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2020年06月13日

(長文です)私にできることはもうない。忘れてはいけない。

今日は、ものすごく疲れました。

長文ですが、時系列で書くので、
ぜひ私になったつもりで、景色を想像しながらお読みください。



退院は午後の予定だけど
大雨で、雷注意報まで出たので、
朝から迎えに行きました。

朝イチでナースステーションに電話すると
「本人さんも雨を心配してましたので
いつでもどうぞー」
とのこと。


コロナ対策で、
駐車場から病棟に入るにもインターホンで開けてもらい、
一階まで降りて検温して許可書もらって、やっと病棟について

そしたらナースステーションには人はいないし

お薬の用意は出来てないし

そのうちに雨は降り出すし

無人のナースステーションで20分待ち、
ようやく手続きを終えて、
車椅子と、
押しぐるまと、
2月からの入院荷物4個を軽自動車に詰め込み、出発。


途端に父が、うどんが食べたいと言いだす。


雨も降るし、コロナも心配だから
外食はまた今度改めてにしようね、と
コンビニでごぼ天うどんを購入。


アパートに車を横付けして父を降ろして安全な場所に立たせて
横のコインパーキングに車を入れて父の元に駆けつけて、部屋にたどり着く。

父に水を飲ませるのも忘れて
そこから、大荷物の解体。
洋服をクローゼットに戻しながら
大昔のレトロな上着を取り出しては
「これ着てる?いる?」と確認して
たくさんの服を捨てることが出来た。



冷凍室に、買ってきたお肉やうどんを
入れようと開けると
大半を霜が占めていたので、急遽霜取り。

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なんとか冷蔵庫に詰め込む。

ここまで三時間。
トイレもかび臭いし、
でもごめんよ、ヘルパーさん頼む…と
諦めて、帰ることにする。

コインパーキングを精算して
車に乗り込んでふと気づく。


この後、たしかソーシャルワーカーさんや
介護器具の人も父の家に来てくれて
合流するんじゃなかったっけ?
私も立ち会うんじゃなかったっけ?
たしか退院打ち合わせの時、そんな話だったような…


慌ててソーシャルワーカーさんに電話をすると
やはりそういう話だった。
ガッカリしてアパートに戻る。

三十分ほどして、続々と関係者がやってくる。


六畳のワンルームに、
私と父、
ソーシャルワーカー、
介護事務所の偉い人、
ヘルパーさん、
介護器具屋さん、
あと、なんか忘れたけど、
ずっと父に携わってくれて
あちこち連絡とってくれてる男性。
この人に至っては、今日は休みでボランティアで来てくれていた。
か、帰らなくて良かった


彼らが、あっという間に、
退院後の父の暮らしを組み立ててくれた。
父が実際にベッドに横になり、
そこからどこを掴んで起き上がるのか…
ヘルパーさんが作りおいてくれた食事を
冷蔵庫から取り出せるように冷蔵庫を動かし、
ベスポジと呼ばれる突っ張り棒を天井と床の間に突っ張らせて
それを掴んでレンジでチンするまでの動きを確認…などなど。

ここぞとばかりにヘルパーさんが
「汚れまくったカーペットを捨てたいけど
介護ベッドが重くて動かせない」
と言い出し、男手のあるうちにみんなでベッドを動かしてカーペットを引き抜き、
ついでに「エアコンのフィルターも外して」と言い出してそれも洗い(笑)、


こういうドタバタを、
私は、ずっと壁側に寄って
黙って見ていました。

色々手伝いたがる騎士心をグッと抑えて
「この人たちは私よりずっとプロで
この男性たちは私よりずっと力持ちで
だからお任せして大丈夫なのだ」
と、頑張って見ていました。


ひたすら、
父がいつも持ち歩いているバッグに
10センチの厚さもあるたくさんの封筒を
片っ端から開けて
「これは捨てていい?」
「これも捨てていいね?」と
捨ててました。
ほとんどが、大昔からの生活保護費の金額のお知らせ通知でした。


数日前に大汗かきながら持ち込んだ
小さなテーブルは、結局必要ないということになり
持ち帰ることに。



父は昔から、
いつも大金を持ち歩く。

今日も財布の中には
お札が20枚くらい入っていた。

一万円札が六枚。
あとは千円札。


ヘルパーさんに買い物代を渡す以外に
必要ないのだから
貯金しておこうと提案したが、
大丈夫大丈夫という。

「友達が来た時とか、恐ろしいでしょ、
せめて部屋に隠しておけば」
と言うも、
「部屋になんで隠せない。トイレ行く時もこの財布を持っていくんだ」
と言う。

つまり、すでに一度盗まれたことはあるわけだ。
それでも「友達」を切れずにいるのだろう。

部屋を片付けていると、
たくさんのメモが出てきた。
○月○日、4000円貸し
090-○○……

ほんとにたくさん出てきた。
「貸してるの?!」と聞くと
「前のメモ。もういらん」と言う。
とてもこのメモたちを管理出来ているとは思えない。
踏み倒されているのだろう。


財布にあるお金はきっと、あっという間になくなるんだろう。
口すっぱく、お金を使わないでわ使わないでと言って、
どんどん父が無言になり、

じゃあ帰るねと、部屋をあとにした。
最後に「お金、気をつけてね。もう私、貸せないから」と言ってわかれた。


もう夕方だ。
何時間いたんだろう。
二度目の駐車場で、また200円。

200円を二回払っただけで
さっきの父のメモが頭に浮かんで涙が出た。


彼氏がいつも私に言うんだ。

仕事に行くのに水筒入れ忘れた日とか
「カラ子が忘れたって、俺は自分でなんとかする。
なんでもかんでも私がやらなくちゃ、私が、私がって思わないことだ」
っていつも言われる。

私が父にしてあげられることは
多分もう、あまりない。
そして、お金に関しては、まったくない。


もう絶対貸さない。
足りなくても貸さない。
家賃が払えないと連絡がきても、
「私は」貸さない、もう貸さない。

私はこれを覚えていなくちゃいけない。
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posted by からっぽ at 17:26| Comment(2) |
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