中2の理科で「電流の正体は電子で、実はー極から+極に向かって流れている」ということを学びますが、「電解質水溶液に電流が流れる」ということを「水溶液の中を電子が流れている」と思っている中3は少なくありません。
電解質水溶液中の陽イオンが陰極に引き寄せられ、陰極にある電子を受け取って原子になり、金属の場合は陰極の表面に付着し、気体の場合は分子となって陰極の表面から泡が発生します。水溶液中の陰イオン(金属はすべて陽イオンです)は陽極に引き寄せられ、陽極に電子を渡して原子になり、陽極の表面から泡が発生します。
(イオン化傾向によっては、水が電気分解されることがあります)
つまり、水溶液中を電子は流れないのですが、回路全体としては電流が流れたことになるのです。
オームの法則のときは、電源装置の+局から回路を通ってマイナス極に電流が流れます(実際は−極から+局に電子が流れています)が、それとは違います。
また、ボルタの電池で亜鉛版が溶けるとき、
そして、銅板と導線でつなぐと、亜鉛版にたまった電子が導線を通って銅板のほうに流れるので、途中に豆電球を挟めば、豆電球が光ります。
ここで、注意しなければならないことが、電子オルゴールと発光ダイオードです。この2つは+端子を+極に、ー端子をー極につながないと電流が流れないので、音が出たり、光ったりしません。
書き足りないところもありますが、この単元は高校化学に繋がっていますので、よくわからない人は、早急に「教えてくれそうな人」に質問してください!
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そうそう、写真はありませんが、今日の中3総合講座は「期末テスト対策」をしました!
【道路工事】
ブログの記事上にも書いていますが、11/22(水)〜24(金)の21:00〜翌6:00まで、教室前の道路が通行止めに、そしてコンパルホールの屋外駐車場が使えなくなるそうです。
各ご家庭で「お迎えの場所」を決めておいてくださいますようお願いいたします。
スタップ首藤
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