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2023年08月30日

経済学入門 ミクロ編 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
花火.jpg

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(ミクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

価格:1,650円
(2023/8/31 00:14時点)
感想(3件)




 旧ツイッターではつぶやいたのですが、スタンフォード大学で一番人気の経済学入門を読んでいます。いろいろやっていく中なかなか、読むスピードは上がらないのですが、ミクロ経済学の前文に面白い記事がありましたので、御紹介します。

[経済学入門 ミクロ編]
 2013年に第1版が出版され、今手元にあるのは、2021年に出版された第20版にあたります。10年近く売れ続けている状況が版からうかがい知ることが出来ます。
 本の概要は以下の通りです。

著 者 ティモシー・テイラー
監訳者 池上 彰 
訳 者 高橋 璃子
発行者 斎藤 龍男
発行所 株式会社かんき出版

監訳者が池上さんだということを、このブログを書いている今知りました。

[気になった点]
 前書きは、監訳者である池上さんの意見があるのですが、以下のような文言が書かれています。以下の抜粋は、2012年末に民主党政権が倒れ、再び自民党に政権が移行し、安倍さんが首相になり、さぁ、アベノミクスでデフレ脱却だ〜っと、雄叫びを上げていた当時に書かれたものです。


金利が低くお金がジャブジャブあふれるようになれば、円安が進み、輸出産業の収益が向上する。❷低金利で借りた資金が株式市場や土地に向かい、株価の上昇と地価上昇が起こる。株価が上昇すると、収益の上がる企業が増え、❸給料やボーナスが上がる社員も増えてくる。❹地価が上昇すれば、土地を担保に資金を借りる企業は、担保価値が上がり、より多くの資金を借りられる。その資金で工場を増設したりすれば、景気が回復していく・・・。



まさに今じゃないですか?アベノミクス立ち上げ当初は、こんなバラ色な未来を想像し、始めたのですね?その状況が現在実現されています。ただ、細かい点が微妙に違います。❶から順をおって見てみましょう。

❶金利が低くお金がじゃぶじゃぶになれば円安が進むとその当時は、考えていたみたいですが、今回の円安は、日米の金利差によるものでした。アメリカの金利が上昇する前は、ここまで円安が進むとは誰も思っていなかったのではないでしょうか?
 そして、輸出が好調で、低金利です。そして、設備投資を調べてみても、現在堅調に推移しているという状況を考えれば、思惑通りといった印象があります。
❷日本人の手により、地価の上昇や、株価上昇が生まれると考えていたようですが、実際のところ、地価の上昇は、外国人投資家による影響が大きいと考えています。しかも、その状況は大都市圏に限られ、2021年はコロナが影響し、日本における地価は下落しています。そして、株高は、ヨーロッパからの資金の流入が大きいと聞いています。
❸給料もボーナスも現在上昇している状況です。時限的な法律のせいもありますが、設備投資の状況から考えれば、底堅い上昇といっていいでしょう?
❹思惑とは違いますが、コロナの期間を除き、地価が上がり、担保価値は上がっていると考えています。そのため、低金利で、多くの資金を借り、設備投資に多くの資金を回すことができていると想像します。

 ちょっと、思惑とは違うようですが、2013年に思い描いたような、経済環境が整ったようです。ただ、灰色な未来が近づいているという記述もあります。

[灰色な未来]
 以下が灰色な未来に関する記述です。


 ❺日本の原子力発電所の大部分が止まっているため、火力発電所の石炭、石油、天然ガスの輸入が増えている。円安が進むと、こうした輸入品の価格も上がるため、電気料金はさらに上がる。あらゆる物価が上がり始める。ところが給料はすぐには上がらないから、人々の生活は苦しくなる。とりわけ年金生活者には厳しくなる。❻公共事業のために政府支出を増やすには、国債の増発が必要だ。ただでさえ国の借金が多いのに、これ以上増えたら、日本国債の信用が失われ、高い金利をつけないと売れなくなる。❼長期金利が上昇すると、住宅ローンも上がる。土地は値上がりし、住宅ローンの金利も上昇すれば、マイホームの夢は遠ざかる・・・



❺まさにあたっています。副次的な要因に、産油国が今年の10月に減算減産するうえ、ロシア・ウクライナ戦争の影響で、ロシアから原油を購入しないという判断があったということはご存じのとおりです。
❻❼確かに増発しているようですね?つい最近のニュースとして、国債発行額の半分以上を日銀が所有しているという情報は記憶に新しいところです。そして、一時はマイナス金利という時期もあったようですが、現在は、1%まで許容しているようです。今後の未来が心配です。

[あとがき]
 内容を見ていると、現在の状況を作り出す過程に微妙な違いがあるようですが、2013年に池上さん?が想像していた、バラ色と灰色の未来が同時に来ているようです。現在綱引きをしながら、どっちが勝つのか競い合っている最中なのでしょうか?みんなバラ色な人生が勝ってほしいと思っているとは思いますが・・・。外的要因があるから難しいですね?

 今回ミクロ経済学をご紹介しましたが、マクロ経済学もあわせて、下記にご紹介します。

 では、また!
 

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門(マクロ編) [ ティモシー・テイラー ]

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感想(2件)




2023年08月26日

産業財産権と著作権との違い 〜経営法務〜


 こんにちは!
 EVE2です。
絵画.jpg
 本日は、産業財産権と著作権との違い、そして、著作権とはどういうものなのか解説しましょう。

[産業財産権とは?]
 産業財産権とは何なのか、Bingに聞いてみました。


 産業財産権とは、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権の4つを指します。これらは、特許庁が所管しています。

❶特許権
 特許権は、自然法則を利用した、新規かつ高度で産業上利用可能な発明を保護するものです。例えば、通信の高速化や携帯電話の通信方式に関する発明などが該当します1。
❷実用新案権
 実用新案権は、物品の形状、構造、組合せに関する考案を保護するものです。例えば、携帯性を向上させたベルトに取付け可能なスマートフォンカバーの形状に関する考案などが該当します。
❸意匠権
 意匠権は、独創的で美感を有する物品の形状、模様、色彩等のデザインを保護するものです。例えば、美しく握りやすい曲面が施されたスマートフォンのデザインなどが該当します。
❹商標権
 商標権は、商品・サービスを区別するために使用するマーク(文字、図形など)を保護するものです。例えば、電話機メーカーが自社製品を他社製品と区別するために製品などに表示するマークが該当します。

