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2022年03月05日

「おみくじの和歌」がクラウドファンディングの為だって知ってた?

305omiku.png


「おみくじの和歌」誰が詠んだのかワカランじゃイカンだろ!




神様のお告げは「御御籤」から、と
口をすっぱくして日々
お伝えしていましたが・・・







和歌の詠み人が不明・・・
和歌の出典が不明・・・








そんなことあっていいのか!
そんなことイカンでしょ!







と、バーバラ真っ青。

というのも




先日




風吹けば 風ふくままに 港よしと 百船千船 うちつどいつつ


かぜふけば、かぜふくままに、みなとよしと、ももふねちふね、うちつどいつつ




というお告げで
運気の流れを鑑定させて
いただいたの!








この、詠み人不詳の和歌
気になるじゃ、ありませんか!




304mikuji.jpg






調べたところ







現在のおみくじのルーツは、
明治38年(1905年)に遡る。







二所山田神社
21代目宮司、宮本重胤が、









当時男性しかなれなかった神職に
女性も登用すべきだと訴えて
大日本敬神婦人会を設立する。










この運動や機関誌「女子道」を
発行する資金を捻出するべく
考え出されたのが
おみくじなのだったとのこと。








女性宮司さんがいなかった、
というのも知らなかったけれど







婦女子の啓蒙雑誌を
発行するための資金捻出のため
今のおみくじが作られたなんて!







今で言ったら
クラウドファンディング!








当時は、大きな神社が作る
木版のおみくじしか
なかったため、
全国の神社に喜んで迎えられた。







そして宮本重胤氏が
和歌の歌人であった関係から、
おみくじにも和歌を入れた。







女子道社製おみくじの和歌は全て、
21代目の宮本重胤氏(明星派)と、
22代目の清胤氏(アララギ派)が
詠んだということらしい。







この和歌は、宮本重胤氏と
22代目宮司・清胤氏が





「1000年を越える奉仕神社の
杜に夜々に潔斎をしてこもりつつ、
神前に御祈願をこめ、
ご啓示をたまわって書き上げた」


そうだ。










失礼ながら・・・
おふたりは、歌人としての
知名度は低いけど・・・











「もっとも詠まれている歌人」
という事になりますよね?







こうして誕生したおみくじは
創設当時から100年も文面や
スタイルは変えられていない。










原版をもとに山口県の
とある印刷所の輪転機で印刷され、
手作業で折りあげられている。







昨今では文章が固いため、
『現代風に表現を変えて欲しい』
と要望を出す神社もあるらしいの。










その一方では、
『現代風にしないほうが
おみくじらしくていい』という
声も多く、文章は昔のまま。










その一方で、最近の資料では
「おみくじの内容は
5年に一度見直される」ともあった。







文面の内容が変われば、
和歌も変わりそうな気がするが、
先述の通り和歌は変更なしのよう。


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