2010年11月26日
福島、女子初2冠!200も金/ア大会
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フルーツメール
アジア大会第14日(25日、中国・広州)陸上女子200メートルで、福島千里(22)=北海道ハイテクAC=が23秒62で快勝。82年ニューデリー大会の磯崎公美以来28年ぶりの優勝で、日本女子として史上初めて100メートルとの2冠を達成した。26日の400メートルリレーで3冠を狙う。ハンドボールの女子準決勝で日本が、90年北京大会で採用されてから5連覇していた韓国を29−28で破る波乱を起こし、銀メダル以上を決めた。地元・中国との26日の決勝で初の金メダルを目指す。
ゴールを切ると、両ほおに手のひらを当て、喜びをかみしめた。
「金メダルを獲ることを目標にしてやってきた。ホッとしているし、本当にうれしいです」
“快足天然娘”福島が44年ぶり金メダルの100メートルに続き、200メートルも制覇。女子史上初の100、200の2冠を果たし、またひとつ歴史のページを塗り替えた。
100分の1秒差で逃げ切った100メートルから一転し、この日は余裕のレース運びだった。全体3番目の0・165秒の反応を見せたスタートから一気に加速してトップに立った。終盤、やや足が止まりベトナムとウズベキスタンの選手に追い上げられたが、「疲れですね〜。みんな疲れているんでしょうね〜」。のんびりした独特の口調でニコニコ振り返った。
同い年のライバルが刺激になっている。レース後の取材エリアで、「やったね」と声をかけ福島をねぎらったのは6位に入った高橋萌木子(平成国際大)。中学時代からしのぎを削る大親友だ。福島は今年5月の静岡国際で日本女子初の22秒台をマークしながら、直後の日本選手権(6月、香川)で高橋に惜敗。今季“走れば記録更新”という状況だった福島にとって、慢心を許さず進歩を促す状況を作っているのは、一番身近な高橋の存在あればこそだった。2冠達成した福島にはまだ目標が残る。26日の400継には高橋とともに出場予定。「みんなと一緒に獲る金メダルはひと味、ふた味違うんじゃないかなあ」。成長の場となったアジア大会を締めくくるのは、親友と並んで立つ1位の表彰台と決めている。
【15秒バージョン】