2016年06月02日
湊かなえ 境遇を読んだ感想を書きます。
湊かなえさんの小説 これで13冊目を読み終えました。
今回読んだのは、境遇。
『境遇』(きょうぐう)は、テレビドラマ化を前提に書き下ろされた作品で
2011年12月3日に、テレビ朝日系列で、「朝日放送創立60周年記念作品」として、
放映されたそうです。
私はドラマは全く見ていません。この頃はまだ、湊かなえさんの存在すら
知らなかったから。
境遇は、絵本が事件の鍵を握っていて、その絵本が小説の最後に収録
されています。絵本を小説の最後に読むとすごく良かったです。
児童養護施設で育ったという共通の過去を持つ二人の女性を巡る
ストーリーです。
事件は、「誘拐」事件なんだけど、誘拐事件の恐怖や不安、全く想像が出来ない
謎を解いていこう!というような、ありきたりなサスペンスではありません。
誘拐事件の話、という感覚で読めば、薄い内容に感じる方もいるのでは!?
と思いますが、二人の女性の心情、友情のつながりを探っていく物語
として読めばとても深くて面白いと思います。
友情って、境遇で繋がっているんだ、だからこそ、
ふとしたことで簡単に壊れるんだ。
でも境遇がきっかけで繋がっても、そこから深くなり、
年数を重ねていった友情なら、修復が可能なのか。
と、友情について色々と考えさせられました。
今回読んだのは、境遇。
価格:680円 |
『境遇』(きょうぐう)は、テレビドラマ化を前提に書き下ろされた作品で
2011年12月3日に、テレビ朝日系列で、「朝日放送創立60周年記念作品」として、
放映されたそうです。
私はドラマは全く見ていません。この頃はまだ、湊かなえさんの存在すら
知らなかったから。
境遇は、絵本が事件の鍵を握っていて、その絵本が小説の最後に収録
されています。絵本を小説の最後に読むとすごく良かったです。
児童養護施設で育ったという共通の過去を持つ二人の女性を巡る
ストーリーです。
事件は、「誘拐」事件なんだけど、誘拐事件の恐怖や不安、全く想像が出来ない
謎を解いていこう!というような、ありきたりなサスペンスではありません。
誘拐事件の話、という感覚で読めば、薄い内容に感じる方もいるのでは!?
と思いますが、二人の女性の心情、友情のつながりを探っていく物語
として読めばとても深くて面白いと思います。
友情って、境遇で繋がっているんだ、だからこそ、
ふとしたことで簡単に壊れるんだ。
でも境遇がきっかけで繋がっても、そこから深くなり、
年数を重ねていった友情なら、修復が可能なのか。
と、友情について色々と考えさせられました。
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