セ・リーグ新人王に輝いた巨人の松本が１日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、５倍増の３０００万円でサイン。

　育成選手だった入団当初の２４０万円から３年間で１０倍以上の昇給を果たし、「これだけ評価してもらえてうれしいし、更にやらないといけないという気持ちになった」と笑顔を見せた。

　３年目の今季は、自身初の開幕一軍入りを果たすと、粘り強い打撃と俊足を生かした堅守で出場機会を増やし、「２番・中堅」に定着した。

　ペナントレースでは１２９試合に出場し、打率２割９分３厘で、リーグ３連覇に貢献。日本シリーズでも存在感を見せた。

　来季に向けては「規定打席に立って３割打ちたい。盗塁王争いもしたい」。背番号が「３１」に変わることを明かし、「更なる活躍が求められていると思う。心機一転、一からやっていきたい」と決意を述べた。

　またこの日、古城が８００万円増の３４００万円、金刃が２００万円減の２２００万円でサインした。（金額は推定）