てない。
滑落したら死ぬかもしれんような崖だったので慎重に降りなければと思ったが、崖ってやつは、のぼりはよいよい帰りは怖いの典型で、うーん、これは遠いけどこのままよじ上って上の林道にエスケープすべきか?と考えた。
考えながら、ルートを探しつつ頭上を眺めると、例のコイツが目に入った。採るよね、やっぱり・・・
この時点で心は決まった。食えるきのこを収穫しつつ、さらによじ登って林道にエスケープするという作戦を決行した。
↑ふくろいっぱいのアラゲキクラゲ。新鮮なんだかどうなんだか知らんけど、これの炒め物にしたらめちゃくちゃ歯切れが良くて、アラゲキクラゲってこんなにうまかったっけ?と思うくらいだった。
29日
山の木々は色づいてきている。例年よりちょっとばかり早い紅葉かな。
例によって、うすらぼんやりしたきたねえ色合いの紅葉である。
31日
写真の見た目は悪いがかなり立派なヒラタケだった。かなり冷え込んできているので、このあとは大きな株を望むことはできないかなー。とすると、今年はやっぱり不作。ここまでギリで30sに届いたかどうかというところ。多少足りてないかもしれない。
てことで、今週はヒラタケ以外何も採れなかった。
シモフリシメジでねえかなぁ・・・
2019年11月24日
ヒラタケ他覚書
必ずお読みください!
14日
↑烏骨鶏だそうだ。後日姿はなく、羽毛が散乱しており、何かに捕食されたと思われる。私は食ってない。
↓ヒラタケはとれた。いつものホダ木で良型。
16日
↑これどこだっけなぁ・・・小ぶりだが非常においしいヒラタケだった。
ひと口に「ヒラタケ」といっても、微妙に種類が異なり、アタリとハズレがある気がする。小ぶりでも肉厚の個体はほんとにうまい。これはそのタイプ。
20日
↑めっちゃデカくて大量。でもどっちかゆーたらハズレのタイプ。4sほどあったが全部佃煮にした。
↓こっちも同じ。上のと、近隣の4〜5本のホダ木のを合わせて4sほど。
24日
↑これは大アタリ。まだ食ってないが、持っただけでわかる。今からヨダレまみれ。左の黄色いのはヌメリスギタケモドキ。
今日は、1番上のヒラタケのホダ木の隣の木に発生していた2sほどの株を発見した。しかしこの先峻嶮な山道が続くので、帰りに収穫しようと思って、上の大アタリを採取することができた。
しかし戻ってみると、そのふた株は見事に消えていた。かなりあらっぽくむしり取られたあとがあった。やっぱり日曜日だとそういうことになりますね。廃道とはいえ、ほんの入り口だったから。
とはいえ今年はまだまだヒラタケが出そうな雰囲気なので、さらに期待して山歩きをしようと思う。
14日
↑烏骨鶏だそうだ。後日姿はなく、羽毛が散乱しており、何かに捕食されたと思われる。私は食ってない。
↓ヒラタケはとれた。いつものホダ木で良型。
16日
↑これどこだっけなぁ・・・小ぶりだが非常においしいヒラタケだった。
ひと口に「ヒラタケ」といっても、微妙に種類が異なり、アタリとハズレがある気がする。小ぶりでも肉厚の個体はほんとにうまい。これはそのタイプ。
20日
↑めっちゃデカくて大量。でもどっちかゆーたらハズレのタイプ。4sほどあったが全部佃煮にした。
↓こっちも同じ。上のと、近隣の4〜5本のホダ木のを合わせて4sほど。
24日
↑これは大アタリ。まだ食ってないが、持っただけでわかる。今からヨダレまみれ。左の黄色いのはヌメリスギタケモドキ。
今日は、1番上のヒラタケのホダ木の隣の木に発生していた2sほどの株を発見した。しかしこの先峻嶮な山道が続くので、帰りに収穫しようと思って、上の大アタリを採取することができた。
しかし戻ってみると、そのふた株は見事に消えていた。かなりあらっぽくむしり取られたあとがあった。やっぱり日曜日だとそういうことになりますね。廃道とはいえ、ほんの入り口だったから。
とはいえ今年はまだまだヒラタケが出そうな雰囲気なので、さらに期待して山歩きをしようと思う。
2019年11月13日
シモフリシメジに関する考察
必ずお読みください!
