2010年06月15日
日本、チーム一丸でつかんだ勝ち点「3」
♪☆お時間の許す限り、広告も是非見ていってくださいね☆♪
南アフリカW杯・1次リーグ第4日(14日、日本1−0カメルーン、ブルームフォンテーン)試合終了を告げるホイッスルが鳴った瞬間、ベンチにいた選手はピッチへ飛び出した。そこかしこにできる歓喜の輪。日本は初戦でほしかった勝ち点3をつかみ取った。「チーム一丸の勝利」。長谷部は誇らしげに胸を張った。
チーム一丸−。それは試合前から始まっていた。国歌演奏時、ピッチ上のイレブンも、ベンチにいる控え選手もスタッフも、みんな肩を組んで君が代を口ずさんだ。チーム発足以来、初めての光景だった。
「肩、組もうよ」。ロッカールームで言い出したのは闘莉王だったという。主将の川口が選手全員に伝え、ゲームキャプテンの長谷部がそれならと「ベンチも組んでくれますか」と岡田監督にもお願いした。もちろん指揮官の答えは「いいよ」。断る理由がなかった。
前半39分に先制ゴールを決めた本田は、長い距離を走ってベンチの仲間に飛びついた。「(中村)憲剛に(点を取ったらベンチに)『来いよ』といわれていた」と本田は打ち明ける。控え選手は90分間、ピッチ上の選手を鼓舞し、ピッチ上の選手は控え選手の分まで責任を持って戦う。これぞ「チーム一丸」だろう。
4年前は違った。個々の能力は今回のチームより高かったが、主力と控えの温度差が大きく、最後まで一枚岩になれなかった。結果は惨敗。中沢、中村俊ら前回ドイツ大会を経験した選手は、そのことを今でも悔いている。
逆に言えば、4年前の失敗があったから、誰もがチーム一丸となることの重要性を知っていたともいえる。この日の日本にひとりよがりのプレーはなかった。ベンチも含め、同じ方向を向いていた。「(矢野)貴章もオカ(岡崎)も、点を取りたい、活躍したいではなく、勝つためにプレーしていた」。中沢はうれしそうに途中出場の2人をたたえた。
岡崎は言う。「チーム一丸じゃないと勝てなかった」。日本は続くオランダ、デンマーク戦へ向け、勝ち点3以上のものを手に入れた。
【15秒バージョン】
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
Posted by PETER RABBIT at 19:54
| この記事のURL