2023年01月05日
ちょっとだけMリーグ#93
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/xFTtfFmE4rE
2022年12月5日 第1試合
南1局
東家 松本 吉弘 26600
南家 滝沢 和典 26500
西家 岡田 紗佳 31300
北家 魚谷 侑未 15600
(敬称略)
魚谷さんが三着目と満貫ツモ差程度のラス目、二着目と三着目が100点差でトップ目と4700点、4800点差と1アガリでまくれる(逆転する)差です。
トップ目・岡田さんは二着目・三着目を突き放すようなアガリが欲しい場面。
最初に親・松本さんの手は
ドラ松本手牌
赤1の4トイツ、チートイツ2シャンテンです。
もしアンコが増えればトイトイ・三暗刻狙い、ツモならピンフ・イーペーコー狙いでいいでしょう。
ツモ打
次に南家・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
赤もドラも無い手で3トイツ、役なしリーチ1300点になりそうな手です。
少しでも高くしたい三着目の滝沢さんは赤やドラ引きを意識した手にしたい所。
あとはソーズの形からイーペーコーやを見る程度です。
ツモ打
続いて西家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
ここはマンズ9枚+字牌2種類ありマンズホンイツや役牌トイツになればポンして役牌・ホンイツ・赤の満貫。
また、ドラを使ったイーペーコーもあります。
ツモ打
岡田さんはここで切りしましたがホンイツも意識して打や打の選択もあります。
最後に北家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
ドラ1のメンツ手、ピンフ狙いが良さそうです。
ただドラが孤立牌でこれが重ならない限りあまり高くならないのでラス目の魚谷さんには厳しい手に見えます。
ツモ打
次巡、松本さんは
ドラ松本手牌
赤2枚でリーチ・赤2でも7700~になりました。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
4ブロックであと1ブロック作りたい手です。
次巡、松本さんは
打ドラ松本手牌
引きでテンパイする1シャンテン。
イーペーコー・赤の1シャンテンです。
次巡、岡田さんは
打ドラ岡田手牌
を2アンコと数えることもできますが、++との4ブロックと捉えることもできます。
つまりマンズホンイツかチンイツの4ブロックあり、あと1ブロックあれば一色手です。
ここにマンズか字牌トイツができれば形になるのでもうソーズターツは不要です。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
イーペーコーを見ています。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
ホンイツ2シャンテン。
同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
イーペーコー1シャンテン。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
チンイツ・赤・ドラの2シャンテンに変化。
次巡、松本さんは
打リーチドラ松本手牌
テンパイ即リーチペン待ち。
待ちは山に3枚。
このリーチの捨牌は
松本捨牌
これも前回出てきた「早い5切りにヒントあり」で、が待ちで残っています。
切りで上(789)か下(123)のどちらかは持っていると推測され、切りから、、を否定できます。
ということはソーズを持っているなら下(123)部分というわけです。
もし私なら
ドラ例1
のダマテンに取り、引きチートイツにして良さそうなタンキ待ちに変えてリーチか、引きピンフ・イーペーコー・赤の待ち狙いで進めます。
リーチの同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
マンズすべてでテンパイするチンイツ1シャンテン。
次巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
1シャンテン戻し。
ラス目の魚谷さんが1300のペンチャン待ちではアガる意味もあまりありません。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
テンパイで、ここから一枚切る必要があります。
もし打なら
ドラ例2
待ち。
待ちは山に0枚、は2枚、は1枚の合わせて0+2+1=3枚。
見た目上でも3枚見えだったり場に1枚切れ+手に1枚だったり、がドラ表示牌入れて3枚見えとあまり枚数は無さそうです。
次に打では
例3
待ち。
また、打では
例4
こちらも待ち。
例3と例4は切る牌の危険度の違いとイーペーコーの付きやすさの違いです。(例4は100%イーペーコー)
待ちは山に2枚、も2枚で合わせて2+2=4枚。
岡田さんは熟考した上で打を選択。(例3)
この次巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
ドラが重なりテンパイ即リーチ!
シャンポン待ちでは山に1枚、は1枚の合わせて1+1=2枚。
魚谷さんリーチの次巡、岡田さんはツモ切りリーチ!
次巡、松本さんがをツモ切り岡田さんは一発ロン。
リーチ一発ロンドラ裏ドラ岡田手牌
リーチ・一発・ピンフ・チンイツ・赤・ドラの11翻、三倍満の24000点。(+2000)
点棒状況は
松本 1600
滝沢 26500
岡田 57300
魚谷 14600
松本さんを二着目→ラス目と奈落の底へ突き落とす様な24000点が飛び出しました。
このまま岡田さんペースで試合は決着。
岡田 +84.1
滝沢 +2.2
魚谷 −32.4
松本 −53.9
今回のまとめ
・早い5切りにヒントあり
松本捨牌
早い切りで上(789)か下(123)ターツがありそう。
切りから、、は否定で、、のどれかが濃厚。
また切りでも否定。
打リーチドラ松本手牌
ペン待ちリーチだった。
・待ちを選ぶ時は1:待ちの形の良さ、2:待ち枚数の多さ、3:手の高さ、4:切る牌の安全度、5:場況などで決定する
ドラ岡田手牌
岡田さんはテンパイ、ここから1枚切るが候補は
切りは
ドラ例2
チンイツ・赤の跳満〜待ち。
見た目上でも3枚見えだったり場に1枚切れ+手に1枚だったり、がドラ表示牌入れて3枚見えとあまり枚数は無さそう。
切るのはドラでタンキ待ちやシャンポン待ちも十分ある。
切りは
例3
チンイツ・ピンフ・赤・ドラ、高目イーペーコー・ドラの三倍満もある待ち。
切りは
例4
こちらはどちらでも100%イーペーコー・チンイツ・ピンフ・赤・ドラ倍満〜待ち。
は見た目上が山に3枚、が3枚の見た目上は山に3+3=6枚以下あることになる。
打の違いはイーペーコーの付きやすさと切る牌の危険度。
打はの外側でワンチャンス、はのワンチャンスとのツーチャンス。
安全度では<
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