11月12日
↑先日推定6.5sのヒラタケを採取したすぐそばの倒木に発生したなんかの幼菌。ぷにぷにしたピンク色で、ヒラタケではないことは確か。その正体にちょい期待。
↓それと同じ日、ヒラタケ推定1s、ヌメリスギタケモドキ推定13gを採取した倒木。残りのヌメリスギタケモドキ(手前)とヒラタケ(奥)を採取した。まあ採取というより回収という感覚だけど。
↑巨大ヒラタケ(左)。デカきゃいいってもんでもないんだけど、やっぱりテンション上がるね。
ヒラタケやヌメリスギタケ&モドキが絶賛発生中ということは、忘れてならないのが、このあたりで採れるきのこではおそらく最も美味なシモフリシメジ。ただ、まだ時期ではないなぁ・・・と思ってはいた。
だから、まさしく不意の遭遇であった。昨年シモフリシメジ&ムラサキシメジエリアが何者かによって劫掠されたとブログに書いたが、あれ、どうやらイノシシの仕業らしいことが判明した。実はあれと似た劫掠がそこここに見られるのだが、確かに、イノシシ発生ゾーンに多い。
で、あのエリアはおそらくシモフリシメジも、もしかしたらムラサキシメジも期待できないのではないかと考えていた。まあムラサキのほうは割とどうでもいいんだけどね。
で、その場所とはまったく別の、あさっての方向の場所で、シモフリとおぼしききのこを見つけた。場所も時期も異なることから、まさかあそこでお目にかかれることになるとは思ってもみなかったのだが・・・
ちょっと時計の針を戻して、その出来事についてしたためておく。
11月11日(ラスト民家&碑を通ってぜってえクマ・シシいるよなゾーンを抜け、地蔵方面の例の道)
↑これ、やっぱりどう見てもシモフリシメジだよなぁ・・・
あまり数が出ない(というか、落ち葉の下にもぐっているモグラきのこなので見つけるのがめんどい)きのこなので、お!シモフリじゃん!ラッキー!と思って採取した。
まあなんにも採れないコースなので期待していなかったから、なおさらラッキー!の感は強く、帰り道は足どりも軽やかであった。
私が知るシモフリシメジはクセや苦味がなく、コクがあってとにかく味わい深い。どんな料理でも合うし、シモフリシメジの炊き込みご飯は最高。少量ではあったが、まずはシモフリそのものの味を楽しみたいということで、1食分だけ煮つけをつくってみたところ・・・
確かに多少遅い(成長しすぎ)かな?という感じはしたが、いつものシモフリシメジからは考えられないような臭みを感じたのだ。あれ?と思い、ほかのシモフリシメジとおぼしききのこを改めて同定しなおしてみても、やっぱりいつものシモフリシメジと寸分たがわぬ容姿。地味だがかわいらしいきのこである。
シモフリシメジは、画像のとおり全体がグレーがかっていて傘の縁がレモン色を呈する、かなり特徴的なフォルムがトレードマークになっており、似た毒きのこはほぼない。有毒種ネズミシメジが似ているといわれるが、まあ画像で見る限りにおいては、例によって全然似てねえなぁと、個人的には思う。
時期が同じだしサイズや色の系統が同一ということで、注意喚起を目的として便宜的に「似ている」としたものと思われる。まあ私が今回採ったやつは間違いなくシモフリとおぼしききのこである。
シモフリであるはず――その感は強い。しかし、煮ているときのやや強烈なシメジ臭が、これを否定しようとしている。調べてみても、ネズミ以外間違うことはない。私は迷った。「サクラシメジとおぼしききのこ」なら迷わず捨てていただろう。「ホンシメジとおぼしききのこ」なら迷わず食っていたはず。しかし迷ったのだ、食うべきか、食わざるべきか・・・
でもね、昨年はシモフリに出会うことができず、イノシシのせいで今年も採れないかもしれねえ・・・の思いが「食う」ほうに舵を切らせた(このあたりから読者のココロがざわめき始めていることに期待している)。腹を痛めても新種の発見とでもなれば、腹の痛めがいもあるというもの。
成長しすぎたシモフリシメジは多少臭みが出るという話もどこかで耳にしたことがあるし、まあそのクチだろうと思って、煮しめたシモフリシメジを食ってみた。
コレだよコレ!この香りと歯切れ!そしてコク!これぞシモフリ・・・あれ??
私は箸をおいた(私がもだえ苦しむ断末魔への期待値MAXですね?最悪だなお前ら)。臭いのだ。そして苦い。あれ?あれ?シモフリシメジじゃない!俺もうひと切れ飲み込んじゃったよ?どうしよう・・・
そこで勤勉な私はこの時点で一度飯を休止し、ネットで本格的調査に移った。すると、こんな事実に出くわした・・・
シモフリシメジにそっくりな超猛毒きのこがあり、それは臭くて苦いが臭みと苦みを除けば味はシモフリシメジとそっくりで、毎年誤食による死者が絶えず・・・
なーんてのは真っ赤なウソっぱちで、なんでもシモフリシメジと見分けがつかない別種のシモフリシメジってのがあるらしい。これは正直めちゃくちゃ驚いた。私と似たような「くせえ!にげえ!」という体験をした人は、仮にニセシモフリシメジと名付けたようだ。また別の人はシモフリシメジモドキと名付けていた。
私が採ってきて食ったのも、おそらくニセだかモドキだかのシモフリシメジだったようだ。でもね、味はほんとにおいしいんですよ。臭みと苦味がなければ完全にシモフリシメジのそれ。だからね、食っちゃいましたよ。ぜーんぶ。
翌朝普段通りに目覚め、何事もないことを確認。足もちゃんと付いてるし、鏡に映しても向こう側がすけているわけでもなければ影が消えちゃってるわけでもない。無論家人との会話も普段通り、猫のすりすりもツメの痛みも感じた。そう、残念ながら私は無事。ピンピンしている。
ということで、なーんだ、だいじょぶじゃん!と思い、残りのインチキシモフリシメジは一度茹でこぼしてから(サクラシメジの下処理として有名)、例年どおり炊き込みご飯として食うことに成功した。
正直少し臭みが抜けきらなかったが、まあシメジ臭なので、食欲をそそりこそすれ、吐き気を催すようなにおいではない。おいしく頂けるレベルに落ち着いた。もちろんその後もすこぶる順調、まったくの無事である。
ということで、いろんなシモフリシメジがあるんだなぁ・・・という、今回はお話でした。と同時に、このインチキシモフリの正体をご存じの方がいたら、ぜひ教えていただきたいもんですなぁ。
↑シモフリの帰り、遠回りしていつものホダに立ち寄って収穫したかわいいヒラタケ
11月12日
