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リールが首位を死守、リヨンはマルセイユを抜き3位に

11日から12日にかけ、フランス・リーグ1第17節の試合が行われ、最下位のアルル・アビニョンに辛勝したリールが首位の座を守った。2位はネネの2ゴールでバランシエンヌを下したパリ・サンジェルマン(PSG)で変わらず。マルセイユはオセールに1−1で抑えられて5位に落ち、トゥールーズに勝ったリヨンが3位に浮上した。リヨンが3位以内に入ったのは、今シーズン初。またボルドーと引き分けたレンヌは、4位に後退した。

 11日に行われた首位のリールと最下位のアルル・アビニョンの対決は、リールの圧勝という下馬評からは程遠い接戦となった。攻勢に試合を始めたリールだが、シーズンが進むにつれアグレッシブさを増しつつあるアルル・アビニョンは折を見て速攻を仕掛け、次第に試合内容は拮抗(きっこう)したものに。52分に2度目のイエローカードを食らったアルル・アビニョンのアイ・ベンイディルが退場となった後も、リールは完全に主導権を奪い返せないでいた。しかし、ロスタイムに入った93分、オブラニアックのクロスをまずアザールがヘッドで左に流し、デメロがこれを再びヘッドで突いてゴール。リールは最後の瞬間に勝ち点3をもぎ取った。

 一方、PSGはまたもブラジル人ウイング、ネネの活躍で勝利をつかんだ。0−0で前半を終えた後の47分、ボドメール、ネネ、オアロー、再びネネへとパスが渡り、ネネがペナルティーエリア左寄りからシュート。これが決まってPSGが先制する。バランシエンヌも82分にアブバカールのゴールで1点を返すが、その2分後、またもネネが、一度上がってから沈む見事なループシュートをゴールに滑り込ませ、チームに勝ち越し点をもたらした。

 反対にディフェンディング・チャンピオンのマルセイユは、変わらずアップダウンの激しい歩みを続けている。オセールと対戦したマルセイユは、8分にブランドンのクロスをレミーがヘッドで決めて先制するが、39分、ペナルティーエリアの入り口付近でDFがオセールのケルシアを倒してしまい、オセールにPKが与えられる。議論の余地あるこの判定の直後、レッドカードを取り出した主審が最初、誰にそれを与えるか分からずためらうという異様な場面が見られたが、結局エムビアが退場となってマルセイユは10人に。オセールのビルサがPKをきっちりと決めてスコアが1−1となり、数的劣勢を負って苦境に立たされた後もマルセイユは攻めの姿勢を失わなかったが、試合は結局そのままのスコアで終了した。

試合後、審判の判定に激怒したマルセイユ幹部たちは「審判がわれわれから(勝利を)盗んだ」と毒づいたが、監督のディディエ・デシャンは「選手たちを誇りに思う。しかし、われわれの努力は報われなかった。不利な判定がいくつかあり、どうしようもなかった」と言うにとどめた。マルセイユはこの引き分けで5位に落ちただけでなく、次節の対リヨン戦で、すでに出場停止処分を受けていたディアワラ、そしてエムビアと、2人の主力DFを使えないことになる。試合後、エムビアは「ファウルはペナルティーエリアの外であり、なぜ退場になったか理解できない。リヨン戦でプレーしたいんだ。クラブが上訴してくれるよう祈る」と処分に対する不満を隠さず。一方、この判定を下したフォトレル審判は「不安だ。判定にあまり自信がない。映像を見て確かめなければ」と発言していた。

 そんな中、12日にトゥールーズと対戦したリヨンは、リサンドロ・ロペスとゴミスのゴールで2−0と危なげなく勝利を収め、リーグでの無敗記録を10に伸ばした。まず5分、GKがバストスのシュートをはじいたところをロペスがヘッドで決め、35分にはロペスの縦パスを受けたゴミスが2点目をたたき込んだ。

 試合後、リヨンのクロード・ピュエル監督も「最後まで集中力を切らさず、しっかり組織できていた。とてもいい内容の試合だった」と満足感を吐露。GKのロリスは「出だしは相手の方が良かったにもかかわらず、非常に早い時間帯に得点でき、リサンドロのゴール後はしっかりボールキープができていた。僕らは精神姿勢という面で、状況を打開したんだ。いまや皆がチームのためにプレーしている。プレー面ではまだ完ぺきではないが、チームスピリットでは本当に素晴らしい。このチームには高い実力がある。そして僕らは、自信を取り戻した」と話した。


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サッカー小僧
始めまして、自称『サッカー小僧』です。 もぅ、現役は離れておりますが、サッカーに対する情熱は冷めることはございません。 サッカー好きが集まるような、ブログにしたいと思っております。 よろしくお願いします。
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