利己から利他へ、シフトしましょう。
道歌(教訓歌)に、こうあります。
「わがために なすはわが身の ためならず 人のためこそ わがためと知れ」
意味は、
『自分の利益になることばかり考えて行動したら、結局、自分のためになりませんよ。
他者を思って行えば、それが自分自身のためになるのですよ』
ということです。
私利私欲のためにすることは自身のためにはなりません。
他人のために尽くすことが、自分のためになります。
ことわざに
『情けは人の為ならず』
とありますが、これも同じ意味です。
『科学的に元気になる方法集めました』(著者 堀田秀吾 文響社)
の中に、
『情けは人の為ならず』が科学的に証明されたとして次のように書かれています。
「『情けは人の為ならず』という言葉がありますね。
これは、『人に情けをかけると、ロクなことがない』・・・・・・と、
誤用されていることも多いのですが、
本当の意味は
『他人のためを思った行動は、その人にとってだけではなく、まわりまわって自分にも返ってくる』
という意味です。
このことわざが、
『幸福度が低い』状態から脱却する良いヒントになります。
ヒューストン大学のラッドらが行った実験によると、
人は自分のために何かするよりも、
他人のために良いこと(『向社会行動』といいます)をして、
それを達成できるとハッピーになるということがわかりました。
実験の内容はちょっと複雑なので、
結果だけ簡単に書かせていただくと、
『具体的に人のためになるような行動』を取ると、
自分自身のハッピー度も上がるのです。
(中略)
さらに、
モローハウエルらの研究では、
ボランティアなどに従事している人は鬱になる確率が少なく、
またボランティアを長時間やればやるほど、
幸福に感じる度合いが高くなる結果も出ています。
というように、
つまりは恩を感じた人がいつか自分にも良いことをしてくれる、
といったことではなく、
人のためを思った行動は自分をハッピーにする即効性を持った最高のクスリなのです。」(201頁〜203頁)
見返りを期待して人に情けをかけるのではありません。
自分自身が幸せを感じるためです。
『人を思うは身を思う』
です。
ということで結論はこうなります。
(結論)
『相手が喜んでくれそうなことを積極的におこないましょう』
(推薦図書)
『科学的に元気になる方法集めました』
(著者 堀田秀吾 文響社)
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