↑先日推定6.5sのヒラタケを採取したすぐそばの倒木に発生したなんかの幼菌。ぷにぷにしたピンク色で、ヒラタケではないことは確か。その正体にちょい期待。
↓それと同じ日、ヒラタケ推定1s、ヌメリスギタケモドキ推定13gを採取した倒木。残りのヌメリスギタケモドキ(手前)とヒラタケ(奥)を採取した。まあ採取というより回収という感覚だけど。
↑巨大ヒラタケ(左)。デカきゃいいってもんでもないんだけど、やっぱりテンション上がるね。
ヒラタケやヌメリスギタケ&モドキが絶賛発生中ということは、忘れてならないのが、このあたりで採れるきのこではおそらく最も美味なシモフリシメジ。ただ、まだ時期ではないなぁ・・・と思ってはいた。
だから、まさしく不意の遭遇であった。昨年シモフリシメジ&ムラサキシメジエリアが何者かによって劫掠されたとブログに書いたが、あれ、どうやらイノシシの仕業らしいことが判明した。実はあれと似た劫掠がそこここに見られるのだが、確かに、イノシシ発生ゾーンに多い。
で、あのエリアはおそらくシモフリシメジも、もしかしたらムラサキシメジも期待できないのではないかと考えていた。まあムラサキのほうは割とどうでもいいんだけどね。
で、その場所とはまったく別の、あさっての方向の場所で、シモフリとおぼしききのこを見つけた。場所も時期も異なることから、まさかあそこでお目にかかれることになるとは思ってもみなかったのだが・・・
ちょっと時計の針を戻して、その出来事についてしたためておく。
11月11日(ラスト民家&碑を通ってぜってえクマ・シシいるよなゾーンを抜け、地蔵方面の例の道)
↑これ、やっぱりどう見てもシモフリシメジだよなぁ・・・
あまり数が出ない(というか、落ち葉の下にもぐっているモグラきのこなので見つけるのがめんどい)きのこなので、お!シモフリじゃん!ラッキー!と思って採取した。
まあなんにも採れないコースなので期待していなかったから、なおさらラッキー!の感は強く、帰り道は足どりも軽やかであった。
私が知るシモフリシメジはクセや苦味がなく、コクがあってとにかく味わい深い。どんな料理でも合うし、シモフリシメジの炊き込みご飯は最高。少量ではあったが、まずはシモフリそのものの味を楽しみたいということで、1食分だけ煮つけをつくってみたところ・・・
確かに多少遅い(成長しすぎ)かな?という感じはしたが、いつものシモフリシメジからは考えられないような臭みを感じたのだ。あれ?と思い、ほかのシモフリシメジとおぼしききのこを改めて同定しなおしてみても、やっぱりいつものシモフリシメジと寸分たがわぬ容姿。地味だがかわいらしいきのこである。
シモフリシメジは、画像のとおり全体がグレーがかっていて傘の縁がレモン色を呈する、かなり特徴的なフォルムがトレードマークになっており、似た毒きのこはほぼない。有毒種ネズミシメジが似ているといわれるが、まあ画像で見る限りにおいては、例によって全然似てねえなぁと、個人的には思う。
時期が同じだしサイズや色の系統が同一ということで、注意喚起を目的として便宜的に「似ている」としたものと思われる。まあ私が今回採ったやつは間違いなくシモフリとおぼしききのこである。
シモフリであるはず――その感は強い。しかし、煮ているときのやや強烈なシメジ臭が、これを否定しようとしている。調べてみても、ネズミ以外間違うことはない。私は迷った。「サクラシメジとおぼしききのこ」なら迷わず捨てていただろう。「ホンシメジとおぼしききのこ」なら迷わず食っていたはず。しかし迷ったのだ、食うべきか、食わざるべきか・・・
でもね、昨年はシモフリに出会うことができず、イノシシのせいで今年も採れないかもしれねえ・・・の思いが「食う」ほうに舵を切らせた(このあたりから読者のココロがざわめき始めていることに期待している)。腹を痛めても新種の発見とでもなれば、腹の痛めがいもあるというもの。
成長しすぎたシモフリシメジは多少臭みが出るという話もどこかで耳にしたことがあるし、まあそのクチだろうと思って、煮しめたシモフリシメジを食ってみた。
コレだよコレ!この香りと歯切れ!そしてコク!これぞシモフリ・・・あれ??
私は箸をおいた(私がもだえ苦しむ断末魔への期待値MAXですね?最悪だなお前ら)。臭いのだ。そして苦い。あれ?あれ?シモフリシメジじゃない!俺もうひと切れ飲み込んじゃったよ?どうしよう・・・
そこで勤勉な私はこの時点で一度飯を休止し、ネットで本格的調査に移った。すると、こんな事実に出くわした・・・
シモフリシメジにそっくりな超猛毒きのこがあり、それは臭くて苦いが臭みと苦みを除けば味はシモフリシメジとそっくりで、毎年誤食による死者が絶えず・・・
なーんてのは真っ赤なウソっぱちで、なんでもシモフリシメジと見分けがつかない別種のシモフリシメジってのがあるらしい。これは正直めちゃくちゃ驚いた。私と似たような「くせえ!にげえ!」という体験をした人は、仮にニセシモフリシメジと名付けたようだ。また別の人はシモフリシメジモドキと名付けていた。
私が採ってきて食ったのも、おそらくニセだかモドキだかのシモフリシメジだったようだ。でもね、味はほんとにおいしいんですよ。臭みと苦味がなければ完全にシモフリシメジのそれ。だからね、食っちゃいましたよ。ぜーんぶ。
翌朝普段通りに目覚め、何事もないことを確認。足もちゃんと付いてるし、鏡に映しても向こう側がすけているわけでもなければ影が消えちゃってるわけでもない。無論家人との会話も普段通り、猫のすりすりもツメの痛みも感じた。そう、残念ながら私は無事。ピンピンしている。
ということで、なーんだ、だいじょぶじゃん!と思い、残りのインチキシモフリシメジは一度茹でこぼしてから(サクラシメジの下処理として有名)、例年どおり炊き込みご飯として食うことに成功した。
正直少し臭みが抜けきらなかったが、まあシメジ臭なので、食欲をそそりこそすれ、吐き気を催すようなにおいではない。おいしく頂けるレベルに落ち着いた。もちろんその後もすこぶる順調、まったくの無事である。
ということで、いろんなシモフリシメジがあるんだなぁ・・・という、今回はお話でした。と同時に、このインチキシモフリの正体をご存じの方がいたら、ぜひ教えていただきたいもんですなぁ。
↑シモフリの帰り、遠回りしていつものホダに立ち寄って収穫したかわいいヒラタケ
2019年11月09日
覚書
必ずお読みください!