 これらの産業財産権は、新しい技術やデザイン、ネーミングやロゴマークなどについて独占権を与えることで模倣防止し、研究開発へのインセンティブを付与したり、取引上の信用を維持したりすることによって産業の発展を図ることを目的としています。これらの権利を取得することによって一定期間内で新しい技術などを独占的に実施(使用)することができます。

出展元
・スッキリわかる知的財産権(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/system/basic/index.html
・商標制度の概要(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/seidogaiyo/chizai08.html
・特許・情報プラットフォーム(工業所有権情報・研修館」)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
・商標権の効力(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/seidogaiyo/shotoha.html
・実用新案権とは|特許権・意匠権との違い、侵害された時の対処法を解説(東京スタートアップ法律事務所)
https://tokyo-startup-law.or.jp/magazine/category05/utility-model-right/
・実用新案権とは?特許権との違いや取得プロセスを解説(LegalSearch)
https://legalsearch.jp/portal/column/utility-model-right/
・特許・実用新案とは(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/system/patent/gaiyo/seidogaiyo/chizai04.html
・意匠制度の概要(特許庁)
https://www.jpo.go.jp/system/design/gaiyo/seidogaiyo/torokugaiyo/index.html
・意匠権とは?どんな権利?具体例でわかりやすく解説(企業法務の法律相談サービス)
https://kigyobengo.com/media/useful/169.html
・意匠権(ウィッキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E5%8C%A0%E6%A8%A9
・商標・特許・知的財産(東京スタートアップ法律事務所)
https://tokyo-startup-law.or.jp/magazine/category05/what_is_a_patent_right/
・著作権(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/


 今回もBingで調べました。理由は、世界には、実用新案権に相当する知的財産権が存在しない国もあり、ChatGPTでは、中小企業診断士のテキストに書かれているような内容が出てこないためです。

[産業財産権と著作権の違い]
 産業財産権と著作権の違いについて、ChatGPTとBingで調べたのですが、持っている知識と違うので、独自に解説します。なお、補足的に、Bing及びChatGPTからの情報も利用しています。

❶認証方法
 産業財産権は当該機関に出願し登録されることにより、一定期間、独占的に実施(使用)できる権利ですが、著作権は、作った瞬間に、作ったその本人に自動的に権利が発生し、帰属する点で違います。なお、著作権も、登録制度がありますが、それは、著作権を財産権として取り扱う場合に安全に取引をすることを目的としています。

❷管轄機関
 産業財産権は、特許庁ですが、著作権は、文化庁が所轄しています。なお、❶認証方法で解説した著作権を財産権として登録する場合、プログラム以外は、文化庁ですが、プログラムは、一般財団法人ソフトウェア情報センターが指定機関として登録事務を行っています。

❸期間
 産業財産権と著作権では、期間も違います。
★産業財産権
・知的財産権 出願日から20年
・実用新案権 出願日から10年
・意匠権 出願日から25年
・商標権 登録日から10年(更新可)
★著作人格権
 生存中のみ
★著作財産権
・個人は、著作権発生時点から死後70年。
 無名、変名、企業、団体は 公表後70年。

❹権利が侵害された場合の所轄機関
★産業財産権
知的財産高等裁判所
★著作権
地方裁判所?
※ケースバイケースらしいです。

[著作人格権と著作財産権]
 上記にも記載しましたが、著作権とひとくくりで扱われることが多いのですが、著作権には、著作人格権著作財産権があります。
 著作人格権とは、著作者の一身専属とされ、他人に譲渡することができず相続の対象ともなりません。具体的には、公表権、氏名表示権、同一性保持権などの権利です。
 著作財産権は、著作者が創った著作物が、著作者の経済的利益を保護するために、他人に勝手に利用されることを禁止できる権利です。この著作財産権は、第三者に譲渡することができたり、利用料を得ることができます。

[生成AIと著作権、そして・・・]
 生成AIにより、著作権を侵害されていると感じている人たちは、厳格に言うと、著作財産権を侵害されているということが分かりました。
 絵画等の芸術の場合、昨日話したように、出展元を記述すれば、失われた財産権が救われるかというとそういうものではないでしょう?
 つい最近、生成AIで利用するなら、きちんと利用料を払えと訴えていた報道機関がありましたが、やはり、払うべきものは払わなければならないのでしょう。それは、生成AIで生活を脅かされていると感じている人たちに対しても同じです。

[あとがき]
 このブログを書きながら、Studying、TAC、Bing、ChatGPTなどの情報を見ながら書いていますが、今までも注意してきたのですが、今後は、今まで以上に、どこから情報を得たのか記載し、著作権を侵害しないようにしなければならないと、強く感じられた調査でした。
 ただ、調査の補足資料として見た場合はどうなるのでしょうか?引用する場合は、明らかに自分の文書と違うと分かる形で書かなければいけません。参照先として、最後に書けば大丈夫ですかね?このような侵害は基本的に警告がくるのですが、そのような規則はなく、いきなり裁判所に訴えても全く問題ないそうです・・・。こわ〜♪

 では、また!

