令和3年1月8日のコロナ緊急事態宣言に関する記事の内容は下に行くほど新しくなります。
これまでなんとか絶えてきたタクシードライバー。令和2年の春に最初の緊急事態宣言がなされタクシードライバーを退職したまたは、廃業に追い込まれたタクシー会社もあった。
そして再度の緊急事態宣言がなされた街の状況下でタクシードライバーの収入はどれくらい影響があるのだろうか。
しばらく状況報告していきたいので記載する。
令和3年1月1日から1月11日のタクシー事情
緊急事態宣言前の令和3年1月1日からの三が日
タクシー会社がタクシーの台数を制限または休業してる会社があったため、その恩恵を受けて普段と変わらない営収を上げたドライバーが多く見られた。
タクシードライバーたちのtwitterでもその様子が見られた。筆者は1月1日の営収は約8万円(税抜)、1月3日の営収は¥68000円と悪くはなかった。
3が日が明け緊急事態前だが影響が早速出始める
1月6日(¥50000円)、1月8日(¥54000円)、1月11日(¥39000円)と大幅に減少傾向にある。1月11日は3連休最後の日だったため営収に影響が多少あると思っていたが予想以上に減収。
20時以降は店がやっていない影響でタクシードライバーも打撃を受ける状況
お店がやってない以上、外を出歩く人も減少してしまう。よってタクシーの利用客は減少する。郊外にてタクシーを流しても同じような状況だ。需要より供給が過多の状況下だ。
日中も外出を控えるようになるとタクシー以外の交通機関にも影響を受ける。電車やバスなどの交通機関にも影響は大きいだろう。
新潟県のタクシーの状況
筆者は新潟県出身なので地元で働いている人とも交流がある。報道はあまりされないが新潟県のような地方でもタクシードライバーは窮地に追われている状況のようだ。話を聞く限り東京の外出自粛は地方にもかなり影響してる様子だ。
令和3年1月13日(水)7:00〜翌日4:00のタクシー勤務
午前から午後2時くらいまで無線が良く落ちていた。14回の乗車のうち9回が無線配車。
午後2時くらいまでは自己予定に近い営収に。その後無線があまり落ちてこない。
なんとか【流し】で乗せられた状況。夕方6時ころの表参道は人手が少ない。
20時ころ新宿の歌舞伎町界隈にて流したが、空車タクシーが意外と少ない。また22時に港南にて付け待ちしたが、やはり空車タクシーの台数は少ない。
最後の乗車で新橋から大宮にお送り乗務終了。営収は約7万円。
営業所トップだったが夜の仕事には非常に疲れる。夜のお客様も少ないけど空車タクシーも少ないような感じがした。
タクシー会社が休業してるところもあり、夜の営業をやめて日中業務に切り替えるタクシー会社もでてきている。
コロナ緊急事態宣言再発令、日交・帝都・kmはフル稼働
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う政府の緊急事態宣言が7日、首都圏1都3県を対象に再発令され、東京のタクシー業界では車両の稼働体制が事業者間で分かれた。大手四社の日本交通、帝都自動車交通、国際自動車(km)はフルに運行を続ける一方、大和自動車交通は乗務員への感染を憂慮し、引き続き出番数を半分に減らす。飲食店の営業時間短縮で需要の激減が予想される中、東京ハイヤー・タクシー協会(川鍋一朗会長)は、医療従事者らを輸送する必要があるとして、各社に供給の確保を求めた。
(2021年1月11日)東京交通新聞より
コロナ緊急事態宣言再発令の中、大手タクシー会社の中には通常通りの乗務で営業する会社もある。
令和3年1月15日(金)7:00〜16:00のタクシー勤務(日勤)
今日は公休日なのだが日勤での乗務を希望した。実は前日の1月14日(木)に勤め先のタクシー会社に【公出出勤のお願い】をしたら、すでにドライバーのシフト変更が多く日勤が埋まっているとのこと。
【当日欠勤】がでる可能性もあるので当日来てくださいとのことで一応出社してみた。6:30に出社したがタクシーを整備工場に点検に出してるということでタクシーが戻ってきたら出庫可能とのこと。
7:00にアルコールチャックを行い出庫。無線があまり落ちない状況。なんとか粘ったが足立区、葛飾区、江東区エリアでのショートのお客様がほとんど。
結局、都心の西エリアから脱出したかったが抜け出せず、結果は¥19000-。
乗車回数は無線配車7回(41%)、流し10回(59%)の合計17回。
今回は流し方をミスった感じ。せめて営収¥25000は稼ぎたかった。
帰庫して日勤トップのタクシードライバーと話したが、日勤で¥35000がMAXだろうとのこと。