11月3日
↑激流を渡り大ヒラタケを捕獲。これもしかしたらウスヒラタケかなぁ・・・でも時期が違うしサイズもデカすぎるからなぁ・・・
↓なんだこの黒いヒラタケは!?と思って家に帰って明るいところで見たら、ふつうにグレーのヒラタケだった。なんかツルツルしたムキタケのような食感で素晴らしくうまかった。
11月4〜11月7日 いっこも採れず。あーやっぱ今年はきのこがダメなんやなぁと落胆。
11月8日
↑ヌメリスギタケ(食えるレベルの老菌)、カラッカラに乾燥しててまったくぬめってなかった。だからカラッカラスギタケだなぁ・・・などと、たった今思った。
↓反対側を撮影しようとして見事に滑落。滑落しながらシャッターを切ると、ヌメリスギタケ老菌はこうやって写るという貴重な画像であるといえよう。
水分を著しく損ねたヌメリスギタケモドキだが、トータルで1sほどあった。正直遠目からは「オオワライタケ?」と思ったくらい立派な株だった。
11月9
↑堆肥かなんかの上に大量発生。食ったら笑っちゃったりしびれちゃったりする系のきのこかと思われる。コレラではない。
食えないとはいえ、この時期にきのこが大量発生するのを見るのは今年初。ほんとに今年はきのこ事情が苦しい。しかしそれだけにテンションとこの先の期待値は上昇一途であった。
事実、上の激流&大ヒラタケの道の奥、昨年暮れに「うわなんかおる!」とびびってブログを書いたときに入った山で、ヒラタケ(推定1s)とヌメリスギタケモドキ幼菌(推定13g)を捕獲することに成功。きのうモドキじゃないほうをたっぷり収穫したので、今日はこれくらいでいいかなーと思って帰途に就くと・・・
↑じゃじゃーん!!ほとんど全部「顔サイズ」の超ジャンボヒラタケ(推定6.5s)に遭遇&感動&収穫&滑落
ここは山歩きに慣れた私でもまじで険しい山道。腕抜けるんじゃねえか?という新たな恐怖におののきつつ、重力と闘いながらよじ登ってよじ下った。
↑道中疲れ果てたところで美しいきのこに遭遇し、ついでに本日の収穫を撮影。座ってるのにジリジリ下っていく勾配。
↓美しいきのこ。なんだろうねぇ・・・この前のに酷似。やっぱりウスキテングかなぁ・・・なんにせよ、食ったらタダでは済まないだろう。
てことで、今夜は今年4回目の「焼き」でヒラタケを食うぞー!
11月3日
↑激流を渡り大ヒラタケを捕獲。これもしかしたらウスヒラタケかなぁ・・・でも時期が違うしサイズもデカすぎるからなぁ・・・
↓なんだこの黒いヒラタケは!?と思って家に帰って明るいところで見たら、ふつうにグレーのヒラタケだった。なんかツルツルしたムキタケのような食感で素晴らしくうまかった。
11月4〜11月7日 いっこも採れず。あーやっぱ今年はきのこがダメなんやなぁと落胆。
11月8日
↑ヌメリスギタケ(食えるレベルの老菌)、カラッカラに乾燥しててまったくぬめってなかった。だからカラッカラスギタケだなぁ・・・などと、たった今思った。
↓反対側を撮影しようとして見事に滑落。滑落しながらシャッターを切ると、ヌメリスギタケ老菌はこうやって写るという貴重な画像であるといえよう。
水分を著しく損ねたヌメリスギタケモドキだが、トータルで1sほどあった。正直遠目からは「オオワライタケ?」と思ったくらい立派な株だった。
11月9
↑堆肥かなんかの上に大量発生。食ったら笑っちゃったりしびれちゃったりする系のきのこかと思われる。コレラではない。
食えないとはいえ、この時期にきのこが大量発生するのを見るのは今年初。ほんとに今年はきのこ事情が苦しい。しかしそれだけにテンションとこの先の期待値は上昇一途であった。
事実、上の激流&大ヒラタケの道の奥、昨年暮れに「うわなんかおる!」とびびってブログを書いたときに入った山で、ヒラタケ(推定1s)とヌメリスギタケモドキ幼菌(推定13g)を捕獲することに成功。きのうモドキじゃないほうをたっぷり収穫したので、今日はこれくらいでいいかなーと思って帰途に就くと・・・
↑じゃじゃーん!!ほとんど全部「顔サイズ」の超ジャンボヒラタケ(推定6.5s)に遭遇&感動&収穫&滑落
ここは山歩きに慣れた私でもまじで険しい山道。腕抜けるんじゃねえか?という新たな恐怖におののきつつ、重力と闘いながらよじ登ってよじ下った。
↑道中疲れ果てたところで美しいきのこに遭遇し、ついでに本日の収穫を撮影。座ってるのにジリジリ下っていく勾配。
↓美しいきのこ。なんだろうねぇ・・・この前のに酷似。やっぱりウスキテングかなぁ・・・なんにせよ、食ったらタダでは済まないだろう。
てことで、今夜は今年4回目の「焼き」でヒラタケを食うぞー!
2019年11月02日
凶悪?不明種と季節外れの狂暴きのこ
必ずお読みください!
個人的に、気候の変化はそこまで気にしていないのだが、自然災害に加え、自身にとってより身近な「きのこの変化」を目の当たりにすると、いやでも何かが変わってきていると認めざるを得ない。
今日、こんなきのこを見つけた。
↑ひと目見て「美しい」と思った。が、これ、いったいなんのきのこだ?
