すみっちの徒然日記

朝、
ダーリンの出勤を見送った後の洗面所、
鏡の中の自分の姿に驚いた。

ベリーショートの私の髪は、
風も吹いていないのに、
全てが右上へと、すさまじい勢いでハネ上がり、
巨人の星の花形満のようになっていた。
お若い方には、まる子ちゃんの花輪君と、
お伝えした方がわかりやすいであろうか。

それはもう、
ものすごいことになっていた！

いつも寝癖がひどい私。
実は、毎日の寝癖度チェックが、
楽しみの1つだったりする。

そんな中でも、今日のは別格！
今日のはスゴイっ！

どーしたら、
こんなにも寝癖がつくものなのか、
どんな寝方をしたらこうなってしまうものなのか、
三面鏡にもなる我が家の鏡で、
真正面・右側面・左側面・後頭部からと、
あらゆる角度からじっくりと観察して楽しんだ。

イイネ〜っっ！

我ながら、
見れば見るほど、
ほお〜っっっ！
と、感心てしまうほどの造形だ。
これって、スゴイよ、芸術だよぉ〜！！
なんだかとってもウレシくなってしまい、
水を飲みにやって来た猫にまで、
見て、すごいよ〜っっっ！
と自慢をし、
迷惑そうに耳を折られてしまった。

にしても、
この花形満 ｏｒ 花輪和彦くんを前にして、
何もコメントを残さずに出勤して行ったダーリン。

う〜む・・・・

それって、
ど〜ゆ〜ことだろう？？

さすがの私も、考え込んでしまった。

う〜む・・・・

こんな頭をした妻に起こされ、
こんな頭をした妻の朝食を食べ、
こんな頭をした妻がウロつく部屋で身支度を整え、
こんな頭をした妻に笑顔で見送られ、
ふつ〜に出勤して行った彼。

彼はいつも、
どの領域で、
そんな妻を受け入れてくれているのだろうか？

なんというか・・・・。

すみません・・・。
という気持ちがこみ上げてくるとともに、
不憫にも思えてきた。

よろこんでいる場合ではないのかもしれない。
と、少し、私は反省した。


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