伝わるか伝わらないかは、「相手がその言葉を知っているかいないか」できまります。
つまり「共通言語があるかどうか」です。
例えば、英語では、未来の条件を表す「If節」は「不確実な未来」になるから、未来形で表さず現在形で表しますが、その条件が成立したときは「確実な未来」になりますから、その後の内容は未来形で表します。
If it is fine tomorrow, I will go to the park.
(もし明日晴れたら、公園に行く予定です。)
英語が苦手な日本人は、これに納得がいきません。頭の中で「どっちも未来なのに、なぜ変えなきゃいけないの?」という疑問がぐるぐる回ります。
これは、日本語に原因があります。
・明日晴れたら…
・今100万円持っていたら…
・あのときあんなことを言わなかったら…
このように、日本語では時制に関わらず「たら」や「れば」を使うだけで伝わるのですが、英語ではそうはいきません。
「不確実な未来」は「現在形」で、「ありえない現在」は「過去形(be動詞はwereが好ましい)」で、「ありえなかった過去」は「過去完了形(大過去形=had+過去分詞)」で表すというルールがあります。
@ If I had much money, I could buy the car.
(もしたくさんのお金をもっていたら、その自動車を買えるのに。)
⇒実際はお金を持っていないので、自動車は買えない。
A If I had had much money, I could have bought the car.
(もしたくさんのお金をもっていたら、その自動車を買えたのに。)
⇒実際はお金をもっていなかったから、自動車は買えなかった。
このように、仮定法過去@は「ありえない現在のこと」を表し、仮定法過去完了Aは「ありえなかった過去のこと」を表します。
これらを知って、やっと伝えられますよね ^∀^b
でも、外国のかたとお話しさせていただくと、みんな「日本語の慣用句が難しい」と言います。
・ほっぺが落ちる⇒とてもおいしい
・目がない⇒好きだ
・目から鼻に抜ける⇒賢い
知らない人が聞くと、まるでゾンビみたいですよね(笑)
今日は中3日曜ゼミの写真を撮り忘れました><
【明日のこと】
さて、最後になりましたが、明日の「月曜アシスト」の予告を書ておきます。
18:00〜18:30 社会(今回は三権分立)の用語テスト
18:30〜20:00 自主学習&質問タイム
20:00〜21:00 理科の総合問題
ということで、明日も伝えます ^∀^b
スタップ首藤
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