黒っぽく鈍い光が目に飛び込んできた。あ、コテングタケモドキか?と思ったが、時期が違う。近寄ってみると、灰色のようなレモン色のような、実に複雑な色合いであり、タマゴテングタケ?とも思った。
コテングタケはツボを持たないが、コテングタケモドキはツボを持ち、コテングタケ以上の猛毒きのこ。その上を行く猛毒といえば、やはり猛毒御三家の中でもトップを担うタマゴテングタケだ。それにしても、今はもう11月。さすがにこの時期に猛毒御三家とかテングタケ系とかが顔を出すことは考えられない。
つぶさに観察してみると、ツボがあり、ツバがない。しかし条線はある。とすると・・・条線を持たないことが多い猛毒系ではなさそう。コテングタケモドキでもタマゴテングタケやタマゴタケモドキでもないことがこの時点で確定した。
では何か?このあたりで大量発生するウスキテングタケはツボと条線を持つが、けっこう頑丈なツバがある。この不思議なきのこにはツバがなかった。ただ、ベニテングやイボテングのような「傘のボツボツ」とともに、雨でツバが落ちてしまうことは十分にありうる。
ただ、ウスキテングタケのクリーム色は、タマゴテングタケのレモン色とは明らかに異なる「単色」である。タタマゴテングやコテングタケモドキは、非常に複雑で神秘的な色合い。傘の色だけを見ると、ウスキテングという感じではない。
ではなにか。うーん・・・正直わからん。いずれにしても食いたいと思うきのこではない。食ったらタダでは済まない「凶悪きのこ」の気配は十分感じられる。釈然としないまましばらく歩いていると・・・
↑はい!?なぜ今このきのこが・・・
これ、どう見てもタマゴタケである。10月の下旬に見たことはあるが、さすがに11月に入ってタマゴタケはねえよなぁと思い、またまたつぶさに観察してみた。ツボあり、条線あり、ツバあり、柄のだんだら模様あり・・・やっぱりタマゴタケだ。
しかし今は冬きのこのヒラタケが全盛期を迎えようとしている時期だ。タマゴタケのおいしさは十分知っているし、今年は正直タマゴタケ不足でもあった。収穫したいなぁ・・・と思った。でもやめた。なんとなく不吉なきのこであるように感じられたからだ。
この時期、タマゴタケと同じような色合いのベニタケ系きのこは多く、実際チチタケなんかをちょぼちょぼ収穫している。だからよけいにこの色のタマゴタケがベニタケ終盤に発生することがものすごく奇異に感じられたのだ。
いやー・・・いよいよ今年は時期がめちゃくちゃだなぁなどと思いながらさらに歩を進めると、久々、コイツに遭遇した。見るだけでも緊張感が走る「狂暴きのこ」である。
↑絵にかいたようなドクツルタケ
写真ではツバを確認できないが、まだ幼菌なので、ツバが剥がれ落ちてきていないだけ。ツバになるだろうなぁと思われる膜が、ちゃんと傘裏にへばりついていた。大きなツボがあって、条線がない。これは完全に「猛毒御三家」のドクツルタケである。
それにしても、なぜ今この時期にドクツルタケなの?と、デジャヴのような違和感に襲われる。タマゴテングならありうるが、11月のドクツルやシロタマゴテングはさすがにねえよなぁ・・・まあドクツルタケに襲われたわけではないので、デジャヴを身にまといながら、さらに歩いていくと・・・
↑大型ヒラタケ(右)と、ちょっとうれしいヌメリスギタケ(黄色い小ぶりのきのこ)
やっと晩秋らしい美味なきのこに出会うことができた。なんだか安心したなぁ・・・明日はヌメリスギタケの味噌汁。このへんはヌメリスギタケモドキのほうが多いので、モドキのないヌメリスギタケはとてもうれしい。
個人的に、気候の変化はそこまで気にしていないのだが、自然災害に加え、自身にとってより身近な「きのこの変化」を目の当たりにすると、いやでも何かが変わってきていると認めざるを得ない。
今日、こんなきのこを見つけた。
↑ひと目見て「美しい」と思った。が、これ、いったいなんのきのこだ?
黒っぽく鈍い光が目に飛び込んできた。あ、コテングタケモドキか?と思ったが、時期が違う。近寄ってみると、灰色のようなレモン色のような、実に複雑な色合いであり、タマゴテングタケ?とも思った。
コテングタケはツボを持たないが、コテングタケモドキはツボを持ち、コテングタケ以上の猛毒きのこ。その上を行く猛毒といえば、やはり猛毒御三家の中でもトップを担うタマゴテングタケだ。それにしても、今はもう11月。さすがにこの時期に猛毒御三家とかテングタケ系とかが顔を出すことは考えられない。
つぶさに観察してみると、ツボがあり、ツバがない。しかし条線はある。とすると・・・条線を持たないことが多い猛毒系ではなさそう。コテングタケモドキでもタマゴテングタケやタマゴタケモドキでもないことがこの時点で確定した。
では何か?このあたりで大量発生するウスキテングタケはツボと条線を持つが、けっこう頑丈なツバがある。この不思議なきのこにはツバがなかった。ただ、ベニテングやイボテングのような「傘のボツボツ」とともに、雨でツバが落ちてしまうことは十分にありうる。
ただ、ウスキテングタケのクリーム色は、タマゴテングタケのレモン色とは明らかに異なる「単色」である。タタマゴテングやコテングタケモドキは、非常に複雑で神秘的な色合い。傘の色だけを見ると、ウスキテングという感じではない。
ではなにか。うーん・・・正直わからん。いずれにしても食いたいと思うきのこではない。食ったらタダでは済まない「凶悪きのこ」の気配は十分感じられる。釈然としないまましばらく歩いていると・・・
↑はい!?なぜ今このきのこが・・・
これ、どう見てもタマゴタケである。10月の下旬に見たことはあるが、さすがに11月に入ってタマゴタケはねえよなぁと思い、またまたつぶさに観察してみた。ツボあり、条線あり、ツバあり、柄のだんだら模様あり・・・やっぱりタマゴタケだ。
しかし今は冬きのこのヒラタケが全盛期を迎えようとしている時期だ。タマゴタケのおいしさは十分知っているし、今年は正直タマゴタケ不足でもあった。収穫したいなぁ・・・と思った。でもやめた。なんとなく不吉なきのこであるように感じられたからだ。
この時期、タマゴタケと同じような色合いのベニタケ系きのこは多く、実際チチタケなんかをちょぼちょぼ収穫している。だからよけいにこの色のタマゴタケがベニタケ終盤に発生することがものすごく奇異に感じられたのだ。
いやー・・・いよいよ今年は時期がめちゃくちゃだなぁなどと思いながらさらに歩を進めると、久々、コイツに遭遇した。見るだけでも緊張感が走る「狂暴きのこ」である。
↑絵にかいたようなドクツルタケ
写真ではツバを確認できないが、まだ幼菌なので、ツバが剥がれ落ちてきていないだけ。ツバになるだろうなぁと思われる膜が、ちゃんと傘裏にへばりついていた。大きなツボがあって、条線がない。これは完全に「猛毒御三家」のドクツルタケである。
それにしても、なぜ今この時期にドクツルタケなの?と、デジャヴのような違和感に襲われる。タマゴテングならありうるが、11月のドクツルやシロタマゴテングはさすがにねえよなぁ・・・まあドクツルタケに襲われたわけではないので、デジャヴを身にまといながら、さらに歩いていくと・・・
↑大型ヒラタケ(右)と、ちょっとうれしいヌメリスギタケ(黄色い小ぶりのきのこ)
やっと晩秋らしい美味なきのこに出会うことができた。なんだか安心したなぁ・・・明日はヌメリスギタケの味噌汁。このへんはヌメリスギタケモドキのほうが多いので、モドキのないヌメリスギタケはとてもうれしい。
2019年10月30日
美しいきのこ&閲覧注意系きのこ&きのこの怖い話
必ずお読みください!
