2016年10月11日
湊かなえ 小説 サファイア 感想
湊かなえ小説にどっぷりはまっている30代後半の専業主婦です。
湊かなえさんの作品を読むのは、これで18冊目です。
今回読んだのは「サファイア」という短編小説です。
物語は6つ。宝石の名前がタイトルになっています。
作品の中には、宝石が出てきます。
湊かなえさんの作品は「イヤミス」嫌な感じで終わるミステリー
として人気ですが、短編小説は「イヤミス」ではない物語が多いです。
湊かなえさんは、イヤミスだけではなく、
色々な手法で、面白い小説を書けるんです!
本当にすごい小説家だなと思います。
真珠
たぬきのようなおばさん(50歳の主婦)
と、若い男性の会話で物語は進んでいきます。
最初は、この二人がいったい誰なのか、
さっぱりわかりませんでした。
それが少しずつ少しずつ見えてきて
パッと鮮明になる!!
そういうところが面白かったです。
ルビー
島で暮らす人の話は、湊さんの小説には、よく出てきます。
昔から島で暮らす人と、そこに建てられた新しい建物
そこに入ってきた島の外から来た人。
その辺りから始まっていく物語。
真実はいったい何なのか??
最後まで見えそうで見えない、最後の最後も
スッキリとまではいかないけれど、
かなり物語の中に入り込むことができました。
ダイヤモンド
昔ばなしを皮肉ったような、ユーモラスな物語で
驚きました。この物語の形式は斬新で新鮮!!
操られるダメ男が滑稽すぎる。でもこんな
女っているの?って怖いけど面白い。
猫目瀬
仲が良い3人家族。夫・妻・娘一人。
家族の会話もあって、何でも
話せる隠し事のない家族。
と思いきや、3人それぞれ、
家族に言えない秘密を抱えている。
湊かなえさん、このように、
仲が良さそうにみえる
家族の裏の部分を描いた作品は
多いです。
秘密を抱える3人家族の
隣に住むおばちゃんは3人それぞれ
の秘密を知っているのです。
このおばちゃんが色々な真実を
明らかにしていくのですが、
秘密にしていることで、仲の良いふりができていた
3人家族にとって、このおばちゃんが邪魔な存在になっていくんです。
ムーンストーン
幸せな結婚をしたはずが、不幸なことになってしまった小百合。
そんな小百合の前に現れたのは中学生時代の友達久美。
中学生時代の二人の友情が描かれていて、それが現在につながる。
これは結構いい話。(イヤミスじゃない)
あまり皮肉った裏の部分はなく、きれいにサラッと終わりました。
「サファイア」「ガーネット」
タイトルは別だけどこの2つの話はつながってます。
「サファイア」
「二十歳の誕生日プレゼントには指輪が欲しいな。
人生初のおねだりだった」
この言葉から物語は始まります。純愛ラブストリーが
始まるのかのようですが、違います!!
忘れてはいけません、湊かなえさんのサスペンスです。
思いもよらない展開になっていきました。
少しずつ明らかになっていく真実。。。
なんともいえない暗い気持ちになっていきました。
「ガーネット」
暗いまま終わるのかな?と思いきや、
「サファイア」につながる話が「ガーネット」でした。
「サファイア」ではわからなかった真実が、
また違った形で見えてきます。
真実がどこから見えてくるかわからないし、
何が真実なんだろう?って考えさせられるところも
湊さんの小説の面白ところです。
この物語も結末はいい感じで終わりました。
湊かなえさんの作品を読むのは、これで18冊目です。
今回読んだのは「サファイア」という短編小説です。
物語は6つ。宝石の名前がタイトルになっています。
作品の中には、宝石が出てきます。
価格:680円 |
湊かなえさんの作品は「イヤミス」嫌な感じで終わるミステリー
として人気ですが、短編小説は「イヤミス」ではない物語が多いです。
湊かなえさんは、イヤミスだけではなく、
色々な手法で、面白い小説を書けるんです!
本当にすごい小説家だなと思います。
真珠
たぬきのようなおばさん(50歳の主婦)
と、若い男性の会話で物語は進んでいきます。
最初は、この二人がいったい誰なのか、
さっぱりわかりませんでした。
それが少しずつ少しずつ見えてきて
パッと鮮明になる!!
そういうところが面白かったです。
ルビー
島で暮らす人の話は、湊さんの小説には、よく出てきます。
昔から島で暮らす人と、そこに建てられた新しい建物
そこに入ってきた島の外から来た人。
その辺りから始まっていく物語。
真実はいったい何なのか??
最後まで見えそうで見えない、最後の最後も
スッキリとまではいかないけれど、
かなり物語の中に入り込むことができました。
ダイヤモンド
昔ばなしを皮肉ったような、ユーモラスな物語で
驚きました。この物語の形式は斬新で新鮮!!
操られるダメ男が滑稽すぎる。でもこんな
女っているの?って怖いけど面白い。
猫目瀬
仲が良い3人家族。夫・妻・娘一人。
家族の会話もあって、何でも
話せる隠し事のない家族。
と思いきや、3人それぞれ、
家族に言えない秘密を抱えている。
湊かなえさん、このように、
仲が良さそうにみえる
家族の裏の部分を描いた作品は
多いです。
秘密を抱える3人家族の
隣に住むおばちゃんは3人それぞれ
の秘密を知っているのです。
このおばちゃんが色々な真実を
明らかにしていくのですが、
秘密にしていることで、仲の良いふりができていた
3人家族にとって、このおばちゃんが邪魔な存在になっていくんです。
ムーンストーン
幸せな結婚をしたはずが、不幸なことになってしまった小百合。
そんな小百合の前に現れたのは中学生時代の友達久美。
中学生時代の二人の友情が描かれていて、それが現在につながる。
これは結構いい話。(イヤミスじゃない)
あまり皮肉った裏の部分はなく、きれいにサラッと終わりました。
「サファイア」「ガーネット」
タイトルは別だけどこの2つの話はつながってます。
「サファイア」
「二十歳の誕生日プレゼントには指輪が欲しいな。
人生初のおねだりだった」
この言葉から物語は始まります。純愛ラブストリーが
始まるのかのようですが、違います!!
忘れてはいけません、湊かなえさんのサスペンスです。
思いもよらない展開になっていきました。
少しずつ明らかになっていく真実。。。
なんともいえない暗い気持ちになっていきました。
「ガーネット」
暗いまま終わるのかな?と思いきや、
「サファイア」につながる話が「ガーネット」でした。
「サファイア」ではわからなかった真実が、
また違った形で見えてきます。
真実がどこから見えてくるかわからないし、
何が真実なんだろう?って考えさせられるところも
湊さんの小説の面白ところです。
この物語も結末はいい感じで終わりました。
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