【参照資料】
■ChatGPT
https://openai.com/blog/chatgpt
■Bing
https://www.bing.com/search?form=MY02AH&OCID=MY02AH&q=Bing+AI&showconv=1
■Studying資料
https://studying.jp/
■スピードテキスト(TAC)

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2023年08月25日

生成AIと著作権 〜経営法務〜


 こんにちは!
 EVE2です。
生成AI.jpg
 近頃、著作権に関する話題についてよく聞くようになりました。理由は生成AI・・・。
 生成AIにより、職の安全が危なくなってきたと感じている人たちが多くなってきたためです。その多くが、芸術関連などの自分のアイディアを提供する人達です。

[生成AIとは?]
 生成AIが、文書、画像を生成するのには、必ずと言っていいほど、教育データが必要です。その教育データとは、職の安全が危なくなってきたと感じている人たちの過去に作った作品になります。その状況は、ルーブル美術館にいって、モナリザなどの素晴らしい絵画を見て、インスピレーションを得ている人達の行為に似ています。ただ、似ているだけでインスピレーションといったものではありません。人々が感じている傾向を読み取り、その傾向から文章や、画像を生成しているだけなのです。そのため職の安全が危なくなってきたと感じている人たちは、フリーライド、芸術のただ乗りだと訴え規制を求めています。

[AIの種類]
 ただ、多くの人がAIとひとくくりで話すことが多いですが、現在開発されているAIを分類すると4種類に大別されます。それでは、どんなAIがあるのか、Bingに聞いてみましょう!


 AIの学習方法には、大別して「教師あり学習」、「教師なし学習」、「強化学習」の3種類があります。それに加えて、教師あり学習と教師なし学習の中間に位置する「半教師あり学習」もあります。

❶教師あり学習
 教師あり学習は、入力データとそれに対応する正解ラベル(出力データ)のペアから、入力データから正解ラベルを予測するモデルを学習する方法です。分類問題や回帰問題などがこのタイプに当たります。
❷教師なし学習
 教師なし学習は、入力データだけから、データの構造や関係性を抽出するモデルを学習する方法です。クラスタリングや次元削減などがこのタイプに当たります。
❸強化学習
 強化学習は、エージェントが環境と相互作用しながら、報酬を最大化するような行動方策を学習する方法です。ゲームやロボティクスなどで広く用いられています。
❹半教師あり学習
 半教師あり学習は、ラベル付きデータとラベルのないデータの両方を用いて、モデルを学習する方法です。ラベル付きデータが少ない場合に有効です。

 これらの手法はそれぞれ異なる問題設定や目的に対して用いられます。また、それぞれの手法には複数のアルゴリズムが存在します。ご参考までに。

出展元:
・機械学習の3種類、教師あり・教師なし・強化学習のアルゴリズム徹底解説(AI Market)
https://ai-market.jp/technology/machine-learning/
・機械学習とは?教師あり・教師なし・ 強化学習・半教師あり学習のアプローチ法も説明(データサイエンティスト)
https://www.agaroot.jp/datascience/column/machine-learning/
・AIの学習方法まとめ ―教師あり学習・教師なし学習・強化学習・過学習・転移学習―(Promapedia)
https://ssaits.jp/promapedia/technology/machine-learning.html


 ただ、先にも触れましたが、生成AIは教育データがなければ、アウトプットはないようです。

[著作権]
 現在、職の安全が危なくなってきたと感じている人たちが求めているのは著作権の保護です。生成AIが、自分たちの保護されるべき芸術の著作権を侵害していると感じているのです。
 そのようなニュースを見ている最中に、Microsoftから、BingにAI機能が追加されたと案内が来ました。使ってみると、ChatGPTと似ています。ただ、情報の出展元が提供されています。自分たちが得た情報の提供元のURLを提示しているのです。
 著作権法では、当該情報を引用する場合、その出展元は必ず記載しなければならないとしています。その法律を遵守していることが分かります。但し、ChatGPTは記載がありません。理由は多分、教育データをどこからか購入しているのだと思います。だから、2021年9月までの情報しかないのだと思っています。

[あとがき]
 このブログでもStudyingの著作権を侵害しているかもしれないということで、過去のブログは削除させていただきました。一応Studyingからの情報と、記載はしたものの、引用というレベルではなかったためです。
 著作権を含む商業産業財産権は引き続きいろいろな情報を提供するに際し重要な法律です。
 中小企業診断士試験では、商業産業財産権と著作権について、かなり深いレベルまで勉強が求められます。

 それでは、どんな法律だったのか、復習する意味もこめて少し深掘りしてみましょう。

 っと思いましたが、本日は長くなったので、この辺で・・・。

 では、また!

2023年08月22日

ビックモーター事件からみた日本の労働市場 〜企業経営理論〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日は、ビックモーターという企業をモデルに、αという市場を作り、その市場における企業の経営状況について、ChatGPTにシュミレーションしてもらいました。
 その結果、ChatGPTから以下の解答がありました。

・価格競争が激化
・追加カスタマイズやサービスの提供が求められる。
・利益率の低下
・顧客満足の維持が難しい。

そして、大きな問題は、撤退障壁が高いからと言う話をしました。なぜでしょうか?
 それは、撤退障壁が高い場合、企業は、その市場のみでしか生きて行くことが出来ないにもかかわらず、模倣が簡単で、希少性が少ないのでは、価格でしか競争するしかないためです。
 私の想像ですが、多分日本の多くの企業が多かれ少なかれそのような状況になっていて、その状況について日本政府は知っています。そのため、副業、ようは企業で言ったら多角化を勧めています。ただ、24時間という決められた時間しかなく、かつ、リソースは自分だけという状況で、多角化というのは非常に酷というモノです。過労死でもしろというのでしょうか?

[状況が変化する条件]
 昨日のシュミレーション、実は、参入障壁が低く、撤退障壁が低い場合でも価格競争が発生します。それは、顔ぶれは違うが、同じ人数の人が常に同じ条件で働いているからです。では、どうすれば、フェアな競争が出来るでしょうか?それは、参入障壁が低いのだけれども、参入してくる企業が減った場合です。
 労働市場で言ったら、求人を出すけれど、雇うことができないような状態になるでしょうか?今じゃん?

