2011年01月10日
ザック日本 吉田のロスタイム弾でドロー
「アジア杯1次L、日本1-1ヨルダン」(9日、カタールSC)
日本土壇場で追いついた‐。2大会ぶり4度目の優勝を狙う日本(FIFAランク29位)は1次リーグB組初戦でヨルダン(同104位)と対戦。1点を追う日本は、後半ロスタイムに入った47分に、初スタメンのDF吉田がヘディングシュートを決めて同点にして、かろうじて引き分けた。前半終了間際にヨルダンに先制点を許し0‐1で前半を折り返す苦しい展開。後半もゴールが遠かったが、最後の最後で追いつき勝ち点1を獲得。昨年のW杯南アフリカ大会で16強入りした日本は、W杯後に就任したザッケローニ監督の下で初の公式大会で、13日(同14日未明)にシリア、17日にはサウジアラビアと対戦する。
◇ ◇
時計の針が進むたび、ザッケローニ監督の表情が引きつっていく。ザックJAPANの真価が問われる公式戦・アジア杯の初戦は青息吐息の引き分け劇。国内はもちろん、アジア諸国からも注目を集める青き侍が、大いに苦しんだ。
ゴールが遠い。終始ボールをキープし、試合をコントロールしながら点が入らない。前半7分にはMF遠藤、長谷部、本田圭とワンタッチパスで中盤を崩すと最後はFW前田が左足シュート。その後もヨルダンを相手に攻め込むもゴールを割れず。
指揮官が積極的に振るったタクトも実らない。後半開始にはFW李忠成を投入。さらに同13分には不調のMF松井に代えてMF岡崎を投入し、MF香川をトップ下にMF本田圭を右MFに配置するなど手を尽くしたが、ゴール前を固めるヨルダンゴールのネットを揺らすことはできない。後半終了間際に、左CKからDF吉田が何とか同点弾を叩き込んだが、負けてもおかしくない展開だった。
前半終了間際に被弾。自陣左サイドの突破を許すと、ボールは中央で待ち構える相手MFアブデルファタハへ。遅れて飛び込んだ遠藤があっさりかわされると、放たれたシュートがDF吉田の左足に当たりコースが変わり先制点を許した。
戦う姿勢に疑問符が付く。ザッケローニ監督は「選手たちにも伝えるが、気を引き締めて明日の試合に臨まないといけない。楽な戦いは1つもない」と話していたが、ピッチ上ではボール際では相手との接触を避けるようなシーンも。南アW杯や10月のアルゼンチン戦で見られたがむしゃらさや、泥くささは敗戦直前に追い詰められるまで見られなかった。
「一戦目は非常に大切。そこでいい結果を残せばいいスタートを切れるからだ」と話していた指揮官だが内容、結果ともに消化不良感が詰まったドロー発進だった。
日本土壇場で追いついた‐。2大会ぶり4度目の優勝を狙う日本(FIFAランク29位)は1次リーグB組初戦でヨルダン(同104位)と対戦。1点を追う日本は、後半ロスタイムに入った47分に、初スタメンのDF吉田がヘディングシュートを決めて同点にして、かろうじて引き分けた。前半終了間際にヨルダンに先制点を許し0‐1で前半を折り返す苦しい展開。後半もゴールが遠かったが、最後の最後で追いつき勝ち点1を獲得。昨年のW杯南アフリカ大会で16強入りした日本は、W杯後に就任したザッケローニ監督の下で初の公式大会で、13日(同14日未明)にシリア、17日にはサウジアラビアと対戦する。
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時計の針が進むたび、ザッケローニ監督の表情が引きつっていく。ザックJAPANの真価が問われる公式戦・アジア杯の初戦は青息吐息の引き分け劇。国内はもちろん、アジア諸国からも注目を集める青き侍が、大いに苦しんだ。
ゴールが遠い。終始ボールをキープし、試合をコントロールしながら点が入らない。前半7分にはMF遠藤、長谷部、本田圭とワンタッチパスで中盤を崩すと最後はFW前田が左足シュート。その後もヨルダンを相手に攻め込むもゴールを割れず。
指揮官が積極的に振るったタクトも実らない。後半開始にはFW李忠成を投入。さらに同13分には不調のMF松井に代えてMF岡崎を投入し、MF香川をトップ下にMF本田圭を右MFに配置するなど手を尽くしたが、ゴール前を固めるヨルダンゴールのネットを揺らすことはできない。後半終了間際に、左CKからDF吉田が何とか同点弾を叩き込んだが、負けてもおかしくない展開だった。
前半終了間際に被弾。自陣左サイドの突破を許すと、ボールは中央で待ち構える相手MFアブデルファタハへ。遅れて飛び込んだ遠藤があっさりかわされると、放たれたシュートがDF吉田の左足に当たりコースが変わり先制点を許した。
戦う姿勢に疑問符が付く。ザッケローニ監督は「選手たちにも伝えるが、気を引き締めて明日の試合に臨まないといけない。楽な戦いは1つもない」と話していたが、ピッチ上ではボール際では相手との接触を避けるようなシーンも。南アW杯や10月のアルゼンチン戦で見られたがむしゃらさや、泥くささは敗戦直前に追い詰められるまで見られなかった。
「一戦目は非常に大切。そこでいい結果を残せばいいスタートを切れるからだ」と話していた指揮官だが内容、結果ともに消化不良感が詰まったドロー発進だった。
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