2018年05月21日
〜美容には逆効果!やってはいけない入浴法 ~ (part1)
やってはいけない入浴法(1)
「全身を毎日石けんで洗う」
→肌荒れ、くすみ、乾燥の原因に
毎日、石けんで全身をごしごし洗うのは、実は肌に良くない。「体には皮脂腺が多くて皮脂分泌が多い部分と、そうではない部分がある。皮脂腺が多い部分には酸化した皮脂汚れが付きやすいので、毎日石けんで洗ってもいい。だが、二の腕や脚などは毎日石けんで洗うと乾燥を招くので一日おきに」と銀座ケイスキンクリニックの慶田朋子院長。
また、体を洗うのは入浴の最後がいいそう。「体を洗った後はバリア機能が低下する。その後に湯船につかると、細胞間脂質などが漏出して肌がカサカサになる」(慶田院長)ためだ。
■ここだけは毎日洗ってもいい
皮脂腺が多いのは胸の上側、両わき、背中の上側など。「洗浄剤をしっかり泡立てて短時間でなでるように洗い、十分にすすぐ。他の部位は、すすぐときに流れる洗浄剤だけでも十分」(慶田院長)
■さらに美肌になるポイント
硬めのタオルでごしごし洗うと、肌から水分が蒸散しやすくなる。「肌荒れや、ニキビ、アトピー性皮膚炎の悪化につながるので、手のひらで洗うといい」(漆畑院長)
【やってはいけない入浴法(2)】
「肌がふやけるほど長くつかる」
→乾燥肌の原因に
長くお風呂につかると、肌がだんだんふやけてシワシワになってくる。これは、「肌表面の角層が、多量の水分を吸収して膨らんだ状態。一時的に肌のバリア機能が低下し、物質が浸透しやすくなっている」と漆畑院長。
肌がふやけた状態でさらにお湯につかっていると、「肌の内部にあって水分を保つ働きをしているNMF(天然保湿因子)や、セラミドなどの細胞間脂質が必要以上に流れ出てしまう。皮脂も必要以上に失われて、その結果乾燥肌になりやすくなる」(漆畑院長)。「お湯につかる時間はトータルで15分程度までを目安に。温度は38〜40度のぬるめがいい」(漆畑院長)
お風呂の入り方1つでもお肌は敏感に反応してしまうのです
気が付かないうちに逆効果なことをやってしまっている人も多いのではないでしょうか
やってはいけない入浴法 part2へ続きます
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