2023年01月26日
ちょっとだけMリーグ#103
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/kc7cLdZvVt8
2022年12月22日 第2試合
東1局
東家 本田 朋広 25000
南家 小林 剛 25000
西家 堀 慎吾 25000
北家 多井 隆晴 25000
(敬称略)
開局したばかりの東1局。
最初に親・本田さんの手は
ドラ本田手牌
タンヤオが近くに見える2シャンテン。
今後のツモによってタンピン(引きなど)、ソーズ変化によってはイーペーコーもあります。
この手は赤もドラも使えるのでそれを使った12000以上の手にしたい所。
ツモ打
次に南家・小林さんの手は
ドラ小林手牌
ドラ+赤でポンの手と見ると4シャンテン。
3900が見える手ならポンしていきたい所ですが4シャンテンと遅めの手なので相手の動向も気にしながら進めたいです。(他家リーチの方が早そう)
ツモ打
続いて西家・堀さんの手は
ドラ堀手牌
マンズ7枚+字牌2種あるのでマンズ3〜4ブロック+字牌1〜2ブロックならマンズホンイツ、19字牌がそれなりに多いのでチャンタや純チャン、789三色同順もありそうです。
マンズホンイツはホンイツ・役牌・ドラで満貫以上、純チャン・789三色・ドラでも満貫あるのでこのどちらかを見すえて進めたい。
このどちらもテンパイスピードが早くはないのでいつでもオリられる構えでいいでしょう。
ツモ打
最後に北家・多井さんの手は
ドラ多井手牌
こちらは赤もドラも無いのみ手になりそうな3シャンテンです。
ここに赤やドラを引いてもペンチャンやカンチャン受け入れが残るので形的にも良くないです。
ツモ打
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
これでほぼタンヤオの1シャンテン。
ここで本田さんが切ったを小林さんがポンして打。
ポンドラ小林手牌
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
トイツができ、マンズホンイツへ。
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
タンヤオの4トイツになり、ちょっとツモが縦寄りの感覚があります。
同巡、小林さんは
ポンドラ小林手牌
これで愚形だらけですが5ブロック揃いました。
さらに同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
マンズホンイツと4トイツでチートイツ2シャンテン。
はたまた同巡、多井さんは
ドラ多井手牌
役なし1シャンテン。
次巡、本田さんはツモ切り、これを小林さんがチーして打1シャンテン。
チーポンドラ小林手牌
この時点で小林さんのペンはドラ表示牌含めて純カラ(山に0枚)で、仮に小林さんがテンパイしてもが切られない限りアガリ目は0です。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
チートイツを見切り、これでマンズホンイツ2シャンテン。
引きを見て進めます。
次巡、多井さんは
ドラ多井手牌
2トイツの1シャンテンに変化。
次巡、小林さんは
チーポンドラ小林手牌
リャンメン受け入れに変化。
次巡、小林さんは
チーポンドラ小林手牌
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
これで5トイツ、チートイツ1シャンテン。
ここで手牌に関係しそうな見えている牌はドラ表示牌に1枚、場に1枚切れ、が3枚切れです。
ここから本田さんは打、これを小林さんがチーして打。
チーチーポンドラ本田手牌
3フーロして引きでテンパイする1シャンテン。
同巡、堀さんは
ドラ堀手牌
・ホンイツ・ドラ、リーチで跳満になる1シャンテン。
次巡、本田さんは
ドラ本田手牌
タンヤオ・チートイツテンパイ。
打どちらか切りの場面。
本田さんは打リーチタンキ待ち。
待ちは山に2枚。
2巡後、小林さんは
ツモ打チーチーポンドラ小林手牌
テンパイ取りで打。
これが本田さんにロン。
リーチロンドラ裏ドラ本田手牌
リーチ・タンヤオ・チートイツ9600点。
今局で本田さんの分岐点が
打ドラ本田手牌
ここからの打がアガリを生みました。
もしこの手がタンヤオ・ピンフになるならのようなツモになるはずです。
そんな牌を1枚も引かないのはトイツ手、つまりチートイツだと見ていいでしょう。
それと本田さんはドラ表示牌の残り3枚のうち2枚を切らない形にしています。(あと1枚は多井さん)
それにより本田さんは一人で小林さんと堀さんのアガリを無くしています。
チーチーポンドラ小林手牌
ドラ堀手牌
2人の手はペンがネックになっています。
ドラ表示牌はドラの1つ前の牌なのでドラターツを作ろうとすると、数牌ではかなりのケースでドラ表示牌が必要になります。(例外はドラ表示牌の時)
今回はドラ表示牌がで、ターツを持っている人はターツが埋まらず、仮にテンパイしてもアガリ目は0です。
これが今回で言う小林さんと堀さんです。
このようにドラ表示牌はドラを使いたい人には必要牌になりやすいと言えます。
今回に限っては3枚しかないドラ表示牌の3分の2を押さえた本田さんに軍配が上がりました。
今回のまとめ
・トイツ手かメンツ手かで迷った時、これまでのツモの傾向から判断する
本田さん今回の分岐点
打ドラ本田手牌
本田さんのここまでのツモはと、横に伸びる(ターツになる)牌を引いていないのでメンツ手というよりもトイツ手。
・ドラが数牌(マンズ・ピンズ・ソーズ)で多くのケースで(ドラが1を除く)ドラ表示牌はドラメンツの必要牌になりやすい
ドラが時、ドラメンツは、で2分の1で表示牌が必要、ドラ時、、、で3分の2で表示牌が必要、ドラ時、、で2分の2で表示牌が必要、ドラ時、で1分の1で表示牌が必要。
ドラが1以外ではドラ表示牌が必要牌になりやすい。
ドラ本田手牌
チーチーポンドラ小林手牌
ドラ堀手牌
小林さんと堀さんの必要牌を押さえている本田さんがを切らない限り2人にアガリはない。
・捨牌からトイツ場を判断(目安は6巡で同じ牌のペア5組〜)
本田捨牌
小林捨牌
堀捨牌
多井捨牌
東家と南家の
東家と西家の
東家と北家の
南家と西家の
南家と北家の
西家と北家の
合わせてペア10組で強めのトイツ場(スジが偏りやすい場)と判断。
堀さんの手もチートイツはある。
↓本田さんは気持ちいいくらい押してる!と思った人はクリック
麻雀ランキング
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11832363
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック