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１２日に行われたリーガ・エスパニョーラ第１５節、レアル・ソシエダとホームで対戦したバルセロナは、メッシの２ゴールなどにより５−０で圧勝した。これによりバルセロナは、同日にサラゴサを３−１で下したレアル・マドリーとの２ポイント差をキープして首位の座を守った。

　直前の時間帯でのレアル・マドリー勝利の一報を受け、好調レアル・ソシエダを迎えたバルセロナだが、連勝街道を突き進むチームにプレッシャーは皆無だった。前線のビジャ、メッシ、ペドロに中盤のイニエスタとシャビが絶妙に絡むバルセロナは、アウベスも右サイドから相手ペナルティーエリアまで切り込むなど、分厚い攻撃を繰り広げる。完全にレアル・ソシエダを圧倒したバルセロナは９分、メッシのスルーパスを受けたペドロのクロスをビジャが押し込み、あっけなく試合の均衡を破る。

　一方のレアル・ソシエダは、若手成長株のグリエスマンが左サイドから積極的に突破を試みるものの、徐々にバルセロナ守備陣に対応されて攻め手を失う。すると３３分、ペドロとのコンビネーションからイニエスタが決め、バルセロナが２点差として試合を折り返した。

　後半に入ってもバルセロナの勢いは止まらない。開始早々の４７分、右サイドでボールを受けたメッシがアウベスとの３度のパス交換から楽々とゴールを奪い、バルセロナはリードを３点に広げて勝負を決める。その後はレアル・ソシエダを圧倒しながらも追加点が奪えなかったが、８７分にはメッシが個人技から決めると、ロスタイムにも途中出場のボージャンが自らのシュートのこぼれ球をたたき込み、この連続ゴールにより５点差としてゴールラッシュを締めくくった。