2021年11月07日
<第1話> 滞納太郎の、その夏・2
人脈もなく、手に職があるタイプではないので同業種で求職し、
別の大手IT企業のグループ会社であるコールセンターに再就職した。
月度の途中入社であったため、給与が満額支給となったのは入社翌々月から。
マルチスキル化奨励(一人足を異なる複数の業務に対応できるよう教育すること)とのことで、
2か月ほどで募集とは異なる部門の研修をうけることとなったが、事前説明と異なり単に異動となっており、
元々希望していない業務に無理に適応しようとすることから強いストレスを感じ、心身ともにおかしくなり始めた。
人間50も過ぎれば向き不向きはある程度わかる。能力に無限の伸びしろを期待する・されることを現実的とは思わない。
健康上の理由で元の部門へ戻りたい旨依願するも、スキルを取得する以外の選択肢はないと上司は譲らず。
こちらに辞職の選択肢がない以上、役に立たないと認められるか、心身がこわれるか、どちらが早いか待つしかない不毛な毎日が始まる。
指導者ごとに指示が異なる現場にあって、健康は急速に損なわれていったが、医者に通うカネはなかった。
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