山形といえば、何を想像しますか?
暑い夏でしょうか?
暑い場所だからこそ、涼しい工夫を多くしている場所とも言えます。
山形にはひんやりするものがたくさんあるんです。
暑い夏に、涼を求めて山形に出かけてみましょう。
山形の名物とは?
冷やしシャンプー
関東では知らない人も多いかもしれません。
私も知りませんでしたが、山形では暑くなると理容店、美容院ののぼりや張り紙に『冷やしシャンプー始めました!』と掲示されるのだそうです。
夏に『かき氷始めました!』とか『冷やし中華始めました!』的な感じでしょうか。
山形に行けば夏の風物詩となった『冷やしシャンプー』の青いのぼりが立てられています。
冷やしシャンプーってどんなものでしょうか。
1980年に山形で独自の調合をして開発されたのが冷やしシャンプーなのです。
シャンプーにメントールの成分が含まれており、爽快感と清涼感溢れる心地よさを体験できるという代物です。冷やしシャンプーを体験しようと、全国からわざわざ訪れるお客様もいるほどです。
山形に行ったら是非試してほしい、夏の風物詩『冷やしシャンプー』を体験してみましょう。
冷たい肉そば
頭がひんやりしたら、今度はお腹の中から涼を楽しみましょう。
山形のB級グルメ「冷たい肉そば」を堪能してみませんか?
山形県河北省の発祥といわれる郷土料理になります。
具のメインはネギと歯ごたえのある親鳥の鶏肉になります。
つゆは鳥の出しで、脂が固まらないで冷たく召し上がることができます。
のど越しも良いので夏には食べやすく、消化にも良いのがいいですよね。
ウイキペディア
冷やしラーメン
蕎麦といったら次におススメするのはラーメンです。
日本人はラーメン好きですからね。
夏に熱いラーメンは汗だくになるのでちょっと!という方にもおすすめなのが「冷やしラーメン」です。
夏といえば「冷やし中華」が日本では定番ですが、冷やしラーメンは冷やし中華とは違うのです。
冷やしラーメンも発祥は山形なんですね。
普段食べる醤油ラーメンが冷たくなったものとご想像ください。
場所に寄っては氷もスープに浮いています。
冷やし中華のような酸味がない、本当のラーメンが冷えているもの、それが冷やしラーメンです。
山形のだし
こちらの関東でも店舗においてあるほど山形の有名グルメ「だし」ですが、やっぱり本場物を食べてみなければ始まりません。
新鮮なナス、キュウリ、みょうが、大葉、刻み昆布などの野菜を切り刻み、醤油やめんつゆなどで混ぜ合わせたもを「山形のだし」といいます。
暑い夏は食欲が落ちる人も多くいます。
そんな時に白いご飯にのせてさらさらと食べられる「山形のだし」は、のど越しも良く、食欲も増進する人間の知恵が作り出した郷土料理になります。
農林水産省(我が家の郷土料理)
見どころも満載!大自然いっぱいの山形!
