2022年12月18日
ちょっとだけMリーグ#85
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は二階堂 亜樹プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/P3CNnKlwGcc
2022年11月15日 第1試合
東2局
東家 村上 淳 24000
南家 二階堂 亜樹 24000
西家 日向 藍子 29000
北家 小林 剛 23000
(敬称略)
東1局に日向さんが1000−2000ツモした次局。
点差は意識しなくて構いません。
最初に親・村上さんの手は
ドラ村上手牌
手にはピンズ7枚+字牌でピンズホンイツが最初に見え、ピンズや字牌が増えればホンイツ、更にピンズトイツや字牌トイツが増えればホンイツ・チートイツ。
あとはイーペーコーとがオタ風につき雀頭でピンフの可能性もあります。
リーチ・ピンフ・イーぺーコー・赤やリーチ・ピンフ・赤・ドラなら12000です。
ツモ打
次に南家・亜樹さんの手は
ドラ亜樹手牌
こちらはピンフ、マンズがもう少し増えればマンズ一気通貫が見えます。
この手もマンズ7枚+字牌2組でマンズや字牌が増えればマンズホンイツもあります。
他にもイーぺーコー目も意識しておくと満貫くらいはありそうです。
ツモ打
続いて西家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
3トイツ+1アンコのトイツ手に見えます。
ここからメンツを見るにもカン、カン、カンと大きなネックが3つあるのでメンツ手を見るならテンパイスピードは遅くなる傾向が強いです。(変化を見るにも→か→かと最低二手かかる)
ツモ打
最後に北家・小林さんの手は
ドラ小林手牌
これは役なしリーチ1300点になりそうです。
まだこの手のブロック数は、、の3ブロックしかないので、残り2ブロックを作る必要があります。
ただ部分を雀頭+ターツと見ることもできるので、実質残りあと1ブロックあれば良いことになります。
浮いているのどちらかにくっつけてターツにすれば良さそうです。
ツモ打
次巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
が雀頭になったメンツ手で良さそうです。
あとはマンズ引き1メンツ、引き、部分の変化くっつきも意識しておくといいでしょう。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
カンが埋まりメンツを見ていますが実質4トイツでチートイツになる可能性もあります。
また同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
ネックのカンが埋まりメンツ手2シャンテン。
あとはくっつきだけ見ていればOKです。
次巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
これで引きイーぺーコーやアンコにしたリーチもあります。
次巡、村上さんは
ドラ村上手牌
これでピンズと字牌トイツが4トイツ、ホンイツ・チートイツ2シャンテン。
赤1枚あるのでテンパイすればダマテンでも18000あります。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
打してくっつきにも良い残し。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
あまり機能していないを残して打。
と処理してスジを2枚先切り。
更に同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
役なし1シャンテン。
次巡、村上さんは
ドラ村上手牌
ホンイツ・チートイツ1シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
ピンズターツができ、2シャンテン。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
こちらも1シャンテン。
また同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
を引かないとピンフになりませんが、リャンメン待ちにはなりそうです。
ブロックは足りているのでとターツを処理するようです。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
テンパイ。
切り待ちか切り待ちの2通りのテンパイがあります。
日向さんは打リーチ、待ち。
ドラ日向手牌
日向捨牌
このリーチに小林さんは現物、村上さんは18000の1シャンテンでツモ切り、亜樹さんは
打ドラ亜樹手牌
村上さんが通した切り、ピンフ・ドラ2の1シャンテン。
リーチの次巡、小林さんは
ドラ小林手牌
打タンヤオかピンフの1シャンテン。
同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
トイツ落としでこちらも1シャンテンを維持。
次巡、小林さんは
ドラ小林手牌
無スジを通してピンフ1000点テンパイ待ち。
待ちは山に1枚、は山に2枚の合わせて1+2=3枚。
次巡、村上さんは
ドラ村上手牌
チー、ポンもできる1シャンテン。
この同巡、亜樹さんは
ドラ亜樹手牌
テンパイ即リーチ!待ち。
待ちは山に1枚、は山に0で合わせて1+0=1枚。
この亜樹さんリーチの同巡、小林さんは
ツモドラ小林手牌
亜樹捨牌
日向捨牌
2人の捨牌を見ても、小林さんには共通安全牌がありません。
小林さんはツモ切り。
次巡、小林さんがをツモ切り、これを亜樹さんロン!
リーチロンドラ裏ドラ亜樹手牌
リーチ・平和・ドラ2・裏2の跳満、12000点。(+1000)
このアガリで
村上 24000
亜樹 37000
日向 28000
小林 11000
今回の小林さんの押し引きについて少し疑問に感じたのは、
・1000点の手でそこまで押す必要があったのか?
・待ちで出そうな方が場に3枚切れなのにアガれると思ったのか?
・赤もドラも1枚も見えていない状態で日向さんのリーチに押す必要があるのか?
のこの3点です。
日向捨牌
日向さんリーチの一発目、小林さんの手が
ドラ小林手牌
小林さんはここから打とします。
もしここからテンパイしたと仮定すると、リーチ・ピンフ2000点か役なしリーチ1300点が精一杯です。
まだ小林さんの目からドラと赤が1枚も見えていません。
日向さんのリーチは最悪リーチ・ドラ4・赤3の倍満まであります。
そう考えると、日向さんのリーチには完全撤退を決めても良い場面と言えるでしょう。
私ならここでを抜いて完全にオリます。
はがありワンチャンスにつきまだ通しやすいので、二軒リーチになった時の為にとっておきます。
その次巡にはも現物になるので切りです。
それともう一つ、待ちになり、アガリがあるとすれば端に近いの方だと思われますが、肝心のは場に3枚切れで山には1枚です。
こんな場況でピンフ待ちは分が悪いと感じます。
その後亜樹さんから二軒リーチが入り、その時点で二人のどちらかが放銃あるいはツモアガリになるんじゃないでしょうか?
流局なら御の字。
この半荘はこのアガリでリードした亜樹さんトップ、小林さんラスのままで終了します。
今回のまとめ
・自分がリーチして1300~2000点までの手なら、手に固執せず押し過ぎない
・現物を切るなら、後に危険牌になりそうなものから先に切る
日向捨牌
日向さんリーチ一発目に小林さんの手は
ドラ小林手牌
で、現物があり、はがありワンチャンス、もし二軒リーチになった時の為に先にから切ってオリをおすすめ。
・二軒リーチになった時点でリーチ者が放銃かツモアガリで決着することも多く、二軒リーチに押し過ぎない
自分が親などの状況を除き、二軒リーチが入った時点で無理はしない。
流局で十分
・自分の待ちが何枚場に切られているかで押し引きの材料にする
ドラ小林手牌
小林さんの待ちは場に3枚切れ。
見た目枚数5枚以下な上に出そうな方(端1・9に近い)が3枚も切られている。
見た目5枚以下=半分持たれていたとして残り2〜3枚で勝負になるかは疑問。
つまり引き寄り。
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