[問題の本質]
 以上の考察から、参入障壁が低く、撤退障壁も低い労働市場を構築すれば、労働条件が改善されそうな気がしてきました。ただ、今の日本では無理なのです。理由は、レイオフができないから・・・。それと、終身雇用というシステムが脳裏になる年配の人がまだ労働市場にいるからと言うこともあるかもしれません。
 参入障壁が低く、撤退障壁が低い市場の話は、テレビをはじめとするマスメディアから、20年前にはなかったかもしれませんが、10年以上前から労働市場の流動化という言葉で聞いています。
 この労働市場の流動化でうまくいったのが、スウェーデンです。労働市場の流動化により、儲からなくなった労働市場から、儲かる労働市場に円滑に労働人口が流れ、成長を続けています。それを聞いたからでしょうか?フランスではマクロン政権が、国民の反対にあいましたが、断行しています。以下が、ChatGPTから聞いたフランスの改革の内容です。


 フランスのマクロン政権は、労働市場の流動化を進めるために、主に2017年にさまざまな政策を実施しました。これらの政策は、フランスの労働市場を柔軟性を持たせ、雇用の創出を促進し、経済の活性化を図ることを目指していました。主な政策には以下のようなものがあります:

❶労働法改革(Loi Travail)
  2017年に導入されたこの法改革では、労働時間や解雇規制の緩和が行われました。企業と労働者の間で直接合意が可能となり、労働条件や給与に関する交渉が労働者と企業の柔軟な合意に基づいて行われることとなりました。
❷失業手当制度改革
 失業手当の支給条件が見直され、一定期間経過後には手当の額が減少する仕組みが導入されました。これにより、雇用の受け入れを促進する一環とされました。
❸職業訓練の拡充
 労働市場におけるスキルニーズに合わせて職業訓練の機会を増やし、労働者のスキル向上を支援する政策が行われました。

 これらの政策は、フランスの労働市場をより競争力のあるものにするための一環として導入されましたが、一方で一部の労働者や労働組合からは反発がありました。これらの改革が経済にどのような影響をもたらしたかは、時間の経過とともに評価されていくことでしょう。


 それでは、労働市場の流動化でうまくいっている国は、スウェーデン以外にもあるのでしょうか?引き続きChatGPTに聞いてみました。


 労働市場の流動化やその成功についての評価は主観的であり、国によっても異なる視点が存在します。ただし、一般的に労働市場の柔軟性や流動性が高く、雇用創出や経済成長が促進されている国々が好例とされています。以下にいくつかの国を挙げてみましょうが、現在の情報では2021年までの状況に基づいていますので、最新の状況は異なる可能性があります。

❶デンマーク
 デンマークは労働市場の柔軟性とセキュリティのバランスを重視したモデルで知られています。労働者や雇用主の間での信頼関係が築かれており、働き手の流動性とスキル向上が支援されています。
❷スウェーデン
 スウェーデンも柔軟な労働市場を持ち、労働者の権利保護と効率的な雇用システムを組み合わせています。一定期間の試用期間や雇用契約の形態などが柔軟に運用されています。
❸シンガポール
 シンガポールはビジネスフレンドリーな環境と柔軟な雇用法を持つ国として知られており、企業の立ち上げや拡大が容易であり、労働市場の流動性が高いです。
❹ニュージーランド
 ニュージーランドは労働法改革や雇用契約の柔軟性を進め、起業家精神を奨励し、労働市場の動きやすさを高めています。

 これらの国々は、労働市場の流動化において一定の成功を収めているとされていますが、地域や文化、経済状況によって異なる側面も考慮されるべきです。最適なアプローチは国によって異なるため、成功事例を単純に他の国に適用することは容易ではありません。



[日本は?]
 2023年の日本の労働市場は比較的うまく回ってきているようです。しかし、労働市場の流動化がされておらず、引き続き現状が続くかどうか非常に懐疑的です。
 テレビをはじめとするマスメディアから聞いたことはないのですが、このような労働市場を支える法律があります。その法律は、時限立法で、2024年で終了します。2025年以降にはどうなっていくのでしょうか?

[あとがき]
 企業経営論を勉強すると、VRIO分析という分析方法を学びます。
 どんな分析方法なのか、ChatGPTに聞いてみましょう。


 VRIO分析は、経営学や戦略マネジメントの分野で使用されるツールで、企業のリソースや能力を評価し、競争上の優位性を理解するためのフレームワークです。VRIOは以下の要素の頭文字を取ったものです。

❶Value (価値)
 リソースや能力が企業にとってどれだけの価値をもたらすかを評価します。これは、顧客のニーズや市場の要求に対してどれだけ効果的に対応できるかを示します。
❷Rarity (希少性)
 評価対象のリソースや能力が競合他社と比較してどれだけ希少なものかを考慮します。希少性が高いほど、競争上の優位性を築く可能性が高まります。
❸Imitability (模倣性)
 他社が評価対象のリソースや能力をどれだけ容易に模倣できるかを評価します。模倣が難しいほど、競合他社が追随するのが難しくなります。
❹Organization (組織能力)
 リソースや能力を最大限に活用し、組織内で効果的に展開する能力を評価します。組織の運営や文化、リーダーシップが、競争上の優位性の確立にどれだけ寄与するかを考慮します。

 VRIO分析を通じて、企業は自社の持つリソースや能力が競争上の優位性を持つかどうかを評価し、それを最大限に活用して競争市場で成功するための戦略を策定することができます。また、競合他社との比較を通じて、自社の強みや弱点を理解する手助けにもなります。


 企業経営理論では、この中で、模倣困難性が一番重要で、その❸模倣性が困難であれば、あるほど、市場において競争力が強い企業とされています。多分労働市場においても同じはずです・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

 では、また!