今日は3種類のきのこを収穫した。
↑サクラシメジ。味の好みは分かれるところだが、見ためにはすこぶる美しいという感想で共通するだろう。
ものすごくたくさんきのこや山菜が採れそうなコースなのだが、まあ採れたためしがないところで見つけたサクラシメジ。個人的にはあまりうまいと思わない(にげえくせにそこまでうまみを感じない)から、ヒラタケコースとかタマゴタケコースで見つけたサクラシメジは基本収穫しなかった。
しかし今日は、まさかこのコースで採れるとは思っていなかったため、思わず収穫してしまった。久々に食ったところ、このところの雨で異常に水分が出てそこまで苦みを感じなかった。サクラシメジ・・・「苦いシメジ」の代名詞的なきのこ。もっと苦くて食えたもんじゃないのがニガオオシメジ。
その後、いつもと違うコースでヒラタケを採取。場所も色も異なるので慎重に同定(きのこの種類の検証)して、ツキヨタケでないことを確認して収穫した。そしてそのすぐ先に、「閲覧注意系きのこ」を大収穫した。
おそらくこれ系の画像がニガテな読者もいるかと思うので、イヤな予感がしたらスルーすべきであることを喚起しておく。
↑アラゲキクラゲ大群生。高い木の上部、手の届かない場所にあったが、先日の台風でぶち折れたらしく、数年来見てきたキクラゲをようやく収穫することができた。
↑めっちゃデカい
↑道に生えているわけではない。険しいので収穫しては道に置き・・・を繰り返したらこんなになってた
ここから先はずっと針葉樹林帯になっているので、しばらくきのこはねえなぁと思いながら進んだのだが、たった1本だけの広葉樹(たぶんブナ)に、見慣れた美しいきのこが発生していた。
↑大ぶりのヒラタケ。素晴らしい香りと肉感。
さて、今回は少し考察。きのこにまつわる少々怖い話。
ここらへんでは見たことがない(すなわち私は一度も見たことがない)のだが、本日久々に収穫したサクラシメジによくにたきのこで、「サクラシメジモドキ」というきのこがある。
サクラシメジ自体非常に美しく、見分けやすいきのこであるといえるかと思う。しかし私はきのこの生態云々はさておき、食うほうに目が行きがちなので、正直なところサクラシメジにそこまでの魅力は感じておらず、これまでもほとんど収穫しないでいた。
サクラシメジはブナ林(ブナ、ミズナラ、ナラなど)をはじめとする広葉樹林に発生するきのこ。これに対し、同じく優秀な食菌と称されるサクラシメジモドキは、比較的針葉樹との相性が良いとされる。これ、実はかなり怖いと私は思う。
それの何が怖いの?と思うだろう。サクラシメジもサクラシメジモドキもどっちも(好きな人には)おいしいきのこなのだから、その区別がつかなくたっていいじゃねえかと思うのも、確かにうなずける。
これまで再三タマゴタケの画像を掲載してきたが、タマゴタケモドキという猛毒きのこがある。幸いにも赤いタマゴタケに対し黄色っぽいタマゴタケモドキは「モドキ」の名に恥じるレベルで似ていないが、仮にこの両者がサクラシメジとサクラシメジモドキのペアと同じくらい似ていたとするならば、非常に危険である。
実際、クロハツのファミリーはそういう次元のリスクがある。死ぬほどではないが毒があるクロハツ、クロハツにそっくりだが毒がないクロハツモドキ、そしてクロハツやクロハツモドキに超そっくりな猛毒のニセクロハツ、さらにさらに、これらに類似するニセクロハツモドキなんていう種類もあるというから、きのこはやっぱり難しい。
もう余計なきのこに手を出さず、おいしく無難なタマゴタケとヒラタケとキクラゲだけ食ってりゃいいかなぁ・・・の思いをますます強くした本日のきのこ狩りであった。
今日は3種類のきのこを収穫した。
↑サクラシメジ。味の好みは分かれるところだが、見ためにはすこぶる美しいという感想で共通するだろう。
ものすごくたくさんきのこや山菜が採れそうなコースなのだが、まあ採れたためしがないところで見つけたサクラシメジ。個人的にはあまりうまいと思わない(にげえくせにそこまでうまみを感じない)から、ヒラタケコースとかタマゴタケコースで見つけたサクラシメジは基本収穫しなかった。
しかし今日は、まさかこのコースで採れるとは思っていなかったため、思わず収穫してしまった。久々に食ったところ、このところの雨で異常に水分が出てそこまで苦みを感じなかった。サクラシメジ・・・「苦いシメジ」の代名詞的なきのこ。もっと苦くて食えたもんじゃないのがニガオオシメジ。
その後、いつもと違うコースでヒラタケを採取。場所も色も異なるので慎重に同定(きのこの種類の検証)して、ツキヨタケでないことを確認して収穫した。そしてそのすぐ先に、「閲覧注意系きのこ」を大収穫した。
おそらくこれ系の画像がニガテな読者もいるかと思うので、イヤな予感がしたらスルーすべきであることを喚起しておく。
↑アラゲキクラゲ大群生。高い木の上部、手の届かない場所にあったが、先日の台風でぶち折れたらしく、数年来見てきたキクラゲをようやく収穫することができた。
↑めっちゃデカい
↑道に生えているわけではない。険しいので収穫しては道に置き・・・を繰り返したらこんなになってた
ここから先はずっと針葉樹林帯になっているので、しばらくきのこはねえなぁと思いながら進んだのだが、たった1本だけの広葉樹(たぶんブナ)に、見慣れた美しいきのこが発生していた。
↑大ぶりのヒラタケ。素晴らしい香りと肉感。
さて、今回は少し考察。きのこにまつわる少々怖い話。
ここらへんでは見たことがない(すなわち私は一度も見たことがない)のだが、本日久々に収穫したサクラシメジによくにたきのこで、「サクラシメジモドキ」というきのこがある。
