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2015年01月06日

優しさゆえに黙ってしまった

晩御飯はいつも、母と祖母と三人。


祖母が、ズルズルくちゃくちゃ音をたてて食べる。


それが嫌で、私はただ身体を背ける。
母が怒鳴る。
「口を閉じて噛んで!くちゃくちゃ音がするから!」

耳が遠いから、その声は絶叫で。


母のその声を聞くたびに、
この間のように悲鳴をあげたくなる。
たとえはわるいけど、おならをした時に急に大きな物音をたてて誤魔化すように、母が叫んだ瞬間、テレビのリモコンをテーブルでガチャガチャしたり、ドレッシングの瓶に手を伸ばしたりしてしまう。

体が、逃げているんだなぁと
今日気づいた。

嫌で仕方ない。
叫ばないで、と母にお願いするけど
「耳が遠いから!聞こえんのやから!」と言われる。
叫ばずに、口の動きとジェスチャーで伝えれば良いよと言うと「そんなことせんといけんの」とハブてられる。


妹は、これも嫌で逃げ出した。
妹単体ならともかく、
教育段階の小さな子供や、愛する夫の前で大声で怒鳴られる環境は、耐え難かったと思う。
育児疲れが重なっていれば、イライラはさぞ積もっただろう。


どうして私はあのころ、毎晩家にいなかったのだろう。
どうして私はあのころ、もっと上手に出来なかったのだろう。


祖母は、食後に大きなゲップをして(毎晩だが)、また母に怒鳴られた。
私は黙って、自分の茶碗を流しに運びに立ち上がった。


母だって、
私のために怒鳴っているのだ。
二人きりなら「も〜」で終わってるに違いない。私に、悪いと思っているから。

私が直接文句を言っていればこんなことにはならない。
母も、私が我慢してることに気づくから、自分が悪者になって私の代弁をするのだ。


みんながみんな、顔色を伺っている。もとは、優しさゆえに黙ってしまったことが原因。


どうしてうまくできないんだろう。



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posted by からっぽ at 21:13|
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