2023年08月21日

ビックモーター事件を企業経営論から考察する 〜企業経営論〜

 こんにちは!
 EVE2です。
中古車.jpg
 本日は、企業経営論の知識を用いて、ビックモーター事件ついて、妄想してみたいと思います。

[ビックモーター事件]
 ビックモーターでどんなことが行われていたのか、ウィッキペディア(*1)で調べてみました。

・社員への「罰金」問題
・民間車検場として不適切な検査の実施
・損保各社への不正請求>故意による顧客車両の破損>社員への強権的な処分
・下請け会社への値下げ要求
・社員への残業代未払い
・パワハラ
・環境整備点検による街路樹への除草剤散布・伐採

他のサイトも見たのですが、かなりひどい状況だったようです。そのような外部から見た場合ひどいと思われる状況において、内部のビックモータの社員はどのような状態にあり、なんで退社という道を選ぶ人が少なかったのでしょうか(*2)?それについて、ChatGPTを用いて妄想してみました。

[ビックモータの社内の状況]
 ビックモータの社内においてどんなことが行われていたのか想像してみましょう。
 その想像をChatGPTへ、問い合わせを容易にするために、ビックモータをαという市場、社員をα市場の企業として見立てて、どのような状況だったのかモデルを作ってみました。条件は以下の通りです。

❶α市場 → ビックモータ
 1)参入障壁が低く
 2)撤退障壁が高い
❷企業 → 社員
 1)非常にスキルが模倣しやすい
 2)ありふれた技術、製品
❸顧客 → 経営者
 1)少数
 2)資金が豊富
 3)非常に横暴
 4)自己の欲求のみを追求する

❶-1)日本の企業の場合は、参入障壁については、業界、企業によって違うようです。しかし❶-2撤退障壁は一般に非常に高いものとなっています。それは、転職の難しさにあります。
 日本の企業はレイオフができないため、一度入った企業にいづづけることができるということに起因しています。その状態は、終身雇用制のなごりと言えるかもしれません。
❷-1)日本の企業は、社員間で力の差がつきやすい、または分かりやすい難しい仕事は、マネッジメントのしやすさから、社外に出すという傾向にあります。これについては、2023年2月10日〜2023年2月13日の「ゼロからはじめるシステム開発」のブログの内容を基にしています。
❷-2)社内に差別化しにくい仕事が残った場合、提供するアウトプットは、比較的簡単で、社員の誰でもできる仕事が残ることが想定されます。この時の、社員間競争するポイントは、あらさがしになる可能性があります。
❸)これは、ビックモータの幹部層について、ニュースからこんな感じじゃなかったかなと想定し設定しています。

 では、以上の市場において、経営状況はどうだったのかChatGPTにシュミレーションをしてもらいました。 



 この市場は、参入障壁が低いため、多くの企業が容易に市場に参入できます。しかし、一度市場に参入してしまうと、撤退障壁が高いため、企業はなかなか市場から撤退することが難しい状況です。このため、市場には多くの競争企業が存在し、彼らは同じような技術と製品を提供しています。
 技術が模倣しやすく、製品も模倣しやすいため、新規の差別化が難しく、価格競争が激化する可能性が高いです。少数の顧客が豊富な資金を持っているため、価格よりも製品の品質や特長に価値を見出す可能性がありますが、同時に彼らの要求に合わせるために追加のカスタマイズやサービス提供が求められるでしょう。
 競争が激しいため、企業は収益を確保するために効率化とコスト削減に焦点を当てる必要があります。しかし、市場が飽和状態になる可能性もあり、価格引き下げや利益率の低下が起こるかもしれません。
 顧客が横暴で自己の欲求のみを追求する傾向があるため、顧客満足度の維持が難しい一方で、顧客との取引は企業の収益に大きく影響する可能性があります。良好な顧客関係を築くことが、競争力を保つために重要です。

 まとめると、α市場は競争が激しい市場であり、技術と製品の模倣可能性が高いため、企業は差別化と効率化をバランス良く追求する必要があります。少数の資金豊富な横暴な顧客に対しても価値を提供する戦略が求められます。ただし、市場の飽和や価格競争による収益の圧迫にも注意が必要です。



[あとがき]
 中小企業診断士を勉強した人ならなんか以上の結論はしっくりくるのではないでしょうか?

 この問題のツボはどこになるのかお分かりになりましたでしょうか?それは、「撤退障壁が高い」という部分にあります。なぜって?それについては、本日は長くなりましたの、明日お話ししましょう。

 では、また!

*1)ビッグモーター
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

*2)ビッグモーターの相談 10年間で5倍以上に増加 国民生活センター(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASR706JZ3R70UTFL01D.html

2023年08月18日

AD-AS曲線 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
マンハッタン.jpg
 このブログ開設当初は、Studyingの教材を用いてブログを書いていたのですが、近頃同教材の所々で、著作権に関する記述が見られ、Studyingから警告されたら反駁できないと思い以前のブログは削除させていただきました。その代わりと言っては何ですが、現在進行形の社会の動きを題材にブログを書き中小企業診断士で必要な知識の理解を深めることにしました。それが、2023年08月14、17日に書いたブログです。内容は、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏の発言を基にブログを書いたのですが、どうだったでしょうか?現在進行形の内容で、どこからか正解が提示されている訳でもなく、かつ、中小企業診断士にも受かっていない私が書いた内容なので、突っ込みどころ満載って感じだったとは思うのですが、どう感じましたでしょうか?今のところ、どこからも反応はありません。来れば来たで、いろいろ議論を交え、その議論を通じてより理解が深まるので、来たら面白いな〜って思っています。もし、疑問等ございましたら、ご質問等いただければ嬉しいです。

[AD-AS曲線]
 2023年08月14、17日のブログですが、中小企業診断士または、大学で経済学を勉強していないと理解できないような内容だったと思います。前後しますが、理解できるように、お話ししましょう。まず最初に、AD-AS曲線とはなんぞやと言うことになりますが、ChatGPTにどんなモノなのか解説してもらいましょう!