サクラシメジ自体非常に美しく、見分けやすいきのこであるといえるかと思う。しかし私はきのこの生態云々はさておき、食うほうに目が行きがちなので、正直なところサクラシメジにそこまでの魅力は感じておらず、これまでもほとんど収穫しないでいた。
サクラシメジはブナ林(ブナ、ミズナラ、ナラなど)をはじめとする広葉樹林に発生するきのこ。これに対し、同じく優秀な食菌と称されるサクラシメジモドキは、比較的針葉樹との相性が良いとされる。これ、実はかなり怖いと私は思う。
それの何が怖いの?と思うだろう。サクラシメジもサクラシメジモドキもどっちも(好きな人には)おいしいきのこなのだから、その区別がつかなくたっていいじゃねえかと思うのも、確かにうなずける。
これまで再三タマゴタケの画像を掲載してきたが、タマゴタケモドキという猛毒きのこがある。幸いにも赤いタマゴタケに対し黄色っぽいタマゴタケモドキは「モドキ」の名に恥じるレベルで似ていないが、仮にこの両者がサクラシメジとサクラシメジモドキのペアと同じくらい似ていたとするならば、非常に危険である。
実際、クロハツのファミリーはそういう次元のリスクがある。死ぬほどではないが毒があるクロハツ、クロハツにそっくりだが毒がないクロハツモドキ、そしてクロハツやクロハツモドキに超そっくりな猛毒のニセクロハツ、さらにさらに、これらに類似するニセクロハツモドキなんていう種類もあるというから、きのこはやっぱり難しい。
もう余計なきのこに手を出さず、おいしく無難なタマゴタケとヒラタケとキクラゲだけ食ってりゃいいかなぁ・・・の思いをますます強くした本日のきのこ狩りであった。
2019年10月26日
地球上で最大の生物ゲット
必ずお読みください!
「地球上で最大の生物を捕獲した」ともなると、なかなかなモンだと我ながら思う。もしかしたらテレビの取材が来て、この超イケメンがテレビ画面に公開されることになるのだろうか・・・などと期待に胸を高鳴らせている女性も多かろう。
いや、その前に、「そんなもん獲れるワケねえだろ!」と、私をウソつき呼ばわりするのだろうか?私はウソはキライである。この世に生を受けて300年ほど経つが、これまでウソなんて一度もついたことがない(!)。だから今回もまったくウソではなく、正真正銘の「地球上で最大の生物」である。
おっと、そこまで言い切ってしまうとさすがにウソになってしまうので、ノットリリースザボールを取られるギリギリセーフくらいの絶妙なタイミングで訂正しておくことにしよう。
私が今日捕獲したのは、「地球上で最大の生物」ではおそらくない。何しろ巨大なので、その判断がそもそもむつかしいのだ。もしかしたら地球上最大である可能性もゼロではない、という程度のデカさの生物であると解釈していただきたい。さあ、これでウソではなくなった。安心して301年目を生きるとしよう。
あほな話はさておき、それではさっそくご覧いただくことにしよう、コイツである・・・
おわかりいただけただろうか?
すこし前に「ナラタケモドキ」の画像を掲載したと思うが、これ、モドキがとれた「ナラタケ」である。何を隠そう、ナラタケってのは地球上で最もデカい生物として認定されている。これは別に私がウソこいているわけでもなければ、夢を見ているわけでもない。
詳細については「地球最大 ナラタケ」とでも検索すればわかるだろう。私は詳細を教えてあげるつもりなど皆無なので、知りたい読者はご自身でお調べを。
このあたりはナラタケモドキがたくさん出るんだけど、ナラタケはそう多くない。それでも例年かなり険しい傾斜の老木およびその周辺の地べたにわずかながらのナラタケが発生する。しかしそういう事情のナラタケなので、あまり採取したことがなかった。
しかし今年はこのナラタケが、写真のとおりかなりの数発生していたので、ちょっくら頂戴してきたのだ。今夜これから食おうと思っている。
さて、この時期といえばヒラタケ。今年もまずまずヒラタケは出てくれている。走りが遅かったので少しあせったが、本来もっと寒くなってから出るきのこなので、今のところは5〜10kg程度でも十分という感じではある。
↑私の顔くらいありそうなジャンボヒラタケ。ナラタケよりずっとデカく感じられるが・・・
それにしても、今年は雨が多いですね。なんのこともない林道わきを流れるか細い沢が、何かの逆鱗に触れたかのようにたけり狂い、林道を派手に浸食している。
次に行ったときにはもうこの道はなくなっているのかもしれない。
ということで、私もほんとうは山なんて歩くべきではないのかもしれないが、どうかみなさんもお大事にしていただきたいものである。
「地球上で最大の生物を捕獲した」ともなると、なかなかなモンだと我ながら思う。もしかしたらテレビの取材が来て、この超イケメンがテレビ画面に公開されることになるのだろうか・・・などと期待に胸を高鳴らせている女性も多かろう。
いや、その前に、「そんなもん獲れるワケねえだろ!」と、私をウソつき呼ばわりするのだろうか?私はウソはキライである。この世に生を受けて300年ほど経つが、これまでウソなんて一度もついたことがない(!)。だから今回もまったくウソではなく、正真正銘の「地球上で最大の生物」である。
おっと、そこまで言い切ってしまうとさすがにウソになってしまうので、ノットリリースザボールを取られるギリギリセーフくらいの絶妙なタイミングで訂正しておくことにしよう。
私が今日捕獲したのは、「地球上で最大の生物」ではおそらくない。何しろ巨大なので、その判断がそもそもむつかしいのだ。もしかしたら地球上最大である可能性もゼロではない、という程度のデカさの生物であると解釈していただきたい。さあ、これでウソではなくなった。安心して301年目を生きるとしよう。
あほな話はさておき、それではさっそくご覧いただくことにしよう、コイツである・・・
おわかりいただけただろうか?
