私の父(現在87歳)は、中学を卒業してすぐに墓石屋の見習いとして働くことになったそうです。
ある日、父(15歳)が墓石の足(丸い部分)をノミで削っていたとき、力の加減が悪く、根元からポロっと折れてしまったそうです。父は師匠に墓石の足を折ってしまったことが言えず、折れた足を手で押さえていたそうです。
そのとき、師匠が言ったそうです。
「そげぇ押さえちょったら、石がつくんか?」
(そのように押さえていたら、石がくっつくのか?)
父は「くっつきません」と言って、足を折ってしまったことを謝ったそうです。すると、続けて棟梁が言ったそうです。
「折れた足は押さえてもくっつかんし、お前を叱ってもくっつかん。折れたら次の石を削るだけじゃの!」
若いときは(若くなくても)失敗します。時には「取り返せないような失敗」をしてしまうかもしれませんが、修復できないときは、次に進むしかありません。
10年ほど前、父の家を立て直してあげたときに教えてくれた失敗談ですが、これは私にとって大切な「教え」となっています。
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この竹籠は、中学の時の修学旅行で別府の竹工房で作りかたを習ったものを思い出して作って、近所の人や友達にプレゼントしているそうです♪
(だんだん上手くなっています♪)
【おまけ】
この数日、天気が悪く、月の写真を撮れませんでしたが、今日の夕方、南の空に上弦前の月(月齢7)が奇麗に見えていました♪
そうそう、中秋の名月の後の月(十三夜)は、10/15(火)に見られます♪
(もちろん天気が良ければです)
その前日(10/14)の夜中には、月と土星が接近して見えます ^∀^b
涼しくなってきたので、少し暖かい格好で見上げましょう!
スタップ首藤