 AD-AS曲線(Aggregate Demand-Aggregate Supply curve)は、マクロ経済学において、経済全体の需要と供給の関係をグラフィカルに表現するためのツールです。この曲線は、経済の全体的な価格水準(物価)と国内総生産(GDP)の関係を示すために使用されます。
 AD-AS曲線は、大まかに次の2つの要素に基づいています:

❶Aggregate Demand (AD)
 これは経済全体の財やサービスへの需要の合計です。需要は一般的に、物価水準が下がると増加し、物価水準が上がると減少する傾向があります。AD-AS曲線上のAD曲線は、物価水準が異なる場合における国内総生産の需要を示します。

❷Aggregate Supply (AS)
 これは経済全体の財やサービスの供給の合計です。供給は、生産コストや生産能力などの要因によって影響を受けます。AS曲線は、物価水準が異なる場合における国内総生産の供給を示します。

 AD-AS曲線を一つのグラフに描くことで、経済の均衡点(長期的な供給と需要の一致点)や、物価水準の変動に伴うGDPの変動などを分析することができます。通常、この曲線は、短期的な変動と長期的な均衡の関係を理解するために用いられます。


 ChatGPTが説明している通りなのですが、省略している部分があるので補足すると、AD曲線は、財市場と貨幣市場が均衡する、物価水準と国民所得の関係を表します。AS曲線は、労働市場を均衡させる物価水準と、生産量である国民所得の関係を表す曲線になります。
 今回のインフレを説明するのに、労働供給、物価、そして供給という側面で語る場面が多かったため、2023年08月17日のブログでは、AD-AS曲線を利用しています。
 なお、2023年08月14日のブログでは、需要・供給曲線を利用していますが、それは、番組の中で利用していたためです。

[AD-AS曲線が意味するもの]
 AD-AS曲線は、グラフ縦軸に物価、横軸に国民所得またはGDPをもってきますが、同グラフでは、AD-AS曲線の交点を均衡点といい、実体経済がその均衡点にあるか?というとそういうわけではなく、最終的に経済が安定した場合、その均衡点に落ち着くという性質のものです。そのため、その均衡点を右にずらすとか、左にずらすということが経済政策上重要であり、各国の金融経済政策機関は、その均衡点が最適な位置になるように、金融政策を行っています。我々は、その状況を、日々のニュースで聞いているのです。
ADAS曲線.png
 昨日のAD-AS曲線のグラフは、2022年から2023年にかけて、コロナで人手不足になり、AS曲線がやけに左側にずれてしまったことと、ヘリコプターマネーと量的緩和という政策により、AD曲線が右にずれたことへの対応を行っているということを、AD-AS曲線で表現してみました。なお、実体経済がこのような状況だったかどうかは、分かりません。これは、ニュースの内容と経済学・経済政策で学んだことにより、私が求めたものになります。

[あとがき]
 昨日深夜星野源さんが、ひとこと意見を発信すると、集中砲火を浴び、何か社会の広がりがなくなったという話をテレビで話していました。多分、それって、星野源さんが有名人で美しい奥様をもらったからだと思います。なんか、番組の中では、社会全体がそんな風潮になっているかのように話していましたが、少なくとも、私のブログではそんなことはありません。自分が得た知識に基づいて、自由に発信しています。
 だから、最後に忠告しておきますが、この「中小企業診断士への道」の内容は正しいとは思わないでください。こんな知識、こんな考え方もあるんだな〜っぐらいで読んでいただければありがたいです。そして、疑問がございましたら、意見を交えましょう。
 こんなことを書いていたら、チャットもほしくなりましたね・・・。そんなブログになりそうになったら、チャットも作ろうかな?

 では、また!

追伸・・・。



2023年08月17日

インフレへの対応方法 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 先日、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏の発言に対して本当って?って疑問を投げかけた後、どうやってブログを書こうか悩んでしまいました。なぜなら、経済の素人である私から言わせてもらえれば、経済学の重鎮の意見は当然尊重したい・・・。ただ、アメリカ財務長官イエレンさん達も間違ったことはしているとは思えないからです。この意見の相違には、何かボタンのかけ違いがあるのだと思い、その原因についてここ数日、「ゼロからはじめるシステム開発」を更新しながら考えていました。

[コロナ下の経済状況]
 昨年までアメリカの国民は、コロナの渦中にあり、外出することが難しい状況でした。
そのようなコロナ下、アメリカ政府はヘリコプターマネーを国民へ投下し、量的緩和を継続していました。
 そのため、アメリカ国民の多くは、外出せず、家に閉じこもり、働こうともせず、働かなくても問題ない状況でした。
 そのような状況でも、必要最小限の経済は回さなければならず、その時に企業が労働者へ支払う賃金は高額になります。
 2022年7月30日のブログですが、Recessionというお題でブログを書いています。その時に書かれている内容を見てみると、スターバックスの従業員の時給が5,000円だとか、ハンバーガーが5,000円になっているというアメリカの経済状況を書いています。
ADAS曲線.png
 以上の状況は、完全雇用が達成され、かつ働き手がいないという状況だったといっていいと思います。その状況をAD-AS曲線で書くと、実線のAS、AD曲線で表現できると思います。

[ロシアのウクライナ進行]
 このひどいインフレは、ロシアがウクライナへ進行したからと思われている人が多いと思いますが、実は、この状況、2022年のはじめぐらいから、Yahoo掲示板で騒がれていました。ようは、ロシア・ウクライナ戦争の前からこのような状況になっていたのです。だから、決して、物不足によりインフレになっていたのではないのです。この時の物価高は、その当時のニュースを思い返しても、労働不足による物価高だという印象があります。ただ、ロシア・ウクライナ紛争が追い打ちをかけているというのは事実です。

[AD-AS曲線点線の均衡点まで移動する]
 AD-AS曲線を点線の均衡点までずらそうとした場合どうしたらいいでしょうか?AS曲線は、コロナが収束し政府から補助金がなくなり人々が職場に戻った場合、自然と右へシフトすると考えられます。
 AS曲線を左に動かそうとした場合、最初に考えられるのが、金利の引き上げです。他にあるかな〜って、久しぶりにChatGPTにどんな政策があるのか聞いてみました。



❶財政政策の引き締め
 政府は支出を減少させることで、総需要を減少させることができます。支出削減や増税などの措置をとることで、経済全体の需要が低下し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。
❷金融政策の引き締め
 中央銀行は、金利を引き上げることで貸出を減少させ、消費や投資支出を抑制することができます。これにより、総需要が減少し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。
❸外部需要の減少
 国際貿易による外部需要が減少すると、輸出が減少し、総需要が減少する可能性があります。外部需要の低下は、AD曲線を左にシフトさせる要因となります。
❹所得税率の増加
 所得税率を引き上げることで、個人や企業の所得が減少し、消費や投資支出が低下する可能性があります。これにより、総需要が減少し、AD曲線が左にシフトする可能性があります。