すこし前に「ナラタケモドキ」の画像を掲載したと思うが、これ、モドキがとれた「ナラタケ」である。何を隠そう、ナラタケってのは地球上で最もデカい生物として認定されている。これは別に私がウソこいているわけでもなければ、夢を見ているわけでもない。
詳細については「地球最大 ナラタケ」とでも検索すればわかるだろう。私は詳細を教えてあげるつもりなど皆無なので、知りたい読者はご自身でお調べを。
このあたりはナラタケモドキがたくさん出るんだけど、ナラタケはそう多くない。それでも例年かなり険しい傾斜の老木およびその周辺の地べたにわずかながらのナラタケが発生する。しかしそういう事情のナラタケなので、あまり採取したことがなかった。
しかし今年はこのナラタケが、写真のとおりかなりの数発生していたので、ちょっくら頂戴してきたのだ。今夜これから食おうと思っている。
さて、この時期といえばヒラタケ。今年もまずまずヒラタケは出てくれている。走りが遅かったので少しあせったが、本来もっと寒くなってから出るきのこなので、今のところは5〜10kg程度でも十分という感じではある。
↑私の顔くらいありそうなジャンボヒラタケ。ナラタケよりずっとデカく感じられるが・・・
それにしても、今年は雨が多いですね。なんのこともない林道わきを流れるか細い沢が、何かの逆鱗に触れたかのようにたけり狂い、林道を派手に浸食している。
次に行ったときにはもうこの道はなくなっているのかもしれない。
ということで、私もほんとうは山なんて歩くべきではないのかもしれないが、どうかみなさんもお大事にしていただきたいものである。
2019年10月15日
きのこいろいろ
必ずお読みください!
10/15?
↑オニフスベ幼菌。成菌以上だったらえらいことになるきのこ。
詳細知りたきゃお調べを!
これ1エリアにものすごい数見つかった。これがすべて順調に成長したら・・・と思うとゾッとする。
今回食うのは控えた。
10/20?
↑巨大なノウタケ。ピザほどでかくないが、お好み焼きよりはでかい。厚さはビッグマックくらい?
このでかさを考えると、これがいわゆる「オオノウタケ」というやつかもしれない。実は上のオニフスベもノウタケの仲間で、この両者はすこぶる近縁にあたる。ホコリタケの一族ですね。老菌になると胞子を噴くやつね。
↑オオノウタケ切断。このくらいなら食えるかなーと思ったが、そこまでうまいきのこでもないので、今回は見送った。
10/22
↑おなじみのヒラタケ。今年は台風だ雨だでなかなか山に入れないでいたが、ちょうどタイミングが良いんだか悪いんだかで、虫がかなり食い進めた状態のヒラタケだった。ヒダがだいぶ食われていて、まるでウスヒラタケのようになっていた。
毎年大量のヒラタケを収穫することができる一番奥のホダ木はまだ沈黙を守っているが、そのすぐ手間の大木の樹上に立派なヒラタケが出ていた。
ここ2、3年で少しずつ大きくなってるなぁとは感じていたが、危険を冒してまで収穫したくなるサイズではなかったので、これまでは静観していたが、今年はかなりでかくなっており、幸い台風がへし折ったかなり長い枝が近くにあったので、それで少し乱暴に収穫することができた。
上の写真と合わせて2〜3sくらいの重量だが、例によって雨後のヒラタケはずっしりとした重量感。
今年はダメかと思ったが、どうやらヒラタケは無事発生してくれそうではある。ただ、今年の天気だと、このあとも山の状態がどうなるかわからず、あまり無理はできない。
みなさんも雨、山には十分気を付けてください。
10/15?
↑オニフスベ幼菌。成菌以上だったらえらいことになるきのこ。
詳細知りたきゃお調べを!
これ1エリアにものすごい数見つかった。これがすべて順調に成長したら・・・と思うとゾッとする。
今回食うのは控えた。
10/20?
↑巨大なノウタケ。ピザほどでかくないが、お好み焼きよりはでかい。厚さはビッグマックくらい?
このでかさを考えると、これがいわゆる「オオノウタケ」というやつかもしれない。実は上のオニフスベもノウタケの仲間で、この両者はすこぶる近縁にあたる。ホコリタケの一族ですね。老菌になると胞子を噴くやつね。
↑オオノウタケ切断。このくらいなら食えるかなーと思ったが、そこまでうまいきのこでもないので、今回は見送った。
10/22
↑おなじみのヒラタケ。今年は台風だ雨だでなかなか山に入れないでいたが、ちょうどタイミングが良いんだか悪いんだかで、虫がかなり食い進めた状態のヒラタケだった。ヒダがだいぶ食われていて、まるでウスヒラタケのようになっていた。
毎年大量のヒラタケを収穫することができる一番奥のホダ木はまだ沈黙を守っているが、そのすぐ手間の大木の樹上に立派なヒラタケが出ていた。
ここ2、3年で少しずつ大きくなってるなぁとは感じていたが、危険を冒してまで収穫したくなるサイズではなかったので、これまでは静観していたが、今年はかなりでかくなっており、幸い台風がへし折ったかなり長い枝が近くにあったので、それで少し乱暴に収穫することができた。
上の写真と合わせて2〜3sくらいの重量だが、例によって雨後のヒラタケはずっしりとした重量感。
今年はダメかと思ったが、どうやらヒラタケは無事発生してくれそうではある。ただ、今年の天気だと、このあとも山の状態がどうなるかわからず、あまり無理はできない。
みなさんも雨、山には十分気を付けてください。