2020年02月17日
オッサンのブラリ一人旅(法道仙人の足跡を行く 青嶺山奥山寺)
これは、2019年3月に他サイトで公開したものです。
一乗寺の後、立ち寄ったのが青嶺山奥山寺です。
奥山寺がある場所は、加西市の北東に位置します。丁度一乗寺の反対側に在るという訳です。
参道の入り口には仁王門が有ります。しかし、格子が施されていて写真はおろか肉眼でも仁王像を見ることが出来ませんでした。
参道の途中まで車で行くことが出来ます。その突当りは急な石段が続きます。石段の横にはこんな石碑も。
石段を登っていくと、途中に経蔵らしき建物が有ります、その隣のお堂は何なのか?看板も何もないので不明です。反対側の平地には地蔵堂らしきお堂が在りますが今にも朽ち果てそうなお堂です。
お堂の周りには、多くの石仏が鎮座しています。
残りの石段を登りきると本堂です。
本堂まで来ても誰にも出会いません。人一人見かけません。寺務所らしき物も見当たりません。
本堂の更に奥から老夫婦らしき方が下りてこられました。どうやら近所の方の様で、ウオーキングの為にここまで登ってこられたようです。声を掛けて御朱印は何処で頂けるのか?訪ねた所、下の地蔵院で頂けるとの事でした。しかし、この日はご住職が不在だった為頂く事が出来ませんでした。
奥山寺は、勿論法道仙人の開基です。651年孝徳天皇の勅願で創建された高野山真言宗のお寺で、本尊は千手観音菩薩です。
創建以来、2度の火災に合いましたが、1607年再建され、1687年修理が行われました。現在の本堂はその時に建て替えられたそうです。
本堂の周りには地蔵尊が建立されています。
本堂の裏の石段を更に登ると多宝塔が建っています。
この多宝塔は、比較的新しく江戸時代中期1709年に建てられたものです。内部には四天柱、來迎壁が有り、金剛型界五仏が安置されています。
多宝塔の隣にも石段が有りその先には、祠が有りますが何を祀っているのか?不明です。
秋には紅葉の名所として知られる奥山寺だそうですが、紅葉の季節以外は閑散としているようです。折角の由緒あるお寺ですのでもう少し整備をし、せめて説明看板を増やし、お堂などがどのような物なのか?分かるようにしてほしかったです。貴重な文化財です、管理される方にもう少し頑張って戴きたいと感じました。
数少ない看板もこの様な有様です。
帰りは石段の横の、坂みちを使い下山しました。車を停めている処まで戻ると梅が咲いています。近くに梅林でもあればとは思っていたのですが、何とか梅もカメラに収めることが出来ました。
ここでは、御朱印を頂くことは出来ませんでしたが、戴ける時に戴けば良いのではないかと思っています。
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