 ❶❷については、アメリカ政府及びFRBは量的緩和の停止及び金利の引き上げという形で実行しています。
 ❸は、為替が上昇することにより実質的に実現されています。
 ❹はインフレで苦しんでいる人がいるので、今回のケースでは不適当です。

[あとがき]
 以上の考察から、各国が実施した政策は、間違っていなかったと、経済の素人は考えています。ただ、物不足があったというのは事実です。ただ、ロシア・ウクライナ戦争により不足していると考えられる品目を見ると、

・麦類
・木材
・原油
・ガス
・金属類(ニッケル、アルミニウム、パラジウムなど)・

という状況で、投資をしたからすぐに増えるものではなく、去年行っていた、量的緩和や低金利という状況を続けていたから改善するかというとそうでないような気がします。
 以上の考察から、物価が高いという状況に対してまず最初にできたことは、量的緩和を停止し金利を上げるという政策だったのだと思います。

 株とかやっていて感じますが、思った通りに経済なんて動かないんですよ?常に、結果論でしか語れないのが経済だと思っています。
 ときどき、経済事象についてあてたといって、テレビに出演をしている人がいますが、その人が常に経済状況をあてたかというとそれは、ないでしょう?
 以前、ノーベル経済学賞をとった、人が勤務している会社がノーベル賞をとった2年後に倒産したというニュースが話題になりました。

 まっ、そんなものです。

 では、また!

■Recession [株式投資研究室](2022年7月30日)
https://fanblogs.jp/bahamuteve/archive/22/0

2023年08月14日

欲望の資本主義 〜経済学・経済政策〜


 こんにちは!
 EVE2です。
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 昨日、2023年7月30日にBS NHKで放送された、「欲望の資本主義」という番組を見ました。その番組の中で、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が非常に興味をそそる話をしていましたので御紹介したいと思います。

[欲望の資本主義]
 この番組、NHKが製作しており、シリーズ化されています。インターネットで検索すると、2017年ぐらいから放送されているらしいのです。ただ、私自身は、2019年ぐらいからこのシリーズを面白く見させていただいています。
 内容としては、資本主義の現状と今後、そして日本経済の課題などを紹介し、世界経済の現状を分析するといった番組です。
 今回は、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏が出演し、現状の経済政策について言及しています。

[各国は誤った処方箋を飲み続けている]
 2022年、コロナが収束し、経済が回るのと同時に、ロシア・ウクライナ戦争が始まりました。その影響によりモノが不足し過度なインフレが発生しています。
 その時の各国の対応は、拡張的経済政策を終了し、急速なスピードで利上げを実行しています。それに対して、経済学の重鎮ジョセフ・ステグリッツ氏は、本来服用しなければいけない処方箋とは違う、従来の処方箋を服用している。その服用は、症状を悪化させているというのです。

[何が違う]
需要供給曲線.png
 何が違っているのかというと、今回のインフレの原因は、供給不足によるインフレであり、本来ならその不足している供給を増やすために、利下げをし、生産を増やすべきなのに、逆に金利を上げ、供給を妨げているというのです。
 その政府の政策により、各企業は製品の価格を上げ、インフレを冗長させているというのです。
 右のグラフは、需要・供給曲線で、@のグラフは、各国の政策から類推する、各国政府の現状把握の状況で、Aのグラフがジョセフ・ステグリッツ氏の現状把握です。
 なお、日本は、現在デフレという状態にあり、どちらにも当てはまらないと言うことになります。

[インフレ]
 中小企業診断士を勉強されている方なら、知っているとは思うのですが、インフレには、ディマンドプルインフレとコストプッシュインフレという2種類のインフレがあります。「ゼロからはじめるシステム開発」つながりでこのブログを見てくれている人もいると思われるので、2種類のインフレについて説明しましょう。

[デマンドプルインフレ]
 このインフレは、景気の過熱を起因として、需要が供給を上回ることによって生じるインフレのことを言います。そのため、需要インフレーションと表現されることもあります。
 このインフレ時には、

・政府支出 上昇
・消費   上昇
・原材料  上昇
・物価   上昇
・投資   上昇
・労働供給 上昇
・所得   上昇

という状況になり、前日銀総裁黒田氏が望んだインフレを指します。

[コストプッシュインフレ]
 このインフレは、金や原材料などの高騰が原因となり、生産費用(賃金、原材料、燃料費など)が上昇することにより生じるインフレを言います。
 このとき市場では、

・政府支出 −
・消費   低下
・原材料  上昇
・物価   上昇
・投資   低下
・労働供給 低下
・所得   低下

以上の状況が考えられます。

[デマンドプルインフレとコストプッシュインフレにおける対策]
 ディマンドプルインフレにおける対策は、本来望む形なので、放置で良いのだと思いますが、それが過度に行われた場合、需要曲線が右にシフトしているので、利上げをしなければいけません。
 コストプッシュインフレは、コストが上昇することにより、供給を減らし、供給曲線を左にシフトさせているため、供給を増やすために利下げする、または政府支出を増やすことにより、投資を促し、需要を喚起するといった政策が必要になります。

[理論と現状の考察]
 以上の調査から、現状、コストプッシュインフレなのに、ディマンドプルインフレの対策をしているのでは?っといった疑念がでてきました。
 ただ、本当にそうなのでしょうか?各国は、集団浅慮といった状態に陥り、このような政策をとったのでしょうか?
 もうちょっと、別の側面から明日も引き続きこの件を考察していきたいと思います。

 では、また!

