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2016年05月12日

貴女との素敵な出会いは突然訪れ、そして悲しく終わる恋心


いつも見て頂き、ありがとうございます♪ マダオです。


貴女との素敵な出会いは突然訪れ、そして悲しく終わる恋心・・・

一人の女性の愛した恋の話。

今思えば、それは10年前・・・


滅多に行かない会社のお食事会で、そこに素敵な女性がいたのです

その素敵な女性「まきさん」とは会社ではたまに見かけるくらいでした

最初はお互いが気を使いあって、どことなくぎこちなかった

そうして話がだんだん進むにつれて、年も近いせいかお互いに

自分のことを話すようになったのです

そして食事会も終わり、帰る間際に、お互いの電話番号を交換し

その日は帰宅

次の日、早速「まきさん」からお礼のメールを頂いた時

何か胸の中があつくなったのを今でも覚えてる


【何だろう?】


その時まだ自分の胸の内がわからなかった

一通のメール、そして【昨日はありがとう♪】

たったこれだけの内容だけなのに、なぜか胸がおどってしまった

自分も短文のメールでしたが、すぐに返信!

それからは、ほぼ毎日のようにメールをするようになり

そのうち電話でもよくしゃべり始めたのですが

話が切れないくらいの「マシンガントーーク」

ある意味すご!

頭の回転が速いせいか、話題がどんどん出てくる(゚Д゚;)

そして色んな話をしてるうちに、だんだん「まきさん」のことが

もっと知りたくなっていく自分

あれ?恋をしてるのかな?

「まきさん」は、自分にない所を一杯持っていたせいか

どんどん心が引かれていった

社交的で、語学力もあり、とにかく賢い

たまに言葉が過ぎるみたいだが、自分からしてみたら

それも愛くるしいのかも♪

そんこともあり、初めて話をしてから半年の月日が流れ・・・

ある日突然「一本の電話が鳴り響く」

「はい」と出てみると、それは「まきさん」からだった

「どうしたの?」と聞くと

「別に用はない」!

頭の中が??で一杯

まぁ〜いいか(^^♪

とにかく「まきさん」と話が出来るだけで嬉しかった(≧◇≦)

それからとゆうもの、たまにゴルフに行ったり

たまに呑みに行ったりと、何をするにも

楽しい日々が続いたのですが

最後の食事に行ってから二週間・・・

突然「まきさん」から一本の電話

心を踊らせながら「ハイ!もしもし!」

「まきさん」の声のトーンが低かった

「どうしたの?」と聞いてもあまり答えてくれない

どうしたもんかと考え、夜も遅いが勇気を振り絞って

「今から会えるかい?」と聞いたら

か細い声で「うん」

その声を聞いたときに何か胸騒ぎをしたので

急いで家に行き、あまり元気がない「まきさん」

刺激を与えないように事情を聞いてみた

なぜか「答えない」

沈黙が続く中「まきさん」から「私、すい臓がんみたい!」

「突然のカミングアウト!」

頭の中がわけわからなくなった

自分がテンパってはダメだと言い聞かせ

まずは落ち着いて聞いてみてはいるが

たぶん、顔は冷静な感じだと思うが、心はやばかった

けど、正直一番辛いの「はまきさん」だよ

泣きまくる彼女に対して、俺は泣かなかった

俺まで泣いたら、がんに負けた気がしたから・・・

話を全部聞き、次病院行くときは、朝一で病院に行くことを約束し

その日は帰った

一緒にいてあげたかったが、実家暮らしもあり親御さん

も心配していたんだ

そして、家に帰った俺は、多分人生であんなに泣いたのは

初めてってくらい泣いたよ

気を失ったのかわからないが、何時間か記憶がない

そんなことより「まきさん」が心配で仕方がなかった

色々考えていたら、もう朝になっていた

朝になり時間も見ず、何も考えずに車を走らせていた

仕事も休み、クビになってもいいから出来るだけ一緒にいたかった

病院から連絡入ったみたいで、数日後迎えに行く約束をした

病院当日!約束の時間よりだいぶ早くに着きすぎたせいか

ご近所から「不審者」の目で見られたけど

あまり気にならなった

そして「まきさん」も約束時間より早く現れ

さすがに昨日はあまり寝れなかったみたい

病院が始まるまで時間がかなりあったのだが

近くに海があるので車を出してそこで時間をつぶした

「二人とも沈黙続く」

なんて声をかけたらいいのかわからない自分が情けない

そんな時「まきさん」が、前に一緒に遊んだことや

電話で話をしたことを、【楽しかったよ♪】と言ってくれた

それまで抑えてた感情が止まらずに、「まきさん」の前で

号泣してしまった自分

自分が何もできない「悔しさ」

気の利いたことも言ってやれない「情けなさ」

そして自分に対して「怒り」

少し落ち着いたとき

ふと「まきさん」を見ると、少し震えてるように見えた

「ごめん」と言いながら、抱きしめることしかできなかった

今まで手すら握ってもいないのに、このタイミングって・・
(これは今思い返したら・・)

あの時は多分、無意識にしてた思う

なにより「まきさん」を守り気持ちで頭がいっぱいだった

抱きしめてる俺の胸元で「まきさんが言った言葉が・・私怖い」

「私怖い」 「言葉が重すぎる・・」

今でもはっきり覚えてる!

さすがにキツかったが「一緒に怖がってはダメだと!」

自分に言い聞かせ、病院の時間ギリギリまで抱きしめた

「まきさん」の重い足取りを軽くしようと

自分なりに楽しい話をして二人で病院に向かった

そして担当医と「まきさん、と自分(婚約者)として」
(その時まだ付き合ったもいないのに)

担当医から出た言葉が【末期がん】持って半年

その瞬間、絶望感が襲ってきたが、なぜか怒りの矛先が

担当医に行ってしまった

悪いの誰のせいでもないのに・・

直ぐに「担当医」と「まきさん」に誤り

何とかならないのか?と聞いても手がないと・・

逆に俺が出来ることはと聞いたら

【そばにいてあげてください】

全身の力が抜ける感じがしました

それから闘病生活が始まり、一か月も過ぎたころ

こんなタイミングで言うのもどうかと思ったのですが

初めて【大好きです・・】と「まきさん」に打ち明けました

そしたら「まきさん」も【私も】って言ってくれた(´;ω;`)

そこから付き合い始めた二人

それから約半年後・・・

看病の甲斐もなく


息を引き取りました。


まだ35歳とゆう短い人生でしたが、最後の顔が

笑顔に見えたのは自分だけだったのな?

【一生忘れない】

【素敵な思い出をありがとう】

【ゆっくり休んでください】

【また会おうね】

じゃあね




最後まで読んで頂きありがとうございました。




                    マダオ







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