2022年07月31日
ちょっとだけMリーグ#24
今回もMリーガーの良い部分に注目して一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は岡田 紗佳プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/l-tmmIvL2pI
2022年3月24日 セミファイナル第1試合
東3局
東家 岡田 紗佳 16900
南家 日向 藍子 18900
西家 松ヶP 隆弥 31500
北家 滝沢 和典 32700
(敬称略)
岡田さんは三着目と2000点差のラス目でトップ目と15800点差で4000オールツモや18000ロンならトップ目になれます。
最初に親・岡田さんの手は
ドラ岡田手牌
この手にはがあり役なしリーチでも12000点ですが平和やタンヤオを見ながら役ありにしたい手です。
また役牌が重なるのを見たり、食いタンで進めるプランもあります。
ツモ打
次に南家・日向さんの手は
ドラ日向手牌
最初から789三色同順が見える手ですが赤もドラもなく高い手は三色以外にはならなそうで、役なしリーチはあまりしたくない手です。
ツモ打
続いて西家・松ヶP 隆弥さんの手は
ドラ松ヶP手牌
オタ風暗刻があり役なしリーチになりそうです。
この手にドラ1枚があるだけで赤を引かない限りは高くならず(2600か3200)、テンパイ時にリーチするのか迷ってしまいそうです。
ツモ打
最後に北家・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
この手はが必要な国士無双の4シャンテンで字牌の重なり方によっては字一色、混老頭・対々和や混一色・対々和などもあります。
また、三元牌が重なれば大三元、小三元もあります。
まずは2〜8を切って国士狙いや混一色狙いで進めて間に合わなそうならオリで良いでしょう。
ツモ打
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
マンズは1〜2メンツ、ピンズ1〜2メンツ、ソーズ1〜2メンツの予定です。
もしを引けば四連形とになり、好形変化しやすくなります。
例えばやなど。
同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
国士無双の3シャンテンになりました。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
これでマンズ2メンツの構想も現実的になってきました。
引き、カン引き1メンツ、引きリャンメン変化など、マンズ引きで良形変化のパターンもいくつかあります。
同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
愚形受け入れが残っていますが1シャンテンに。
次巡、日向さんからが切られますが滝沢さんはスルー。
あくまで国士狙いのようです。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
マンズリャンメン受け入れができ、平和も現実的になりました。
同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
マンズリャンメンに変化した1シャンテン。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
1メンツ完成でタンヤオを意識したような打。
岡田さんはメンツ手3シャンテン。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
こちらも1メンツ完成の2シャンテンですが、まだ愚形が2つと微妙な形です。
次巡、岡田さんは
ドラ岡田手牌
また岡田さんは1メンツ完成の2シャンテンで567三色同順まであります。
同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
引きならテンパイの1シャンテン。
更に同巡、滝沢さんが切ったドラを岡田さんがポンして打。
ポンドラ岡田手牌
引きなら片アガリタンヤオ・赤・ドラ3、12000テンパイが入ります。
次巡、岡田さんは
ポンドラ岡田手牌
受け入れができましたが、は場に2枚切れと苦しくなっています。
同巡、日向さんは
ドラ日向手牌
ができ、ペンチャンターツ落とし。
また同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
ピンズは受け入れができ、広くなりました。
次巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
テンパイですが待ちのうちは2枚切れで目に見えるだけであと6枚になっています。
その2巡後、岡田さんは
ポンドラ岡田手牌
片アガリはあと2枚でちょっとアガリは厳しそうです。
実際、は日向さんの手に1枚で山に1枚だけ。
また同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
引き打でもうオリています。
これは親の岡田さんには当たり牌は何も切らない意思表示でしょう。
岡田さん切りも見て待ちなどを警戒しています。
次巡、岡田さんは
ポンドラ岡田手牌
ツモ打でシャンポン待ちへ。
待ちは変わりましたがは滝沢さんに1枚のあと1枚、は日向さんと松ヶPさんに1枚ずつの純カラで合わせて1枚。
次巡、岡田さんは
ポンドラ岡田手牌
シャンポン待ちからリャンメン待ちに変化し、待ち枚数も1枚→1枚+3枚の合わせて4枚に増加。
もし片アガリ待ちからこの変化まで描いていたとすれば、これは武器になります。
このようにテンパイから違うテンパイ変化で待ちが良くなったり、待ち枚数が増える事があるのでこれを見逃さないよう気をつけましょう。
これは鳴きでもメンゼンでも共通して言える事です。
この同巡、松ヶPさんは
ドラ松ヶP手牌
ツモで切りしていなければ松ヶPさんのツモ・ドラ、500-1000でこの局が終了する世界線もありました。
次巡、岡田さんのツモは・・・!
ツモポンドラ岡田手牌
岡田さんのアガリはタンヤオ・赤・ドラ3、4000オール。
このアガリで
岡田 紗佳 28900
日向 藍子 14900
松ヶ瀬 隆弥 27500
滝沢 和典 28700
岡田さんがトップ目まで復活しています。
岡田 紗佳は1994年2月19日生まれ、東京都出身。
父は日本人、母は中国人のハーフ。
2017年、日本プロ麻雀連盟からプロデビュー。
2018年、「芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン #121」にて番組・本人ともに初めての役満、九蓮宝燈をアガる。https://youtu.be/JShvhqLh1Ek
2019年、MリーグドラフトにてKADOKAWAサクラナイツから指名される。
2019年、第5期Lady's麻雀グランプリ前期優勝。
2020年、第5期Lady's麻雀グランプリCLIMAX優勝。麻雀最強戦2020 最強の女流プロニュースター決戦 優勝。
2021年、第6期 Lady's麻雀グランプリCLIMAX優勝。
2022年、天空麻雀23優勝。女流プロ麻雀日本シリーズ2022優勝。
2022年、麻雀最強戦Mリーグスペシャルマッチで瑞原明奈から国士無双十三面待ちをアガる。
岡田 紗佳さんはグラビアアイドルでありファッションモデルでもありプロ雀士と何足もの草鞋を履いてらっしゃいます。
特技は上海語、北京語、英語、中国の古筝、クラリネット演奏。
趣味は買い物、化粧、歌唱、漫画、ゲーム、フィギュアの収集など。
キャッチフレーズは「役満ボディ」「完全武装アフロディーテ」「麗しのチートイビューティ」。
雀風は私の判断では対応型。
相手の仕掛け(リーチや鳴き)に対応するタイプと見ています。
Mリーグ1年目の岡田さんはどこかビクビクしながら牌を切っているように見えましたが最近はそんな様子はあまり見なくなりました。
Mリーグには最年少Mリーガーとしてデビューされています。(2019当時)
Mリーグ2019−2020は−152.8ポイント(29人中22位)、2020−2021は+33.6ポイント(30人中13位)、2021−2022は−261.8ポイント(32人中26位)。
Mリーグリポーターの松本圭世さんとは友人で一緒にYouTubeチャンネル「まっぴー♡ランド」開設。https://www.youtube.com/channel/UCkjyXiwYMpVnqJLe8szWXbQ
女流プロの中では目を離せない存在の一人です。
今回のまとめ
・岡田さんは中国と日本のハーフモデル
・趣味は漫画、ゲーム、フィギュアの収集などオタクなものが多い
・女流プロの中では注目株の一人
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