■欲望の資本主義 2023夏 特別編 スティグリッツからの挑戦状
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2023129519SA000/?np_banID=top_sp0012_129519

2023年08月10日

中小企業診断士1次試験


 こんにちは!ベンタ改め、EVE2です。
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 実は、このサイト以外にもう一つサイトを持っているのですが、そちらのサイトと統合し、公開することにしました。それに伴い当サイトも刷新しましたのでよろしく御願いします。

[中小企業診断士 1次試験]
 Twitterで御報告したとおり、8月5、6日、受験してきました。正直に言うと、自分の思った勉強が出来なかったため、受験するかどうかなやんだのですが、受験料を払い込んでいますし、今回模試を受けることなく受験することになってしまったので、模試のつもりで受ければいいかといった感覚で、気軽に受験することにしました

[はかどらなかった受験勉強]
 受験勉強についてはかどらなかったという話をしていますが、はじめて受験する中小企業診断士の勉強時間配分は以下の通りです。


企業経営論    10%
財務       25%
運営管理     20%
経営情報システム 5%
経済学・経済政策 30%
経営法務     7%
中小企業経営政策 3%



 以上の内容は、感覚的な話なので、正確性には欠けますが、ようは経済学・経済政策にかなりの時間が取られたのです。
 私は、Studyingで勉強をしています。Studyingでは、1次の対策として、講義の他に、スマート問題と、過去問セレクト、そして、過去5年にわたる過去問を用意してくれているのですが、過去問が全くできませんでした。時間がとれなかったのです・・・。
 経済学・経済政策に時間がかかった理由の1つに、一つ一つの単語の意味をきちんと把握せず、手法のみを頭に入れようとしていたためだと分析しています。ようは、問題の本質を理解していないため、一度覚えたと思った問題もしばらくすると、忘れてしまうのです。原因が分かるまでに時間がかかったため、対策も遅れ、思った勉強ができない試験でした。

[経済政策]
 では、早速、科目別にどんな問題だったのか印象について書いていきたいと思います。 まずは、最初に経済学・経済政策を受験しました。実は、本番形式で受験するのは、この日が初めてです。しかも、受験対策らしい対策はしていない状況でした。そのような状況の私から見ると、初めて見るその問題は、事前に想像しているモノとかなり乖離がありました。思った以上に一般的で、簡単とまでは言わないのですが、なんとなく分かるレベルの問題が多いのです。Studyingで悪戦苦闘した問題はほんのわずかで、その多くは、はじめてみるような問題形式で、なんとなく解答が分かる問題でした。但し、その解答があっているかどうかは別です。試験を終えた後、この問題だったらもっと別な勉強方法があったような気がしました。

[財務]
 財務は最悪でした。財務も想定している問題が半分ぐらいで、全く見たこともないような問題が半分ぐらいでした。この場合、想定した問題が正解すれば足きりにならずに済むのですが、想定した問題の多くは計算問題です。やってみると、出題形式が択一なのですが、択一の解答と計算結果が合わないのです。60分しか試験時間がないのに、最初の問題は、10分近く時間をかけてしまいました。そのため、そこから後は、頭の中が真っ白です。このとき、数字に強くならないと合格ラインに近づけないことを強く感じました。

[企業経営論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営政策]
 残りの試験は、正解かどうかは分からないけれど、何となく解答が分かった問題ばかりでした。時間的にも余裕があり、難しいとは感じませんでした。ただ、過去問5年間分をしっかりやっていれば、もっと安心感を持って受験ができたと思います。
 全体的にはそのような印象だったのですが、その中で、経営情報システムだけが、他の科目と状況が違っていたようです。出題内容は、IPAの午前Tの試験で出題されるような内容をもう少し難しくしたような印象を持ちました。過去問セレクトで見た問題は、シリアル接続のデバイスは何かとか、可逆性の画像データはどれかといった内容の出題が多いという印象だったのに、想定を裏切られ、最初の数問はかなり焦りました。
 ただ、数問解いた後は、解答の仕方が何となく分かったので、落ち着いて解くことができました。IPAの試験から遠ざかっていますが、来年ネットワークエンジニアの試験を受けてみようかなと思ったトピックでした。

[あとがき]
 結果は?っと言う話になるのですが、私の場合、自己採点用に記録を残すと言うことをしていませんでしたし、念頭に全くありませんでした。そのため、問題用紙を持ち帰ってきたのですが、中小企業経営政策以外は、おおよそのことしか言えないので、点数については、採点者の方にお任せしたいと思います。
 以上のような状況で、財務の「ぬりえ」が上手にできていれば、もしかしたら1次合格しているかもなんて期待を持っている状況です。まっ、他の科目も正解だと確信を持てるのは、計算問題しかなく、その他はあっているのかどうか分からないのですが・・・?そのような状況ですが、現在、中小企業診断士2次試験の勉強をしています。Studyingの講座ですが、2次対策がついているので、そちらを現在受講中です。
 もし、1次に落ちても来年に生きてくるでしょう?
 それと、同時並行的に以下のことを年末にかけて実施していきたいと思います。

❶財務、経済学・経済政策の知識に基づくシステム開発
❷数学検定1級から5級までの勉強
❸ネットワークスペシャリストの受験準備

 ❶は、姉妹サイトでシステム開発の状況についてブログで書いているのですが、そのシステム開発の一貫として、システムを作りながら、知識を実用性のあるものにしていきたいと思います。ただ、今年中は、全ては無理かな?
 ❷は、今回計算力がないことを痛感しました。そのため、やろうと持っているのですが、AIプログラミングするのにも、数学の知識は必須です。やらなければ、やらなければと思い、今に至っているので、いい機会です。是非達成したいと思います。
 ❸は、来年の4月にネットワークスペシャリストの試験があります。その試験に向けた準備をしたいと思います。中小企業診断士の試験を受けるなら、応用情報技術者試験だという人がいますが、情報処理安全確保支援士の資格をもっている立場からすると、その試験って、ちょっと、違うのですよね・・・。自分の技術の延長線上にないというか・・・。

 試験が終わってから数日頭痛がひどく寝込んでいました。実は、試験当日も、試験問題を見ていると文字がちかちかし、カスミ、頭痛がするという症状があったのですが、やっと、試験を終えて4日目で体調が良くなりました。

 今後、姉妹サイト、「ゼロからはじめるシステム開発」、「中小企業診断士勉強への道」いずれかの更新をできるだけ毎日する予定ですので、もしよろしければお付き合いください。

 では、また!

追伸・・・。
8月11、12日は、お休みをいただきます。

■ゼロからはじめるシステム開発
https://fanblogs.jp/bahamuteve/

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