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2016年07月05日

フジテレビの美人女子アナ「細貝沙羅」人事部異動の真相は?



 アナウンス室から先月異動したフジテレビの細貝沙羅元アナウンサー(29)の人事が、“飛ばされた”ものだったことが分かった。「あまりにもアナウンス技術が低かった」ことが理由と言われるが、その一方で「フジはまともな人材育成ができない会社。細貝アナは被害者」との声も聞かれる――。

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 社運をかけた4月期の改編は壊滅状態…。視聴率の低迷が叫ばれて久しいフジテレビは、一向に浮上する兆しが見られない状態だ。

 その原因について30代男性中堅社員は、こう指摘する。

「とにかく人材が有効に使われていないんです。現在、現場や営業のトップに居座っているのはコネ入社か、上におべんちゃらばかり言って出世した人間ばかり。こんな状況だから、適材適所の配属ができていない。将来を憂慮した20代の才能ある社員は、転職を視野に入れて動いているのが実情です」

 人材活用が停滞していることを改めて浮き彫りにしたのが、今夏に行われた人事異動だ。なんと2010年入社の細貝アナが、人事部に異動になっていた。同局ホームページのアナウンサー紹介コーナーには「6月28日をもって異動いたしました」と記されている。

 細貝元アナは“山崎パン”と言われ、人気のある山崎夕貴アナ(28)と同期入社。女優のような顔立ちと愛くるしい雰囲気で、コアなファンがいたことで知られている。

「出身の慶応大学では“ミス慶応”の候補にも選出された。04年に開催された『第10回全日本国民的美少女コンテスト』の本選に進出するなど、美貌ではフジのアナウンス室では一番と言われる人気者でした。入社当時は『ポスト中野美奈子』『ポスト高島彩』などともてはやされ、将来を嘱望されていたんです」(同関係者)

 ところが入社7年目となる今年、細貝元アナが出演した番組はBSやCSばかり。異動する直前の地上波レギュラーは0本という悲惨な状況だった。そうした状況が今回の異動に結びついたのだが…。フジ幹部は、こう解説する。

「細貝は確かにきれいなんだけど。アナウンサーに一番大事な資質が抜けていた。しゃべりが全くダメというか…つまりアナウンス技術が著しく低かった。もちろんアドリブ力が必要なフリートークなど、全くできなかった。その結果、地上波番組での居場所がなくなってしまったというわけです」

 ただ、同僚からは同情の声も聞こえてくる。

「細貝を潰したのは、フジテレビと幹部ですよ。とにかく会社として人材育成のシステムが全く構築されていない。視聴率が取れないため、頼るのは社員のアナウンサーではなくタレントのみ。予算がないときだけ、アナウンサーを使うんだけど、加藤綾子など知名度のある女子アナばかり使う。加藤が辞めてからは山崎や永島優美ばかり。その結果、若手が育たない。こんなことを続けていったら、第2、第3の細貝が出てくるはずです」(前出のフジ社員)

 現場に未練が残っている細貝元アナは、ひそかにフリー転身を模索しているという。

「細貝に限らず、最近の人事異動はおかしい。バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』の名物コーナー『ガリタ食堂』にも出演していた演出&プロデューサーが事業部に異動させられたんです。“『めちゃイケ』が打ち切りになる布石”だとか“おカネのトラブルだった”などといろんな噂が飛び交っていますが、この異動にはタレントからも疑問の声が上がっていた」(同)

 こんな状態が続くようでは、フジテレビの崩壊はもう誰にも止められない!?


2016年06月27日

『女優』黒木瞳の初挑戦映画監督作品「嫌な女」で号泣…甘えがあったかなって感じですが...



 黒木瞳(55)が声を上げて泣いた。初監督映画「嫌な女」が先週末、封切られた。昨年夏の撮影2日目。自宅に戻ると、無力感や自分のふがいなさに涙があふれた。日本映画界では、ほとんど例がない女優の監督挑戦。作品完成の喜びと苦闘の日々を聞いた。

【写真】黒木瞳の初監督映画が公開「おめでと〜」にウルウル

 撮影2日目となる地方ロケを終え、黒木が都内の自宅に戻ったのは午前2時すぎだった。寝ているはずの夫と娘がリビングで待っていた。心配する2人に「大丈夫だったよ。何とかやったよ」と答えたが、張り詰めていたものが切れた。涙があふれた。号泣した。「何も言わないで、30分ぐらい泣かせてくれました」。

 慣れない監督業。「大変だと分かっていたのですが力不足を痛感しました。メンタルが落ちました」。現場でスタッフに自分の思いを伝え切れない。ロケでは当然ながら天候や状況を自分でコントロールなどできない。無力感と焦り。現場で表情に出さなかったが、家族の顔を見ると、気持ちを抑えられなかった。「もう迷惑は掛けられない。覚悟も決まりました」。

 自分が女優だけに「役者に対する甘えがあったかな」。本番でOKを出した後、すぐに撮影や録音のスタッフに意見を聞いた。「役者は自分の演技がどうだったのかすぐに知りたいと自分で分かっているのに、遠慮したのか自信がなかったのか、意識がまずスタッフに向いてしまいました」。徐々に軌道修正していった。

 主演は吉田羊と木村佳乃。吉田は感情を抑える演技が求められ、表現が難しかった。「首を少しかしげて」「もう少し前に出て」など「演技という領域ではないようなことをなるべく言葉にしました」。木村が演じた女性は感情むき出しのキャラクター。「常に天真らんまんにテンションを上げてほしかった。見事にやってくれました。すごい根性です(笑い)」。

 編集も手掛けた。「自分が見たいと思うつなげ方をするので、どんどん自分好みになっていく。細かい作業が好きなので楽しかったですね」。

 女優としてあらためて思ったことがある。「初心に帰りました。撮影現場では求められたら何度でもやり直して演じますという気持ちになりました。監督からすれば、材料がたくさんあった方が助かりますからね」。涙も不安も喜びも、全てが今後の女優人生につながっていく。

 ◆「嫌な女」 桂望実氏の同名小説の映画化。初対面の相手でもたちまち懐に入り込む夏子(木村佳乃)は生来の詐欺師。遠戚関係にある徹子(吉田羊)は仕事一筋の堅物の弁護士で、夏子がトラブルを起こすたびに解決に引っぱり出されていく。人生なんてつまらないものと思っていた徹子だが、夏子に翻弄(ほんろう)されながら徐々に変化していく。


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