今後は隔勤や夜勤のドライバーが日勤にシフト変更するドライバーが増加と予測。休業するタクシー会社もあるため、裏をかいて筆者の勤務は【ほとんどのタクシードライバーが、夜の営収は見込めない】と思い今までと同じ隔勤でいこうと思う。
令和3年1月16日(土)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
6:30から22:00までは少し悪い状況。22:00以降はやはりロングは無く苦戦。
乗車回数は無線配車10回(33%)、流し20回(67%)の合計30回。20時以降は店を占めるので、日中から開店してるお店があり真昼間から酔っ払いを乗せることがあった。
最高客単価は¥4800。コロナの緊急事態宣言が明けるまでの週末はこのような状況が続くのか心配になる。
また1/16【【日本交通分会】「輪番休業に関する要求書」を提出しました】というニュースも話題になっています。
2021年1月11日、私たち労評日本交通分会は日本交通に対し「輪番休業に関する要求書」を提出しました。政府は新型コロナ感染症の感染拡大防止のため、1月7日、1都3県を対象に緊急事態宣言を発令しました。不要不急の外出自粛のほか、飲食店や遊興施設の営業時間を午後8時までとするよう要請しました。それによりタクシー会社の売り上げは激減しました。私たちは、大手事業者が率先して輪番で休業しないことには各社共倒れになりかねないと判断し、資本に対し、急遽、要求書を提出しました。
日本労働評議会より
令和3年1月18日(月)5:00〜翌日2:00のタクシー勤務
タクシードライバーの筆者は今回はいつもより早く出庫してみました。理由は夜が深くなるにつれてタクシーを利用するお客様がほとんどいなくなるからです。
早朝もタクシーの利用客は少ないが、夜よりましだと予測しました。結果、タクシーの営収は¥47000。
日中からお客様は減少しているため夕方までの予想営収は一割ほど減少。夜はさらに悪化し繁華街はほぼタクシーの利用者は見られず閑古鳥に近い様子。
これからもっとタクシーの利用者がいなくなるのか心配です。筆者はいまのところいつも通りの出勤予定です。
大手タクシー会社の日本交通はフル稼働のようです。
コロナ緊急事態宣言再発令、kmは稼働35%削減 日本交通はフル運行維持
東京の大手四社タクシーの稼働体制に、7日の新型コロナウイルス緊急事態宣言の再発令から1週間がたって変化が出てきた。国際自動車(km)は17日、乗務員の感染回避を目的に35%程度の削減に入った。来月15日までの約1カ月間続ける予定。日本交通は、15日時点の方針ではフル稼働を維持する。
(2021年1月18日)東京交通新聞より
令和3年1月23日(土)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
今日は予想が完全に外れたタクシーの流し方をしてしまった。タクシーの稼働台数が少ないことに気づいたのは午後4時頃。
振り返ってみると日中は都心のほうが充分稼げる状態であった。結果はタクシーの乗車回数は無線配車15回(36%)、流し27回(63%)の合計42回。タクシーの営収は¥55000。
コロナ禍での状況は日々変わるので、ドライバーは都度周囲の状況を確認しながらタクシーを流さないと痛い目に合う。
令和3年1月26日(火)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
タクシーを出庫してから16:00までの営収が非常に良くない。つい最近までは3万円は超えていたが。結果はタクシーの乗車回数は無線配車10回(30%)、流し23回(70%)の合計33回。
タクシーの営収は¥53000。日中のお客様の流れが変わったのか、筆者の流し方が悪いのか、運がついてないのかよくわからない。
しかし他のドライバーは隔勤で7万や日勤(夜勤は除外)で4万以上の営収を上げている。
令和3年1月28日(木)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
出社したら、尊敬してる先輩ドライバーが出庫前だったので、即捕まえて情報収集。最近の日中の流し方を教えてもらう。
結果はタクシーの乗車回数は無線配車11回(38%)、流し18回(62%)の合計29回。タクシーの営収は¥65000。
先輩タクシードライバーは日勤勤務なのだが\40000以上は営収を上げている。自己分析したら日中の流し方をしっかり行えば隔勤で7万円以上は可能なのではと予想。