2023年01月24日
ちょっとだけMリーグ#102
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/20MxhR846tY
2022年12月5日 第1試合
東3局
東家 岡田 紗佳 35000
南家 魚谷 侑未 20000
西家 松本 吉弘 18000
北家 滝沢 和典 27000
(敬称略)
まだ東場なので、点差はほんのり意識しておく程度で構いません。
※動画の都合上、2巡目・親から見ていきます。
最初に親・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
岡田さんはトップ目の親で、二着目と子・満貫差とまだ予断を許さない点差です。
この親で4000オール以上のような高い手を一度アガっておきたい状況。
岡田さんの手はメンツ手3シャンテンと早くも遅くもない微妙な立ち位置です。
ここから手役を見るなら789三色同順や345三色同順、ピンフくらいでしょうか。
まだ赤もドラも無い手で高くなる要素が少ないのがキズ。
ツモ打
次に南家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
自風がありポンして2000~3900にはなりそうです。
アガリを見るにしても、、、と4ブロックしかない4シャンテンとスピードが遅めの安手です。
もしドラが重なるか赤1枚増えれば満貫も見えるので押し寄りですが、ブロック数も揃っていないペンチャン残りなので押し過ぎに注意。
ツモ打
続いて西家・松本さんの手は
ドラ松本手牌
カンチャン2つ残りの1シャンテン。
イーぺーコーが見えていますが、赤もドラも無くリーチ・イーぺーコーで2600点と少し物足りません。
ここに引きしない限り高くなりにくいのでリーチでは放銃率が上がります。
ツモ打
最後に北家・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
トイツがありポンすればアガリは近そうなマンズがあり一気通貫の必要牌7枚があるので一気通貫が見え、ドラも使える2シャンテン。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
雀頭が無いですが、どこが重なってもいいように打。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
789三色と雀頭の2つに対応できるような1シャンテンに構えています。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
4トイツになり、チートイツも少しあります。
次巡、松本さんは
ドラ松本手牌
が重なればタンヤオでリーチ・タンヤオ・イーぺーコーなら勝負手にもなりそうです。
次巡、岡田さんが2枚目ツモ切りでこれを滝沢さんがポンして打1シャンテン。
ポンドラ滝沢手牌
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
2トイツになりドラ切りで目一杯の1シャンテン。
同巡、松本さんは
打ドラ松本手牌
少し時間を使って打とします。
カンが場に2枚切れになってターツを払ったり、カンは滝沢さんにトイツと、ソーズに嫌われているように見えます。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
これでマンズ受け入れができ、ここが待ちになるのも狙いのようです。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
ツモで678三色目も出て、受け入れを決めました。
同巡、松本さんは
ドラ松本手牌
イーぺーコー完成で滝沢さんの仕掛けを警戒してと滝沢さんの現物切りで守備的に打っている様子。
もしツモならメンタンピンイーぺーコー、満貫で勝負の構えでしょう。
同巡、滝沢さんは
ポンドラ滝沢手牌
どのマンズを引いてもテンパイになる1シャンテン。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
形的には待ちが良さそうですが場にと切られていて、目に見えてが5枚ありません。
岡田さんはここから打。
の1シャンテンに取りました。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
ツモテンパイ即リーチ!待ち。
待ちはが山に3枚、が1枚、が1枚の合わせて3+1+1=5枚。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
ドラが重なりチートイツ・ドラ2、1シャンテン。
次巡、岡田さんがツモ切り、これを魚谷さんがポンして打。
ポンドラ魚谷手牌
次巡、魚谷さんは
ポンドラ魚谷手牌
・ドラ2・赤、満貫1シャンテン。
2巡後、魚谷さんは岡田さん現物の中スジを押しています。
同巡、魚谷さん打に合わせて松本さんも打、これを滝沢さんがチーして
チーポンドラ滝沢手牌
ここから切り待ちか切り待ちのどちらかの選択です。
岡田さんの捨牌は
岡田捨牌
この捨牌はピンズが切られて第一打でペン待ちはなさそう+4枚切れでペン待ちを否定しています。
4枚切れで、4枚切れで待ちも否定しています。
また、ソーズは切りでこのまたぎスジも無さそうです。(、、は無さそう)
もしソーズ待ちなら。
マンズはしか通ってなく、マンズ待ちなら、、が怪しいと言えます。
これらの理由から滝沢さんは打、待ちに取ったようです。
チーポンドラ滝沢手牌
で鳴いたのは、ドラスジの方が出にくい部分だからのようです。
2巡後、魚谷さんは打で完全にオリ。
このを松本さんがチー、ツモが1つ後ろにずれました。
この直後、滝沢さんは
ツモチーポンドラ滝沢手牌
ツモ!の40符、400−700。(+1000)
岡田さんの当たり牌を使い切ってのツモアガリです。
今回のケースで岡田さんは親のトップ目で、そんな親リーチに向かっていった滝沢さん。
その鳴きを見た松本さんは「まかせた」と言わんばかりにオリています。
解説の土田プロは「子供達みんなの合作ですね。上手く親のリーチを凌いだね。」と表現されています。
今回のまとめ
・トップ目の親には辛く打つ
親には例外を除きあまり連荘させないように打つ。(親連荘は大差がつく要因になる、点差が広がると逆転も難しい)
トップ目の親相手に子3人で協力してでも子1人をアガらせる。(アシスト、差し込みも)
・親リーチに向かってくる人がいればその人に勝負を任せる
今回では岡田さんの親リーに滝沢さんが立ち向かい、松本さんはオリた。
ドラ岡田手牌
岡田さんリーチに対し、滝沢さんは
ツモチーポンドラ滝沢手牌
オナテンに合わせて岡田さんの待ちをアガリ牌にした。
↓岡田さんの代走はワイがするっ!と思った人はクリック
麻雀ランキング
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11829966
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック