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2019年01月09日
【横浜M】中沢が引退!40歳、膝の痛み限界 近日中に発表
横浜Mの元日本代表DF中沢佑二(40)が現役を引退する意思を固めたことが7日、分かった。関係者によると、クラブは契約延長オファーを提示したが、慢性的な膝の痛みで満足なプレーができないことで決断に至った。練習参加生から1999年にV川崎(現・東京V)入り。2002年、横浜Mに加入し03、04年のリーグ連覇に貢献するなどクラブの顔として活躍。日本代表でも06、10年にW杯2大会連続出場。「ボンバー」の愛称で親しまれた守備の要がプロ生活20年、不惑の節目にピッチを去る。
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不惑のボンバーがユニホームを脱ぐ決意を固めた。関係者によると、中沢はクラブから延長オファーを受けたが、膝の痛みで納得のいくプレーができないこともあり、昨年末までに現役を退くことを決断。近日中にクラブから正式発表される。
高校時代はプロになる目標が周囲に笑われるような無名選手。98年にV川崎に練習生として参加し、翌99年にプロ契約を結んだ。アフロヘアで爆発したような髪形から“ボンバー”の愛称が定着。187センチの長身と高い身体能力で空中戦に無類の強さを発揮した。日本代表として06年ドイツ大会と10年南ア大会にW杯連続出場。DF闘莉王(37)=京都=とのCBコンビは史上最強との呼び声も高い。DF登録では歴代最多となる代表通算17得点をマークした。
昨季は膝の慢性的な痛みに苦しみ、昨年8月19日の鹿島戦でメンバー外になり、フィールドプレーヤー歴代最多連続出場(199試合)とフルタイム出場(178試合)の記録が途切れた。同9月に左膝を手術したが回復は思わしくなく「ジャンプもできない」と嘆いた。それでも「誰よりも頑張る上司がいれば、部下も頑張る」と残留を争う中でチームを鼓舞。12月1日の最終節・C大阪戦では約3か月半ぶりに実戦復帰。ホーム・日産スタジアムの大歓声を浴び、キャプテンマークを巻いて立った8分間が、現役ラストゲームとなった。
J1通算593試合出場は歴代3位。昨季限りで現役引退したGK川口能活(43)、MF小笠原満男(39)に続きまた一人、日本サッカーのレジェンドがピッチを去る。