旅といえば観光ですよね。
日頃の疲れやストレスを発散させるには、大自然の恵みに触れることです。
幻想の森
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最上川での船下りで美しい景勝地を堪能した後、この最上教の奥深くには幻想の森という場所があります。
観光客が余り行き過ぎるとゴミの問題なども増えるので、秘密にしたい場所でもあります。
この幻想の森には樹齢千年を超える天然杉が群生しています。
厳しい風雪に耐えてきたこれらの杉の風貌は、感嘆の声が上がるような幻想的な姿をしています。
まるで太古の時代にタイムスリップしたような感覚に襲われ、感動すること間違いないでしょう。
心が疲れている人、都会につかれている人には心身ともに癒される場所かもしれません。
羽黒山の五重塔
日本には多くの山岳信仰が残されています。
富士山もその代表ですよね。
この山形には「出羽三山」という3つの山府があり、羽黒山、月山、湯殿山が有名です。
この出羽三山の旅は「生まれ変わりの旅」といわれ、羽黒山は現世、月山は前世、湯殿山は来世といわれています。
来世の幸せを願う地とされているそうです。
その中の羽黒山を進んでいくと、東北地方で最古の塔といわれる五重塔が姿を現します。
昔の人たちもこの道をたどり、五重塔を見ていたのかと思うと感慨深い気持ちになりますね。
今年の夏は、この五重塔のライトアップがされているようです。
漆黒の闇に浮かび上がる五重塔の姿は幽玄の世界に迷い込んだような気持にしてくれることでしょう。
銀山温泉
山形で有名な銀山温泉ですが、ノスタルジックなレトロ感がたまらない温泉街の一つです。
銀山川の両岸には木造で出来た温泉旅館が立ち並んでいます。
今は令和?と思うほど時代がタイムトリップしたような景色に心もわくわくすることでしょう。
また、夕暮れになるとガス灯に火がともり、さらに雰囲気が増してくる温泉街です。
その目で見ないとわからない、そんな不思議なムードのある銀山温泉、1度は訪れてみたい場所です。
山形花笠まつり
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毎年8月5日、6日、7日の3日間には山形花笠まつりが開催されます。
1万人を超える踊り手が、旧山形県庁舎の文翔館に向かい中心街から踊り歩く光景は一見の価値があります。
コロナでの自粛期間も明け、今年の花笠まつりは人でにぎわいそうですね。
旅館などのご予約は早めの方がいいでしょう。
山寺
1100年前に創建された名刹立石寺は別名「山寺」で親しまれています。
1015段という石段を上った先にせみ塚があり、そこには有名な松尾芭蕉がよんだ句が刻まれています。
「閑さや岩にしみいる蝉の声」の句はこのお寺を見た芭蕉が詠んだ句といわれています。
1015段の階段はきつい!そう思いますよね。しかし、この長い階段を1歩上るごとに煩悩が消滅するといわれています。
煩悩が多い人は、山寺のこの1015段の階段に挑戦すると、新しい自分に生まれ変われるかもしれませんよ。
夏の山形、おすすめの宿
萬国谷
千年の歴史と文化、あつみ温泉のやすらぎを守る宿
創業300余年。
「プロが選ぶ日本のホテル、旅館100選」に40年連続で入賞した老舗旅館です。
文人、松尾芭蕉や与謝野晶子などが訪れた名湯でもあります。
豪快な大岩がたたずむ露天風呂では季節の花々を愛でる野趣あふれる湯あみがご堪能できます。
また、季節の花を添えた畳みの香り山を楽しみ、水を楽しむ「楽山楽水」の季節会席膳などでおもてなしをしてくださいます。
たちばなや
350年の歴史が織りなす、自然あふれる癒しの空間
とてもお庭の美しいお宿です。
玄関を入ってすぐに目に入る美しいお庭の緑に癒されることでしょう。
また、長い時、お客様の心身を癒してきた温泉は広々として清潔感があり、ゆったりとくつろげる空間になっています。
ホテル前には足湯があり、宿泊者以外の人も疲れた足を癒すことができます。
八右衛門の湯 蔵王国際ホテル
美肌効果のある源泉かけ流しの温泉で極上の湯悦を
蔵王で100%源泉かけ流しの湯。
マルタの梁を組んだ大浴場は、硫黄の香りと木のぬくもりに包まれた荘厳な空間になっております。
石造りの露天風呂では蔵王の四季が目の前に、湯の花が湧く硫黄泉をじっくりとご満悦できます。
山形牛をはじめ、旬の味わいのあるお料理がお客様の舌も楽しませてくれます。
夏に素敵な旅を!
今年の夏は1度限り!
コロナのような出来事はいつ起こるかわかりません。
来年でいいや、なんて言っていたら旅行に行ける機会が無くなってしまうかも!
思い立ったら吉日とも言いますよね。
今年の夏を素敵なものにするために、大自然あふれる山形の旅をご堪能ください。