2010年09月14日
吉田えり、貴重な経験「つらい日が多かった」
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ナックルボールを武器に野球の米独立リーグに挑戦した女性選手、吉田えり投手が公式戦を終えた。いずれも先発で8試合に登板し、25回2/3を投げて0勝4敗、防御率12・27。18歳には厳しい現実だったに違いない。
吉田は「正直、つらい日の方が多かった」と、カリフォルニア州に本拠を置くチコ・アウトローズでの日々を振り返った。5月29日のデビュー戦は3回5安打4失点。6月24日に最長の5回を投げたのを最後に、早期降板を繰り返すようになった。終盤は右肩の違和感にも悩まされた。
被安打34を上回る36四死球。生命線であるナックルの制球に苦しんだ。試行錯誤を続ける中、フォーム修正にも取り組んだが、新フォームでの登板は1度しかなかった。
それでも、テンプルトン監督は「彼女はよくやった。失望はしていない」と、一人の選手として吉田を評価した。大リーグや傘下のマイナー経験者も集まるリーグ。同監督は「ここでの経験から多くのことを学び取ったと思う。それを今後に生かせるかどうかだ」と話し、吉田のボールを受けることが多かったアルコンブラック捕手も「適応力は素晴らしかった。期待以上の投球をしてくれたこともあった」と評価した。
勝利投手になることはできなかったが、吉田は「数え切れないほど勉強になった。ここに来てよかった」。数字だけでは表すことのできない貴重な経験を、その肌で感じたシーズンだった。
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