2019年01月02日
メイウェザー圧勝も…“キック禁止、体格差”ハンデありすぎ「これは公式戦ではない」
◇「RIZIN.14」スペシャルエキシビション フロイド・メイウェザー―那須川天心(2018年12月31日 さいたまスーパーアリーナ)
格の違いもあったが、体格差はあきらかだった。プロボクシングの元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(41=米国)が、ボクシングルールのスペシャルエキシビション(3分3ラウンド)でキックボクサーの那須川天心(20=TARGET/Cygames)と対戦し、1Rに3度のダウンを奪って2分19秒にTKO勝ちした。
「日本の皆さん。東京は素晴らしい。楽しんでもらえる試合を意識した。全ての人に感謝したい」。プロボクシングで50戦50勝無敗を誇る最強の男。笑顔で挑発し、那須川の左が顔面をかすめると本気になった。左フック、右フック、左フックでなぎ倒すように3度のダウンを奪うと、レフェリーが試合を止めた。計量では那須川の62・1キロに対し、リミットの66・7キロ。キック禁止に加え、体格差は明らかでマッチメーク自体に無謀なものを感じる後味の悪さが残った。メイウェザーも「これはボクシングの公式戦ではない。天心はこれからも無敗のキックボクシングの王者。私も引退している立場」と冷静に語った。泣き崩れる那須川に「素晴らしい格闘家として頭を高く上げろ」となぐさめたという。
29日の夕方に来日したばかりだったが、最高で1試合300億円超のファイトマネーを稼いだことのある41歳。今回、ファイトマネーはメイウェザー本人が米国での会見で告白したところでは200万ドル(約2億2000万円)。ボクシング・ルールでキックボクサーの那須川が蹴りを繰り出した場合、キック一発につき500万ドル(約5億5000万円)の違約金が設定されていた。
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