2022年09月04日
ちょっとだけMリーグ#39
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/6zEtrONFMTs
2021年2月8日 第1試合
東4局
東家 瀬戸熊 直樹 23000
南家 岡田 紗佳 27000
西家 小林 剛 28000
北家 魚谷 侑未 22000
(敬称略)
トップ目とラス目の差が6000点なら1300−2600ツモでも入れ替わるのでまだ点差は意識しなくて良いでしょう。
最初に親・瀬戸熊さんの手は
ドラ瀬戸熊手牌
を切ればタンヤオ、平和、234三色同順などが見られます。
で1メンツ+雀頭、、で2ブロックあるのでドラかにくっつけてもう1ブロック作れば手材料は足ります。
瀬戸熊さんはせっかくの親なのである程度高い手(5800〜)にしてアガりきりたい場面です。
ツモ打
次に南家・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
この手からは平和、タンヤオ、567三色同順、後は役牌を重ねてポンなどが見られます。
と赤+ドラがあり、平和でもタンヤオでも役が付けば、満貫以上にはなりそうです。
岡田さんもある程度アガリを見たい手です。
ツモ打
続いて西家・小林さんの手は
ドラ小林手牌
この手は役牌対子があるものの赤もドラも無く、安手になりそうです。
愚形受け入れもあり役もあまり見られそうにありません。
現在3対子で対子が増えれば七対子、端牌(1と9)や字牌が増えれば混老頭、対々和がある程度です。
ここはどちらかと言えば引き気味(守備寄り)に構えていつでもオリられるようにしておきましょう。
ツモ打
最後に北家・魚谷さんの手は
ドラ魚谷手牌
この手は役なしリーチになりそうな4シャンテンで現状ではリーチか役牌を重ねてポンくらいしかありません。
仮にテンパイが早かったとしてもリーチで2600~3200くらいにしかならなさそうなのでアガリを見るよりも引き気味(守備寄り)が良さそうです。
ツモ打
次巡、小林さんは
ドラ小林手牌
も重なり4対子、これなら対々和・で満貫、混老頭も付けば跳満も見られます。
もし他家から早いリーチが入ればノーガードになりますが、勝負する価値はある手になりました。
また同巡、魚谷さんからが切られてこれを小林さんがポンして打。
ポンドラ小林手牌
引きなら嬉しい手です。
ただメンツができてしまうと2000点止まりですが。
次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
から打しますが、この手はタンヤオを中心に見る方がいざとなれば鳴きも使えて、マンズがある分、その外側引きを見たり部分が待ちになるとアガりやすい待ちにもなるので打はもったいなく感じます。
ペンは最大のネック部分でここが待ちになるとタンヤオが崩れます。
は重ならない限りは切るつもりで、ソーズはがありフォローもきくのでを中心にソーズメンツを組めば良さそうです。
更にツモなら一盃口も狙えます。
同巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
平和・赤・ドラの1シャンテン。
後はのくっつきでどちらかがくっつけば一盃口も狙えます。
また同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
打の2シャンテン。
ここで切られたを小林さんがポンして打。
ポンポンドラ小林手牌
引きか鳴ければテンパイになる1シャンテン。
次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
カンとペンが残る窮屈な形の2シャンテン。
更に次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
とペンの1シャンテンでこのままではペン待ちになりそうです。
その次巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
引きでテンパイする1シャンテン。
次巡、瀬戸熊さんは
ドラ瀬戸熊手牌
ポンの食いタンもできるようになりました。
この同巡、魚谷さんは
ドラ魚谷手牌
テンパイ即リーチ、リーチ・赤2600の待ちです。
捨牌は
魚谷捨牌
リーチ宣言牌のまたぎスジ、、は待ち候補の1つです。
このリーチを受けて瀬戸熊さんは現物のスジツモ切り。
その次の岡田さんの手牌が
ドラ岡田手牌
場全体を見ると
瀬戸熊捨牌
岡田捨牌
小林捨牌
魚谷捨牌
この岡田さんの手から切る牌の選択肢は@、A、Bだと想像されます。
まず@のですが、を切ると放銃ですが、
ドラテンパイ例1
これはシャンポン待ちテンパイになります。
ただでさえ3枚見え、2枚見えのシャンポンは枚数が少なく、リーチ負けしそうです。
次にAは岡田さんからが3枚見えでワンチャンス、放銃の可能性は低そうです。
例1
例1はくっつき1シャンテン。
次にB切りは岡田さんから3枚見えでワンチャンス、これも放銃の可能性は低そうです。
例2
今度は雀頭でくっつきの1シャンテン。
ここで岡田さんはA切り1シャンテン戻しを選択。
同巡、魚谷さんはツモ切り、これを瀬戸熊さんがチーして打テンパイ。
チードラ瀬戸熊手牌
2巡後、岡田さんはツモ打。
ドラ岡田手牌
くっつきの1シャンテンになりました。
同巡、小林さんは
ポンポンドラ小林手牌
当たり牌引きで対々和もあります。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
切りなら平和・赤・ドラテンパイ待ちで、リーチ現物のスジは岡田さんから3枚見えでワンチャンスです。
岡田さんはリーチ!
待ちは場に2枚切れ+魚谷さんに1枚の残り1枚、は魚谷さんに3枚であと1枚の1+1=2枚です。
次巡、瀬戸熊さんから一発でが出てロンアガリ。
リーチ一発ロンドラ裏ドラ岡田手牌
このアガリはリーチ・一発・平和・赤・ドラ・裏の跳満12000点でした。
これで
瀬戸熊 11000
岡田 40000
小林 28000
魚谷 21000
と、二着目に跳満分リードしました。
この試合は結局
岡田 +74.0
魚谷 + 4.9
小林 −16.2
瀬戸熊 −62.7
岡田さんトップで終了しました。
今回のまとめ
・テンパイを取っても枚数が少ない、待ちの形が悪い、手役を付けたい時は1シャンテン戻しで手役が付くのを待ったり好形変化を見る
ドラ岡田手牌
ここから切りはシャンポン待ちは愚形で枚数が少ないから3枚見えワンチャンス打。
これでくっつきの1シャンテン戻しがおすすめ。
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